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横浜市港北区大倉山〜大曽根台
−太尾見晴らしの丘公園−
早春の太尾見晴らしの丘公園
February 2015
早春の太尾見晴らしの丘公園
横浜市港北区大倉山の太尾見晴らしの丘公園には数は少ないながらも梅が植えられており、早春には鮮やかな色彩を添えてくれる。梅の咲く風景に春の訪れを感じながら、のんびりと散策を楽しむことができる。
早春の太尾見晴らしの丘公園

早春の太尾見晴らしの丘公園

早春の太尾見晴らしの丘公園
太尾見晴らしの丘公園に植えられた梅はほんの数本、“梅林”と呼べるほどの規模ではない。植えられているのは公園東側の遊具類を設置した一角から北へ、「眺めの広場」と名付けられた一角にかけてだ。

遊具類を設置した一角には一本の白梅が立っている。いや、一ヶ所の根方から二本の幹が伸びているから、二本の木が一ヶ所に育ったものか。途中で大きく屈曲した幹が印象的な、なかなか堂々とした樹形である。

そこから北へ辿れば「眺めの広場」に数本の梅が植えられている。白梅もあるようだが、紅梅が多い。疎らに植えられた梅が、場所によってさまざまな表情を見せて美しい。「眺めの広場」は、「眺め」という名が意味するように、そこから鶴見川河岸の風景を見下ろすことができるのだが、梅の花と共にその眺望を楽しむのもよいものだ。

広場の草地ではオオイヌノフグリが咲いていた。これも春の訪れを告げる花のひとつと言っていい。珍しい花ではないが、小さな青い花が可憐で、つい見入ってしまう。

園内には地元の人の姿がちらほらとあるくらいで、観梅客の姿はまったくなかった。観梅を楽しむには物足りないということもあるのか、そもそも地元の人以外にはこの公園で梅の花が楽しめることさえ知られていないのではないだろうか。そのお陰で喧噪とは無縁の静かな観梅散歩を楽しむことができた。
早春の太尾見晴らしの丘公園は、梅の木の数も多くはなく、“名木”と言えるような梅も無く、観梅を目的に訪れるには物足りなさがあるだろう。しかし、人の姿の少ない公園で、のんびりと梅の咲く風景を楽しむのも良いものだ。人混みの喧噪が苦手な人にはお勧めかもしれない。
早春の太尾見晴らしの丘公園