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すっかり冬の気配となった12月の中旬、今年もまたイルミネーションの輝く街の風景を求めて横浜を訪ねた。それぞれに趣向を凝らしたイルミネーションを見てゆくのが、この季節の「恒例」のようになってしまった。今年は桜木町駅を降り、みなとみらい地区から新港地区へ、さらに「山下臨港線プロムナード」を辿って山下公園方面へ向かうコースで歩いた。 |
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![]() ランドマークプラザ内の吹き抜け部分では恒例となった「メリースノークリスマス」が今年も開催される。中央部には大きなクリスマスツリーが設置されているが、これは12メートルの高さがあり、ランドマークプラザでは過去最大のものだという。天井からは「光のカーテン」を思わせるイルミネーションが提げられ、その意匠がオーロラを彷彿とさせる。 |
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このツリーは16時以降の毎正時になると音楽に合わせてイルミネーションが変化するショーが行われる。「シンギングツリー」の名の所以だ。このショータイムを、実は今年初めて見た。ショータイムになるとフロアの照明が落とされ、薄暗くなった中でショーが始まる。オルガンの演奏に合わせて「シンギングツリー」の光がさまざまに変化し、まさにツリーが歌っているような錯覚を覚える。演奏と完璧に同調して変化するイルミネーションに引き込まれ、幻惑されるような思いがする。この感覚はその場で体感しなくてはとても理解できないものだろう。制御された機械仕掛けのショーではあるが、ショーが終わったときには取り巻いて鑑賞していた人々から拍手が起こった。
音楽は「惑星」「G線上のアリア」、「くるみ割り人形」の中の「金平糖の踊り」といったクラシックの楽曲に加え、「サンタが町にやってくる」、「ジングルベル」、「聖夜」といったクリスマス曲なども加えて構成されたメドレーで、なかなか楽しい。今年の「シンギングツリー」はアートディレクターの小池正夫氏、オルガニストの田代ユリ氏、システムプランナーの松永健太氏の三氏による作品という。 クイーンズパークは今年も例年通りにイルミネーションが施され、「光の海」と化している。今年は4万個のイルミネーションが使用されているという。このクイーンズパーク越しにコスモクロックを見る夜景がやはり美しく、初めて見る人にはとても印象的なものだろう。 ![]() |
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ナビオス横浜は建物空洞部分に提げられるイルミネーションが恒例となったようだ。昨年はクリスマスツリーを象ったデザインが楽しく、一昨年以前は幾何学的なデザインのイルミネーションが美しかった。今年はどのようなデザインなのだろうかと期待してしまう。
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新港地区から「山下臨港線プロムナード」を辿って山下公園付近を目指す。氷川丸のイルミネーションは例年通りのデザインだと思うが、それはそれで「恒例」となった観があり、年末の横浜の風物詩といった趣がある。やはり見ておきたい。
税関庁舎を通り過ぎてふりかえると、緩やかな孤を描くプロムナードの向こうにみなとみらいのビル群が見える。この風景がとても美しい。今の横浜の夜景を象徴するもののひとつであるような気がする。
![]() やがて開港広場横の交差点から大さん橋へと続く道路を越える。街路樹にイルミネーションが施され、その向こうに大さん橋のエントランスに掲げられたイルミネーションが小さく見えている。大さん橋には客船が停泊している。 |
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山下公園の中を歩きながら山下公園通り側を見ると、通り沿いに並ぶホテルのイルミネーションとライトアップされたマリンタワーの姿が視界に収まり、なかなか素敵な風景だ。山下公園通り沿いではホテルニューグランドなどが例年通りの飾り付けで楽しませてくれる。 |
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マリンタワーは昨年、一昨年と同様のものだ。タワー基部にクリスマスツリー形状のイルミネーションが施され、随所に取り付けられたオーナメントが明滅する。マリンタワー前の道脇の樹木にイルミネーションが施されており、その傍らからマリンタワーを見上げると星空の中にタワーが浮かんでいるようで楽しい。
![]() 山下公園通りを歩いた後は元町や中華街へと歩を進めるのもいい。今年の元町では歩道脇にキャンドルを灯すという演出がなされているようだ。 |
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横浜のクリスマスイルミネーションは毎年それぞれの演出で楽しませてくれる。ドックヤードガーデンやナビオス横浜、ワールドポーターズなどは「今年はどんな演出だろうか」と思いながら訪ねるのが楽しい。クイーンズスクエアのシンギングツリーも年によって少しずつ異なっているのが楽しい。氷川丸のクリスマスツリーはほぼ毎年同じ趣向だが、それはそれで「恒例の」という形容の相応しい、横浜の風物詩として楽しめるものであるような気がする。 |
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