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相模原市大島
彼岸花の咲く相模川自然の村
September 2007

彼岸花の咲く相模川自然の村

相模原市大島の相模川河岸、「相模川清流の里」や「相模川ビレッジ若あゆ」、「上大島キャンプ場」、「相模川自然の村公園」などを置く「相模川自然の村」は、身近な行楽地として人気を集めている。桜の名所としても知られているが、初秋には彼岸花が川辺を彩り、写真趣味の人たちなどが多く訪れる。彼岸花が咲き揃った九月の下旬、「相模川自然の村」を訪ねた。

彼岸花の咲く相模川自然の村 彼岸花は「上大島キャンプ場」の上流側で多く見ることができる。桜の林の中を辿る散策路脇、ところどころで集まって、あるいはぽつりぽつりと咲いている。木陰にひっそりと咲く様子もよいものだし、木洩れ日を浴びて浮かび上がるように咲く様子も良い風情がある。辺り一面を覆い尽くすような群生というわけではないが、充分に数は多く、見応えがある。散策路からは木立の向こうに相模川の流れが見え隠れし、のんびりとした初秋の散策を楽しむことができる。カメラを携えて訪れた人の姿もちらほらとあるが、桜の頃のように賑わうわけではなく、静かなひとときを過ごすことができるのが嬉しい。

彼岸花の咲く相模川自然の村 上流側に「諏訪森下橋」が架かっている。相模川左岸と「諏訪森下」と呼ばれる中州とを結ぶ橋だが、この橋を渡って「諏訪森下」へも歩を進めたい。「諏訪森下」はそのほとんどを水田が占めているのだが、その畦道などで彼岸花の姿を見ることができる。特に「諏訪森下橋」から南へ辿った辺りの彼岸花はとても素晴らしい景観を見せてくれる。澄み渡った初秋の空の下、黄金に実った水田が日差しに輝き、そこへ彼岸花の赤がアクセントを添える。その風景はやはりたいへんに美しい。道脇に立つ松の姿などもよい風情だ。そうした風景を眺めながら、農作業の邪魔にならないように注意しつつ、のんびりと初秋の散策を楽しみたい。

彼岸花の咲く相模川自然の村 「神奈川県水産技術センター内水面試験場」北側の小さな水田脇には、訪れたとき、案山子がたくさん並んでいた。「相模川ビレッジ若あゆ」のイベントの一環で子どもたちが制作したものを展示しているようだ。子どもたちの発想は柔軟だから、それこそさまざまな意匠の案山子が並び、それぞれを見てゆくとなかなか微笑ましく楽しい。その中に、真ん丸の頭に「へのへのもへじ」で顔を描き、帽子を被せた案山子があった。やはりこれが案山子の王道か。単なる「へのへのもへじ」なのに妙に愛嬌のある表情なのが楽しい。

彼岸花の咲く相模川自然の村 「神奈川県水産技術センター内水面試験場」東側には「相模川自然の村公園」がある。水遊びのできるせせらぎがあり、初夏から夏にかけて子どもたちに人気の公園だが、この公園の南端部に百日紅の植え込まれたスロープがある。このスロープでも彼岸花が咲いている。このスロープは雛壇状に造られており、縦横に散策路が辿っているのだが、特に北側から上段の辺りに彼岸花が多いようだ。公園が造られた際に整備されたところだから彼岸花は植栽されたものだろう。散策路に沿って並んだ彼岸花がなかなか美しい景観を見せる。彼岸花が咲く時期、まだ百日紅の花も残っている。一緒に楽しみたい。

初秋の「相模川自然の村」は彼岸花の名所と言っても差し支えないだろう。特に「諏訪森下」の田園風景の中に咲く彼岸花はとても良い風情があり、景観としても美しく、初秋の散策路としてお薦めだ。この時期、相模川の鮎釣りの解禁期間もそろそろ終わりに近づいている。相模川には鮎釣りを楽しむ人たちの姿が少なくなかった。

彼岸花の咲く相模川自然の村
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