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南大沢三丁目の中央あたりに、この大平公園がある。特筆するほどの広さではないが、施設は充実しているし、付近住民のための日常的な憩いの場としては充分なものだろう。公園の南東側の部分には「大平池」という池がある。造成前からこの地にあったものなのか、公園として整備した時に人工的に造られた池なのかはわからないが、この公園を特徴づけるものではある。
橋を渡った池の西側、公園の中央部分を占めるのは雑木林だ。林の中に散策路があり、のんびりと散歩するのに良い場所だ。秋にはドングリがたくさん落ちていて、地元の子どもたちで賑わいそうだ。雑木林の南側は展望台になっていて、そこから池へ向かって小さな流れも造られている。
「ひねもす亭」とテニスコートの間の舗道を西へ歩くと大きく左へ曲がって下り坂となっているが、この坂には「ころがり坂」という名が付いている。どんな由来があるのだろうか。坂を下りきったところには「ころがり坂」の名を刻んだ石柱もあるので、きっと何かの由来があるのだろう。一見すると何の変哲もない坂だが、面白い名前だ。
「自由広場」の西側の脇には「ススキ草原 "虫の鳴く原っぱ"」と名付けられた一角がある。整然とした芝生の広場とは違って、そこだけは自然のままの草っぱらという印象で、芝生の中なら「雑草」と呼ばれてしまうさまざまな植物がここでは生き生きと育っているように見える。確かにその季節には虫の声が聞こえてきそうだ。
「自由広場」の南西の角の向こうは「大平池」だ。一周してもそれほど時間がかかるわけではないが、池があり、雑木林があり、広場があり、展望台があり、変化があって楽しい。小さな子ども連れの家族ならお弁当を持ってピクニック気分でやってきても充分に楽しめるだろう。残念ながら駐車場は無く、南大沢の駅から歩くと20分ほどはかかるだろうか。遠方からわざわざ目指してくるほどの公園ではないと思うが、地元の人たちにとっては充分に魅力的な公園であるだろうし、南大沢の町を散策する機会があれば立ち寄ってみても後悔することはないだろう。 |

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