第21回(10月20日放送)
熱を出した若葉は二日寝込んだ。快復した若葉はまたアルバイトに精を出す日々だが、批判的な光とつい口論になってしまう。一方、神戸では栄造が造園会社を訪ね歩いていた。その栄造から若葉へ電話がかかってくる。元気だけど就職が決まってないからいまいちだと言う若葉に、「ひとつだけ就職口があるんや」と栄造は言う。
冒頭で若葉の夢のシーンで飫肥城址奧の旧本丸跡の杉林がまた登場した。夢の中のシーンということで少々幻惑的な演出がなされていた。若葉が準一と共にスイートピーの選別の作業を行っているとき、背後に棚に積まれたダンボール箱に「JAはまゆう(日南)」と記されているのが見える(「JAはまゆう」については10月1日放送の第5回の欄を参照)。
家族揃っての朝食風景、「鬼のかくらん」を知らなかった啓太が幸恵に「恥ずかしい」と言われて「知らんこつは知らん、知っちょっこつは知っちょる」と言う。解説するまでもなく「知らないことは知らない、知ってることは知ってる」ということだが、この「知っちょっこつは知っちょる」という台詞がいい。宮崎では確かにあのような言い方をする。「〜ちょる」は「〜ている」との意味で普通に使う。「やっちょる(やっている)」、「見ちょる(見ている)」、「読んじょる(読んでいる)」という具合だ。それが他の語尾と繋がると、「〜ちょっ」と詰まるときがある。「見ちょって(見てて)」、「寝ちょった(寝てた)」というふうだ。だから「知っていること」は「知っちょっこつ」となるわけだ。
その朝食風景、あまりに賑やかなので浩太朗がたしなめるが、のぶが「いっちゃが、いっちゃが」と言う。「いっちゃが、いっちゃが」は「わかば」の劇中でも何度か登場する言葉だ(9月27日放送の第1回、10月7日放送の第10回参照)。この場合は「いいよ、いいよ、気にすることはない」という意味合いで、この言葉の最も象徴的な使い方だと言っていい。
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