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2007年5月から「幻想音楽夜話」のトップページに掲載を開始した「Picks」欄の過去ログです。
◆ リチャード・ライトを悼む ピンク・フロイドのオリジナル・メンバーだったキーボード奏者のリチャード・ライトが9月15日に亡くなった。癌だったそうだ。享年65歳。彼の造り出すサウンドが大好きだった。1970年代の半ば、フロイドのメンバーが相次いでソロ・アルバムを発表したとき、一番のお気に入りはリチャード・ライトの「Wet Dream」だった。ご冥福をお祈りします。 October 17, 2008 ◆ 「The Cosmos Rocks / Queen + Paul Rodgers」 ヴォーカルにポール・ロジャースを迎えた新生クイーンというより、ポール・ロジャースとブライアン・メイとロジャー・テーラーの三人による新バンドと解釈すべき。初期クイーンとバッド・カンパニーとフリーを愛したファンとしては熱烈歓迎。 October 3, 2008 ◆ 「That Lucky Old Sun / Brian Wilson」 ここのところ、こればかり聴いている。何度聴いても飽きない。傑作。 September 20, 2008 ◆ 「A Good Day / Priscilla Ahn」 ポスト・ノラ・ジョーンズとの呼び声高いプリシラ・アーンのデビュー・アルバム。透明感のある真摯な歌声、穏やかな表情の中の高揚感、素晴らしい。J-WAVEが強力にプッシュ中。 August 29, 2008 ◆ 「ハレーション / たむらぱん」 う〜ん、奥井香を思い出す。嫌いじゃないぞ。 August 1, 2008 ◆ 「熱帯JAZZ楽団XII 〜The Originals〜」 これまでのオリジナル曲から選曲した、いわゆるベスト盤。ま、今さらと言えば今さらなんだが、夏に誘われて買ってしまった。ビッグ・バンドによるラテン・ジャズ、やっぱり暑い季節には最高ですな。 July 26, 2008 ◆ 「Make My Day / 新垣結衣」 否定的に言えば声量がない、肯定的に言えばいわゆるウィスパリング・ヴォイス、ときおりドキリとするような表現力を発揮するところが女優らしいところ。賛否あるだろうけれども、彼女はこのままでいいと思うぞ。カップリング曲の「ソバニ」はロックなアレンジがカッコいい。 July 18, 2008 ◆ 「7(seven)」 村上秀一を中心に井上鑑、島健、松原正樹、後藤次利、斎藤ノブ、本多俊之という錚々たるメンバーが集まってのスーパーバンド、ゲストに渡辺香津美、林立夫、DANCE☆MAN、Fried PrideのShihoを迎えてのアルバム。カヴァー曲を中心に14曲を収録、2日間のリハーサルと2日間のレコーディング、全曲一発録音で制作されたそうだ。安心して聴いていられるけれどもスリリングな演奏、まさにプロフェッショナル、素晴らしい。 July 18, 2008 ◆ 「元気ロケッツI -Heavenly Star- / 元気ロケッツ」 煌めき弾けるサウンドプロデュース、浮遊し飛翔するハウスグルーヴ、高揚感を誘うLumiの歌声、サイコーに気持ちいい。話題の元気ロケッツ、7月2日発売のファースト・アルバム。 July 11, 2008 ◆ 「Hawaiian Blossom / Raiatea」 今やハワイアン・ミュージック・シーンで人気実力共に若手No.1に成長したライアテア。これは2007年の秋に発表されたサード・アルバム。可憐な歌声が素晴らしい。日本でもやっとこれが似合う季節がやってきた。7月9日には日本独自企画のベスト盤「Sweet Sunshine 〜 Best of Raiatea」も発売、これも「買い」だな。 July 8, 2008 ◆ 「Superfly / Superfly」 待望のファーストアルバム。収録曲のタイプはストーンズ風のロックン・ロールからウエストコースト風、シンガー/ソングライター風、さらにはスペクターサウンドまで多彩だが、それほど散漫な印象はない。先行したシングル曲を収録しなくてはならなかったからアルバムとしての構成にはやや無理もあったように感じるが、全体的にはなかなか魅力的に仕上がっている。越智志帆のヴォーカルも本領発揮という感じで聞き惚れてしまう。これまでのシングル盤に収録されていたカップリング曲、特に洋楽カヴァーはどれも収録されていないので、このアルバムで越智志帆のヴォーカルを気に入った人は、既発売のシングル盤を探して買うべし。 May 16, 2008 ◆ 「愛をこめて花束を / superfly」 ギターの多保孝一がコンポーザーに専念するために脱退、superflyはけっきょく越智志帆のソロ・ユニットになってしまったが、音楽性は以前と変わらない。2月27日に発売された新曲「愛をこめて花束を」はドラマ「エジソンの母」の主題歌に採用されており、一般への認知度も高いようだ。今回の曲も(演奏には参加していないが)多保の作曲。これをきっかけにブレイクして欲しいところだ。シングル盤のカップリング曲「愛と感謝」はJAPAN FM LEAGUEの「POWER OF MUSIC」キャンペーン・ソングだった曲、FMで聞いたことのある人も多いに違いない。「Rhiannon」はフリートウッド・マックの楽曲で、作詞作曲はスティーヴィー・ニックス。越智志帆はスティーヴィー・ニックスが好きらしい。「愛と感謝」と「Rhiannon」は多保孝一がギターでも参加している。今回も60年代、70年代のロックの匂いが濃厚。 March 9, 2008 ◆ 「Onde Brilhem Os Olhos Seus / Fernanda Takai」 日系三世のブラジルの女性シンガー、フェルナンダ・タカイのナラ・レオン・カヴァー集。ブラジル音楽というとサンバやボサノヴァばかりだと思いがちだが、これは敢えてそうしたリズムに背を向けている。それでナラ・レオンのカヴァーというのが洒落ている。フェルナンダの歌唱はコケティッシュでクールで知的、アレンジも演奏も素敵だ。 March 4, 2008 ◆ 「そら / 新垣結衣」 歌唱力が無い、というのが大方の評価だろうと思うが、侮ってはいけない。拙いとも思える歌声から滲み出る情感の味わいはなかなかのものだ。女優としての才能の片鱗を見る思いがする。表情の無いのっぺりとした歌を小手先の技術だけで小器用に唄うシンガーなどより、ずっといい。「愛を知りたくて」なんかは個人的にお気に入り。 December 14, 2007 ◆ 「music & me / 原田知世」 デビュー25周年記念アルバムだそうだ。オリジナル新曲に加え、彼女の過去の楽曲のセルフ・カヴァー、バート・バカラックやビートルズの楽曲のカヴァーも収録されている。プロデューサーには伊藤ゴローを迎え、高橋幸宏や鈴木慶一も関わっている。彼女の歌唱の、ふわりとした独特の空気感は健在。 December 8, 2007 ◆ 「We Are The Pipettes / The Pipettes」 60年代ガールズ・ポップ風のスイートでキュートな雰囲気が素敵だ。個人的には60年代のガールズ・グループより、同じ路線で70年代にヒットを放ったトレイシー・ウルマンを思い出してしまう。いつになっても60年代テイストのガールズ・ポップは人気が衰えないということかな。 November 9, 2007 ◆ 「橙 / チャットモンチー」 このところ、橋本絵莉子の歌声が頭の中で鳴り響いている。これまではそれほど注目していたわけではなかったんだけれども、この「橙」という新曲が耳について離れない。う〜ん、いいな、橋本絵莉子。 September 25, 2007 ◆ ジョー・ザビヌルを悼む 11日、ウイーン市内の病院で亡くなった。75歳だった。久しぶりに「バードランド」を聴きながら、彼の功績を偲ぼう。 September 12, 2007 ◆ 「ゴールデン・ヒッツ / 和幸(かずこう)」 加藤和彦と 坂崎幸之助のふたりが組んでアルバムを制作。いきなり「ゴールデン・ヒッツ」というタイトルなのが洒落ている。1960〜70年代の音楽を新解釈で、というコンセプトらしいが、サイモン&ガーファンクルを彷彿とさせるところもあってなかなか素晴らしい。フォーク・クルセダーズで一世を風靡した加藤と当時のフォークに造詣の深い坂崎によるユニットなのだから悪かろうはずはない。当時のフォークが好きだった人なら無視できないところか。9月12日発売。 August 22, 2007 ◆ 「マニフェスト / Superfly」 8月1日発売のSuperflyのセカンド・シングル、いよいよ本領発揮という感じだ。ギターのリフもカッコいい。越智志帆のヴォーカルも迫力充分。アルバムが待ち遠しい。 August 1, 2007 ◆ 「矢野沙織BEST〜ジャズ回帰」 若いながらもすっかりジャズファンの信頼を得た矢野沙織、デビューしたのは16歳のときらしいが、デビュー直前の彼女のプレイを偶然NHKの番組で見たことがある。そのときにはまだカタさの残る演奏だったが、今では日本のジャズ・シーンを引っ張ってゆくひとりに成長してしまった観がある。アジエンスのCMも素敵だ。 July 20, 2007 ◆ 「Beauty & Crime / Suzanne Vega」 都会派シンガー/ソングライター、スザンヌ・ヴェガの、ずいぶん待たされた6年ぶりの新作。今回もクールでインテレクチュアルな彼女の音楽世界は健在。デビューから22年、今や風格すら感じられる。 July 16, 2007 ◆ 「Light Line / Cesare Picco」 J-WAVEの番組がきっかけで遂にブレイクしたイタリア人ピアニスト、チェーザレ・ピッコ。透明感溢れる美しい音楽世界は一度聴いたら忘れられない。「Light Line」は彼の日本での3作目。 July 7, 2007 ◆ 「Libertad / Velvet Revolver」 現在、世界最強のハード・ロックン・ロール・バンドと言っていい。ファーストほどの衝撃がないとか、楽曲がまとまりすぎているとか、いろいろ意見はあると思うのだが、これほど熱気に満ちたグルーヴを聴かせるバンドは他にない。迫力と貫禄の一枚。 July 2, 2007 ◆ 「Aloha Heaven - Maile」 夏はやっぱりハワイアンだな。というわけで、コンテンポラリー・ハワイアンのアーティストの楽曲を集めたコンピ盤「Aloha Heaven - Maile」。今年の夏はこれかな。 June 21, 2007 ◆ 坂井泉水さんのご冥福をお祈りします シンガーとしても作詞家としても素敵な人だった。彼女の歌が大好きだった。残念でならない。安らかにお眠り下さい。 May 29, 2007 ◆ 「明日晴れるかな / 桑田佳祐」 5月16日に発売された桑田佳祐のソロシングル「明日晴れるかな」が好評のようだ(この曲は月曜9時のドラマ「プロポーズ大作戦」のエンディングテーマにもなっている)。歌詞のテーマがいい。桑田佳祐も今年で51歳になった。その年齢だからこそ唄える歌かもしれない。この曲のテーマは10代、20代の若い人にはなかなか実感できないかもしれないな、と思ったりもする。 May 18, 2007 ◆ NHK「SONGS」第5回〜五つの赤い風船、山本潤子、南こうせつ 水曜日夜11時から11時30分までNHKで「SONGS」という番組を放送している。大人のための音楽番組という位置付けで、これまで竹内まりややチューリップなどを取り上げてきたが、5月16日の第5回放送では五つの赤い風船と山本潤子、南こうせつを迎え、当時の映像の紹介なども交えて1970年前後のフォークにスポットを当てていた。全員で歌う「遠い世界に」や「あの素晴らしい愛をもう一度」なども聞き応えのあるものだったし、五つの赤い風船の「まぼろしのつばさと共に」も素晴らしかった。しかし思わず聴き入ってしまったのは山本潤子の歌う「翼をください」だった。今や教科書にも載る名曲で、山本潤子自身、赤い鳥時代から幾度となくこの曲を歌ってきたに違いない。赤い鳥時代から30年ほどを経て、ハイ・ファイ・セットの成功とその後の曲折などを経験した後、50歳を越えて「翼をください」を独りで歌う彼女の胸に去来するものは何だったのか。その歌声にはひどく胸を打つものがあった。 May 17, 2007 ◆ 「ツキアカリ / Rie Fu」 Rie Fuのニューシングル「ツキアカリ」が5月23日に発売だそうだ(4月から放送されているアニメのエンディングテーマらしい)。Rie Fuはデビューした頃から気になっていて、1970年代のシンガー/ソングライターを彷彿とさせる印象が好きだった。今回の曲はどちらかと言えば「わかりやすい」曲で、なかなかの佳曲だから一般にもウケるんじゃないだろうか。Rie Fuの魅力は何といってもその歌声だ。楚々として繊細だが芯が強く、穏やかで優しげだが個性的で訴えるものがある。「ああ、Rie Fuの声だな」と思わせるものがあるというだけで、これはひとつの才能と言っていい。 May 13, 2007 ◆ 「ハロー・ハロー / Superfly」 以前から気になっていたSuperfly、先日ショップでデビュー・シングル盤を試聴してみた。いい。ユニット名が「Superfly」だからバックボーンは察しがつくのだが、1970年代風のソウルフルなロックだ。「ハロー・ハロー」は一般ウケを意識したのか最近のJ-POP寄りの曲だが、「孤独のハイエナ」はもっとロックしている。「Hot'N’Nasty」はハンブル・パイのカヴァー、これもなかなかハマっている。ヴォーカルの越智志帆、往年のロック少女風なルックスもイカしてる。タイプはちょっと違うがかつての金子マリを彷彿をさせるところがあるような。アルバムに期待。 May 11, 2007 |