幻想音楽夜話
Picks Log
ちょっと気になっている音楽やアーティストについて、あるいは気になった音楽シーンの話題について、「幻想音楽夜話」のトップページの「Picks」欄に短いコメントで気ままに記しています。このページはその「Picks」欄の過去ログです。「Picks」欄の過去ログは年毎にまとめてあります。メニューから表示ページを選択して下さい。最新のものは「幻想音楽夜話」トップページでどうぞ。
2009年個人的年間アルバムベスト3
「幻想音楽夜話」を始めて8年、「PICKS」欄を始めて3年、今回初めての試みとして「個人的年間アルバムベスト3」を選んでみた。購入したCDの中から、2009年に発売された「新作アルバム」と「復刻アルバム」、それぞれ3枚、選んでみた。

【新作】
「ハイファイ新書 / 相対性理論」
「Beneath The Buttermilk Sky / 中村マリ」
「Bible Belt / Diane Birch」
やはり相対性理論は選ばざるを得ない。この音楽は”中毒”になるぞ。中村マリとダイアン・バーチもとても良かった。というわけでSuperflyの「Box Emotions」やRosie Brownの「Strange Recollection」は惜しくも次点。やっぱり女性ヴォーカルが好きなんだな、と改めて自覚。

【復刻】
「パセリと野の花 / 石川セリ」(HiQualityCD)
「Troublemaker / Ian Mclagan」(紙ジャケット仕様SHM-CD)
「Good Morning / 増尾好秋」(紙ジャケット仕様SHM-CD)
この他には麗美の初期三枚やキャス・エリオットも嬉しい復刻だった。セルジオ・メンデスの1960年代のアルバムが紙ジャケットSHM-CDで復刻されたのも良かった。ロッド・スチュワートの初期作品のSHM-CD復刻も大人買い。でもビートルズのリマスターは買わなかった。そんなにビートルズにどっぷりの世代ではないもので。
December 26, 2009
そらのしるし / My Little Lover
マイ・リトル・ラヴァー、デビューしたときはよく聴いていたけれども、その後はちょっと遠ざかっていた。11月18日に発売された「そらのしるし」、もう12枚目のアルバムだそうだ。良くも悪くも相変わらずの歌声、この歌声が好きだ。楽曲のアレンジも素敵だ。メルヘンチックでファンタスティックなジャケット・デザインもいい。「そらのしるし」というタイトルもいい。
December 18, 2009
「BEST★SCANDAL / Scandal」
ガールズ・バンドのスキャンダル、10月21日にファースト・フル・アルバムが発売された。「DOLL」や「少女S」、「SAKURAグッバイ」、「夢見るつばさ」の他、インディーズ時代の曲も収録しており、だから「BEST」というネーミングなのだろう。”いろもの”扱いで過小評価している人も少なくないと思うが、侮ってはいけない。彼女たちの音楽には”ロックン・ロール”が”ロック・ミュージック”へと進化する渦中にあった時代の、原初的な”熱”がある。彼女たちのダイレクトでストレートなロックン・ロールを”安直”と言って切り捨ててしまうことはたやすいが、むしろそうした価値観を突き抜けたところに”ロック”の立脚点はある。冒頭の「SCANDAL BABY」を聴いてみるといい。なかなかいいぞ。「Let's Go」という低く抑えた声に導かれてリフが始まる瞬間にはぞくぞくする。
December 4, 2009
「Dancing On The Fire / Superfly」
すでにCMでお馴染みのSuperflyの新曲「Dancing On The Fire」、シングル盤が11月18日に発売された。ダンサブルなロックン・ロールで、志帆のヴォーカルも冴え渡っている。このシングル盤の初回限定盤にはDVDが付いている。セカンド・アルバム「Box Emotions」が発売された9月2日、六本木ヒルズアリーナで行われたフリー・ライヴを丸々収めたものだ。ファンは絶対にゲットすべし。
November 24, 2009
「Chick Corea Songbook / Manhattan Transfer」
結成40周年を迎えたマンハッタン・トランスファーがチック・コリアの楽曲をカヴァーしたアルバムだ(10月21日発売、輸入盤は9月発売)。チック・コリア本人も新曲を書き下ろしてゲスト参加。チック・コリアの楽曲をコーラス・グループがカヴァーするのか、とちょっと違和感を感じてしまうが、これが素晴らしい。さすがにマンハッタン・トランスファー、下手な仕事はしないぞ。チック・コリアの透明感溢れる音楽世界が見事に彼らのコーラスによって再現され、新たな魅力を放っている。マンハッタン・トランスファーのファンはもちろん、チック・コリアのファンも聴くべき。
November 14, 2009
「eyja / 原田知世」
前作「music & me」から2年ぶりのオリジナルアルバム(10月21日発売)。前作に続いて伊藤ゴローがプロデュース、大貫妙子や細野春臣らが参加している他、ビョークなどを手掛けたヴァルゲイル・シグルドソン、アイスランドのミュージシャンであるムームも参加、録音はアイスランドで行われたという。タイトルとなった「eyja(エイヤ、と発音するらしい)」はアイスランド語で「島」を意味する言葉だそうだ。ドリーミーでファンタスティックな音楽世界、原田知世の歌唱によく似合っている。
November 1, 2009
「Before The Frost... / The Black Crowes」
ブラック・クロウズのニューアルバム「Before The Frost...」が10月21日に発売された(輸入盤は9月発売)。ニューヨークのレヴォン・ヘルム・スタジオに親しいファンを集めてのライヴ録音だそうだ。デビューアルバムが発売されたのが1990年、途中、活動停止やら再結成やら、メンバーチェンジも激しいが、ロビンソン兄弟を中心に活動を続けてデビューからそろそろ20年になる。サザン・ロックの影響の濃い、野太く豪放なロックン・ロールは今も健在。アーシーでブルージーでルーズでラフなロックン・ロールが何とも気持ちよい。
October 27, 2009
「ハイファイ新書 / 相対性理論」
「今頃になって話題にしているのか」と笑われそうだが、やくしまるえつこのソロシングルも発売されたことだし、やはりここで書いておかなくてはなるまい、相対性理論。一部では熱狂的な支持を受けているが、まだまだ一般的な音楽ファンには知られていないのではないだろうか。去年話題になった「シフォン主義」に続くアルバムが「ハイファイ新書」、2009年の1月に発売されたものだ(「シフォン主義」は「資本主義」で、「ハイファイ新書」は「解体新書」なわけか)。「シフォン主義」があまりに衝撃的だったために陰が薄くなってしまいがちだが、音楽そのものはまったく薄まっていない、と言うよりさらに充実している。ふわふわとしたやくしまるえつこのヴォーカルはよりいっそう魅力的、バンドの演奏は不要な角が取れてより洗練された。真部脩一による独特の歌詞世界も健在、意味がありそうでなさそうで、ナンセンスでシュールで、韻を踏むための単なる言葉遊びのようでいて、ときおりどきりとするほど新鮮な言葉の並びに驚かされる。この歌詞世界とやくしまるえつこの歌声との出会いこそが相対性理論というバンドの奇跡だ。バンドの演奏も相当にいいぞ。バンドのメンバーたち、かなりのロック通と見た。メッセージ性の強いバラード曲を大仰に歌い上げるシンガーの多い昨今、そうした音楽に辟易している君、相対性理論を聴いてみなさい。気持ちよくて笑っちゃうくらい、憂さが晴れるよ。
October 23, 2009
「Bible Belt / Diane Birch」
ダイアン・バーチが来日するそうだ。今、米本国で話題のシンガー/ソングライター、ダイアン・バーチ。「Bible Belt」は今年発売された彼女のデビュー・アルバム。ニューヨーク在住らしいが、1970年代初期のウエスト・コーストのシンガー/ソングライターの音楽の匂いが濃厚だ。と思ったら、本格的な音楽活動を開始したのはロサンゼルスに住んでいた頃らしい。アルバムは全曲自作曲のようだ。ちょっと聴いてみただけでも彼女の才能豊かさがよくわかる。メロディのセンスもとてもいい。ちょっとハスキーな歌声もいい。端々にキャロル・キングを思い起こすところもある、というと誉め過ぎか。”行間を読む”的な音楽の佇まいは、ちょっと久しぶりという気がする。だから”行間を読めない”人には良さがわからないかもしれない(失礼)。
October 21, 2009
加藤和彦を悼む
加藤和彦が亡くなった。17日朝、軽井沢のホテルで首をつって死んでいるのが発見された。62歳だった。何故このようなことになったのか、本人以外には知りようもないが、残念でならない。フォーク・クルセダーズで日本音楽界に登場して以来、「あの素晴しい愛をもう一度」の大ヒットを放ち、サディスティック・ミカ・バンドで日本ロックシーンを牽引、その後もマイ・ペースで音楽活動を続け、多くのミュージシャンに影響を与えた、偉大な音楽家だった。ご冥福をお祈りします。
October 18, 2009
「LOVE SONG〜また君に恋してる〜 / 坂本冬美」
坂本冬美が日本のスタンダード・ポップスを歌ったカヴァー集。話題になったビリー・バンバンの「また君に恋してる」から荒井由実の「あの日に帰りたい」、サザンオールスターズの「夏をあきらめて」、イルカの「なごり雪」など、まさにスタンダード化した日本ポップスからの選曲。演歌くささを抑えたストレートな歌唱だが、さすがにうまい。この人の歌声が持つしっとりとした情感は、やはり別格という気がする。どの曲も素晴らしいが、個人的にはタイトル曲扱いの「また君に恋してる」や沢田研二の「時の過ぎゆくままに」、BOROの「大坂で生まれた女」などは彼女の歌唱に見事にハマっている気がする。坂本冬美は”演歌”、と思っている人には”目から鱗”のカヴァー集だ。
October 16, 2009
「Chasing Pirates / Norah Jones」
10月5日に公開されたノラ・ジョーンズの新作「The Fall」の収録曲。「違ったことをやりたかった」そうだが、確かにこれまでのノラ・ジョーンズとは違う。バンドが違うからサウンドが違うのは当然だが、ノラ本人の歌唱もこれまでと違う。円熟味が増し、力強さが増している。バンドの演奏はポップ/ロック色が強くなり、ノラ本人も語るように「グルーブ感が増した」。アルバムが待たれる。
October 9, 2009
「おやすみパラドックス & ジェニーはご機嫌ななめ / やくしまるえつこ」
相対性理論のヴォーカルとして人気のやくしまるえつこと近田春夫、 高橋幸宏の三人によるコラボのマキシシングル。一度聴いたら忘れられない、やくしまるえつこのヴォーカル、きっと玄人筋でも評価が高いんだろう。「おやすみパラドックス」は10月からテレビ東京系で放送予定のアニメ「夏のあらし! 〜春夏冬中〜」のオープニングテーマ曲、「ジェニーはご機嫌ななめ」はジューシィ・フルーツによる1980年の大ヒット曲のカヴァー。やくしまるえつこ、近田春夫、 高橋幸宏の三人の組み合わせというだけで期待させられる。個人的にはやくしまるえつこのヴォーカルでの「ジェニーはご機嫌ななめ」はぜひ聴いてみたい。だいたい想像つくが、きっと想像を上回るくらいにハマってるだろう。マキシシングルは10月21日発売予定だそうだ。
September 18, 2009
「Box Emotions / Superfly」
人気もすっかり定着したSuperfly、待望のセカンドアルバム。シングル曲が多く収録されているから”Best of"的な意味合いもあるが、他の楽曲もクオリティが高く、充実したアルバムになった。でも楽曲のクオリティ云々より何より、自信たっぷりの志帆の歌声が素晴らしい。聴いていて気持ちいい。痛快な気分になる。
September 4, 2009
「Sense Of Urgency / David Pastorius & Local 518」
ジャコ・パストリアスの甥、デヴィッド・パストリアス率いるLocal 518のセカンド・アルバム。ファンクで、ロックで、ヘヴィ・メタリックで、プログレッシヴなジャズ。何しろデヴィッドのベースはもちろん、メンバー全員の演奏が超テクニカル。凄いぞ。
August 21, 2009
「伝えたいこと / 阿部真央」
8月5日にセカンド・シングル「貴方の恋人になりたいのです」が発売になったところだけれども、敢えてファースト・シングルの「伝えたいこと」をピックアップしておく。フジテレビ「Hey! Hey! Hey!」の6・7月エンディングテーマだったそうだが、それにしても、もう少し注目を浴びていいんじゃないか、阿部真央。可愛い顔をしてるので”どうせ、よくあるアイドル・ポップスだろう”と偏見をもたれてしまうんだろうか。少なくとも、この「伝えたいこと」、これは「ロック」だ。疾走感溢れる、痛快なロックン・ロールだ。阿部真央の歌唱そのものが「ロック」の匂いをふりまいている。メッセージ性の強い歌詞だけれども説教くさくならないのはそのメッセージが阿部真央と聴き手とで可逆的に共有されるからだ。ブルース・スプリングスティーンの「明日なき暴走」を初めて聞いたときの興奮を思い出した、と言うとちょっと誉めすぎか。
August 18, 2009
レス・ポールを悼む
ギブソン「レスポール」モデルの生みの親、ギタリストのレス・ポールが13日に亡くなった。94歳だった。彼がギブソン社と共同で「レスポール」モデルを開発したのは1952年のことだ。彼が後のロック/ポップ・ミュージックに与えた影響は計り知れない。彼の存在が無ければ「ロック」はもっと違う歴史を歩んでいたかもしれない。ご冥福をお祈りします。
August 14, 2009
「Live From Madison Square Garden / Eric Clapton and Steve Winwood」
今年、ブラインド・フェイスから40年だ。エリック・クラプトンとスティーヴ・ウィンウッドの二人が再び一緒に活動するとは思わなかった。と、言いたいところだが、心のどこかで”いつかはこんな日が来るだろうな”と思っていたような気もする。このアルバムは2008年2月にマジソン・スクエア・ガーデンで行われた、エリック・クラプトンとスティーヴ・ウィンウッドのジョイント・コンサートのライヴだ。演奏された楽曲はブラインド・フェイス、トラフィック、エリック・クラプトンのソロ時代のものに加え、古いブルース曲、J.J.ケイルの楽曲など、二人の音楽的指向がよくわかる選曲だ。クリームの楽曲は含まれず、辛うじてデレク&ドミノスから「テル・ザ・トゥルース」が選ばれている。ジミ・ヘンドリックスの楽曲も「リトル・ウイング」と「ブードゥー・チャイル」の二曲(「リトル・ウイング」はデレク&ドミノスもレコーディングしていたけれども)。内容は素晴らしいの一語に尽きる。クラプトンはすでに60歳を過ぎ、ウインウッドもコンサート当時は59歳、歌も演奏も若い頃ほど”尖って”おらず、いい意味で力が抜けて、それでいて音楽のスリルを失っていない。まさに大人のための円熟のロック。
June 25, 2009
「Seeds To Grow / 中村まり」
何も知らずに聴いたら日本人の女性シンガー/ソングライターだとは思えない。土臭く素朴なギター・サウンドに乗った歌声はアメリカ南部出身のシンガー/ソングライターみたいだ。それもそのはず、14歳から17歳までの多感な時期をオハイオで過ごしたんだそうだ。スワンプな香りを漂わせ、アーリー・アメリカンな雰囲気に満ちた、心地よい歌声に引き込まれてしまう。マリア・マルダーを彷彿させる歌声と言ってもあながち言い過ぎではない。「Seeds To Grow」は中村まりが2005年に発表した実質的なデビュー・アルバム(それ以前に完全自主制作で「Traveler And Stranger」という作品を発表しているそうだ)。6月10日には新作「Beneath The Buttermilk Sky」がリリースされる。待ち遠しい。
May 22, 2009
「My Best Of My Life / Superfly」
天海祐希主演のドラマ「BOSS」の主題歌になった「My Best Of My Life」、情感たっぷりに歌い上げてくれる。売れて、人気を得て、それが自信につながり、その自信が実力をさらに磨き上げたというところか。デビュー時から比べれば志帆のヴォーカルは格段にスケールアップした。聴き応え充分のバラードだ。シングル盤に収録された「Rock And Roll Hoochie Koo」が、これまた素晴らしい。ドラムにBlankey Jet Cityのメンバーだった中村達也、ベースにはStraightenerの日向秀和、ギターにはMo'some Tonebenderの百々和宏を迎え、Superflyサポートギタリストの草刈浩司と志帆との5人によるセッション。楽曲はリック・デリンジャーによる往年の名曲だが、リック・デリンジャーのソロ・アルバム「All American Boy」収録ヴァージョンの「Rock And Roll Hoochie Koo」ではなく、ジョニー・ウインター・アンドの演奏での「Rock And Roll Hoochie Koo」のカヴァーという雰囲気。1970年代ロックの好きなあなた、騙されたと思ってこの「Rock And Roll Hoochie Koo」を聴いてみなさい。血が騒ぐよ。
May 14, 2009
忌野清志郎を悼む
忌野清志郎が2日午前0時51分、癌性リンパ管症で亡くなった。享年58歳。個人的には「ぼくの好きな先生」がいちばん思い出深い。偉大なミュージシャンを失った。ご冥福をお祈りします。
May 3, 2009
「This Is Music / ohashiTrio」
映画音楽やCMの音楽で脚光を浴びた"ohashiTrio"、"Trio"だけれどもあらゆる楽器を操るマルチ・ミュージシャン、大橋好規一人のユニット。「This Is Music」は2008年7月に発売されたセカンド・アルバム。あらゆるジャンルの音楽が無理なくひとつに統合されたスタイル、穏やかで優しく、パステルカラーの水彩画のような表情、粋で洒落ていて味わい深い音楽性が素晴らしい。5月13日にはメジャー・デビュー・ミニ・アルバム「A BIRD」が発売される。大橋好規名義で今話題の映画「余命1ヶ月の花嫁」の音楽も担当している。
April 28, 2009
「My One & Only Thrill / Melody Gardot」
思わず引き込まれる歌声、しっとりとした情感が素晴らしい。”大人の音楽”ですな。「My One & Only Thrill」は4月8日発売の新作。
April 21, 2009
「Here We Stand / The Fratellis」
ファースト・アルバム「Costello Music」は1960年代から連綿と続く正当派ブリティッシュ・ポップ・ロックの系譜といった感じだったけれども、セカンド・アルバムはもう少しハードでヘヴィに進化した感じ。なかなかいいです。
April 3, 2009
「青春 僕 / 矢口真理」
テレビのバラエティ番組から生れた企画だが、これがなかなかバカにできない。彼女の唄は決して「上手い」わけではないのだが、聴き手に訴えてくるものがある。いいぞ、やぐっちゃん、がんばれ。
March 27, 2009
「ちゃりんこ / たむらぱん」
のびやかな歌声が素敵だ。曲も「青春」っぽくていいね。好きだな。
March 10, 2009
「Strange Recollection / Rosie Brown」
久しぶりにこんなタイプのシンガー/ソングライターを聴いた気がする。ジョニ・ミッチェルが引き合いに出されて語られるようだけれども、確かに音楽の佇まいに共通するものがある。素晴らしい。
February 27, 2009
「やさしさで溢れるように / JUJU」
この人の声が好き。顔も、好きかも。
February 10, 2009
藤井章司を悼む
「スモーキー・メディスン」のオリジナル・メンバーで、後に「一風堂」でも活躍したドラマー、藤井章司が2月6日、急性心筋梗塞で亡くなった。54歳だった。ご冥福をお祈りします。
February 9, 2009
「Returns / Return To Forever」
チック・コリア、アル・ディ・メオラ、スタンリー・クラーク、レニー・ホワイトの四人による、いわゆる「第二期リターン・トゥ・フォーエヴァー」の再々結成ツアーのライヴ。2008年のジャズ/フュージョン界最大の話題をさらったリターン・トゥ・フォーエヴァーのリユニオン・ツアーだが、話題になるだけのことはある。チックはすでに60歳過ぎ、他の三人ももうすぐ60歳という年齢だが、それを感じさせない緊張感溢れる演奏が凄い。1970年代の彼らも凄かったが、それにも増して凄い。素晴らしい。
January 9, 2009
「Performing this week... Live at Roniie Scott's / Jeff Beck」
来日が話題のジェフ・ベックの最新ライヴ盤。切れ味抜群のギター・プレイは健在。「Best of」的な選曲もいい。
January 9, 2009