幻想音楽夜話
Picks Log
ちょっと気になっている音楽やアーティストについて、あるいは気になった音楽シーンの話題について、「幻想音楽夜話」のトップページの「Picks」欄に短いコメントで気ままに記しています。このページはその「Picks」欄の過去ログです。「Picks」欄の過去ログは年毎にまとめてあります。メニューから表示ページを選択して下さい。最新のものは「幻想音楽夜話」トップページでどうぞ。
大瀧詠一を悼む
年末になってとんでもない訃報が飛び込んできた。大瀧詠一が30日、解離性動脈瘤で亡くなった。享年65。大瀧詠一について、ここで説明するまでもないと思う。はっぴいえんどからソロでの活動など、日本の音楽シーンに与えた影響は計り知れない。「A Long Vacation」や「Each Time」は日本ポップミュージック史上に残る、永遠のマスターピースだ。山下達郎のFM番組「サンデーソングブック」での、山下達郎と大瀧詠一による「新春放談」も、もう聞けない。今年は「A Long Vacation」を聴きながら年を越そう。心よりご冥福をお祈りします。
December 31, 2013
2013年個人的年間アルバムベスト3
今年もやろう、「個人的年間アルバムベスト3」。購入したCDの中から、2013年に発売された「新作アルバム」と「復刻アルバム」、それぞれ3枚、選んでみた。順番は発売日順、上のものから1位、2位、3位ではない。「復刻アルバム」は必ずしも今年が初めての復刻というわけではない。

【新作】
「Memphis / Boz Scaggs」
「13 / Black Sabbath」
「Can't Get Enough / The Rides」

今年はまったくと言っていいほど迷わなかった。ボズ・スキャッグスの「Memphis」とライズの「Can't Get Enough」はとにかく素晴らしかった。特に「Memphis」は「名盤」として名を残す作品じゃないかと思う。The Ridesはスティーヴン・スティルスがバリー・ゴールドバーグ、ケニー・ウェイン・シェパードと組んだグループの作品だが、これも素晴らしかった。自作曲とカヴァー曲とを織り交ぜた構成だ(ニール・ヤングの「Rockin' in the Free World 」もカヴァーしている)が、どの曲もライヴ感溢れるグルーヴがたまらない。ブラック・サバスの「13」はトニー・アイオミ、オジー・オズボーン、ギーザー・バトラーの久しぶりの顔合わせ、期待を裏切らない出来だった。ポール・マッカートニーやエリック・クラプトン、松任谷由実、ボストンらの新作も発表されたが、それらは次点ということにする。

【復刻】
「Bachman-Turner Overdrive / Bachman-Turner Overdrive」(紙ジャケット仕様SHM-CD)
「Loco Island / 二名敦子」(2013年K2HDリマスタリング)
「Concerts: Bregenz Munchen / Keith Jarrett」

今年はバックマン・ターナー・オーヴァードライヴとザ・ママス&ザ・パパスの一連の紙ジャケでの復刻が嬉しかった。特にBTOは“待ってました”的な復刻で、ファーストから5作目までリマスターでの復刻が嬉しかったな。二名敦子の復刻も嬉しい限りだ。「Windy Island」と「Naturally」の復刻も嬉しかった(買ったさ)が、何と言っても「Loco Island」だ。リゾート感溢れる雰囲気がたまらないぞ。もう一枚はヴィグラス&オズボーンの「Queues」になるはずだったのだが、12月になってキース・ジャレットの「ヨーロピアン・コンサート(完全版)」が発売された(輸入盤は11月に発売)ので、入れ替わった。何しろこの時期(1981年)のキース・ジャレットのソロ・ピアノは素晴らしい。ミュンヘンでの音源は初CD化の復刻だ。これを選ばないわけにはいかない。他にも 小林泉美&フライング・ミミ・バンドの「ORANGE SKY - ENDLESS SUMMER」とか、ベック・ボガート&アピスの「Live In Japan(40周年記念盤)」とか、ウェンディ・ウォルドマンの「Love Has Got Me」とか、ポール・マッカートニー&ウイングスの「Wings Over America」とか、素敵な復刻があったが、それらは次点になってしまうわけだな。
December 26, 20133
Spandex Effect / Spandettes
スパンデッツ、カナダの新人バンドだそうだ。10人組だそうで、3人の女性ヴォーカルがいるらしい。CDショップで目に留まってちょっと試聴してみたんだが、爽快なグルーヴ感がなかなかいいぞ。元気の出る音楽だ。
December 19, 2013
ジム・ホールを悼む
ジャズ・ギタリストのジム・ホールが、10日、ニューヨークの自宅で亡くなったそうだ。享年83。今夜は「アランフェス協奏曲」を聴こう。ご冥福をお祈りします。
December 14, 2013
ボストン、スザンヌ・ヴェガ新作
ボストンの新作「Life Love & Hope」が18日に発売される。実に11年ぶり、6作目の作品だ。スザンヌ・ヴェガは7年ぶりの新作「Tales From The Realm Of The Queen Of Pentacles」が1月29日に発売される。忘れていた頃に発表される新作というのも、悪くはないな。
December 12, 2013
青山純を悼む
ドラマーの青山純が12月3日に亡くなった。青山純と言えば、近年では山下達郎との活動が有名だが、1970年代からフュージョン・シーンで名を馳せたドラマーだ。セッション・ミュージシャンとしての活動も数限りない。享年56。若すぎる。心よりご冥福をお祈りします。
December 7, 2013
Queues / Vigrass & Osborne
1970年代初期の洋楽を聴いていた人なら「秋はひとりぼっち」というタイトルのヒット曲を覚えていると思う。ヴィグラス&オズボーンというデュオのヒット曲で、特に日本では好きな人の多い楽曲だ。では「ミスター・デッドライン」はどうだろう。「ミスター・デッドライン」もヴィグラス&オズボーンのシングル曲で、ちょっとしたヒットになったのだが、今ではほとんど聴く機会もなくなってしまった。ヴィグラス&オズボーンの「秋はひとりぼっち」を収録したアルバム「Queues」は1972年に発表されたそうだが、当時は聴く機会もなかった。その「Queues」が、「ミスター・デッドライン」(と「パールを忘れないで 」)をボーナストラックとして収録して、11月に復刻された。迷わず購入して聴いている。「秋はひとりぼっち」も好きだが、個人的には何と言っても「ミスター・デッドライン」だ。大好きな曲だった。久しぶりに聴く。もしかしたら、ヒットしていた当時以来かもしれない。何とも懐かしいが、今聴いてもやっぱり好きだな。アルバムも爽やかな佇まいの好盤だ。最新リマスター、紙ジャケット仕様も嬉しいぞ。
November 16, 2013
Rhythm & Blues / Buddy Guy
ブルースというジャンルにはそれほど興味があるわけではないのだが、ときどきハマってしまうものがある。バディ・ガイの新作もそのひとつ。「Rhythm」と「Blues」の2枚組で「Rhythm & Blues」、なんともストレートだ。それにしてもバディ・ガイ、1936年生まれだそうだから今年で77歳だ。77歳にしてこの歌声とギター、恐れ入る。かっこいいぞ。

November 16, 2013
ルー・リードを悼む
ルー・リードが27日、ニューヨーク州サウサンプトンで亡くなった。5月に肝臓移植手術を受けていたそうで、その関連の病気が原因らしい。享年71。ロック・ファンならルー・リードの名を知らない人はいないと思う。ロック・ファンなら一度はヴェルヴェット・アンダーグラウンドを聴いたことがあるだろう。個人的にも一時期、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとルー・リードにハマっていたことがある。今日はルー・リードを偲んで彼の作品群を聴こう。心よりご冥福をお祈りします。

October 28, 2013
Still Within The Sound Of My Voice / Jimmy Webb
名ソングライターとして知られるジミー・ウェッブの新作だ(日本盤は9月18日発売)。ジミー・ウェッブのアルバムは「Angel Heart」を持ってるだけだが、ちょっと期待して新作を買った。期待通り、いいアルバムだった。しっとりと落ち着いた味わいの、しみじみとした音楽集だ。カーリー・サイモンやアメリカ、ジョー・コッカーといった、ジミーの旧知の友人たちや、ルーマーなどの彼が注目している若手をゲストに迎えている。どれも素晴らしい仕上がりだ。ライナーにはそれぞれの楽曲にジミーが手記を寄せている。“楽曲の解説”ではなく、ゲスト・ミュージシャンとの思い出話などのエピソードが綴られていて、これがなかなかいい。カーリー・サイモンやアメリカのメンバーとのエピソードなどは読まないと損だぞ。

October 2, 2013
Superfly BEST
「Superfly BEST」が25日に発売された。新曲を含む全29曲収録、2枚組。思えば2007年5月、Superflyのデビューシングル「ハロー・ハロー」が気に入って、そのことを書きたいがために当サイトに「Picks」蘭を設けたのだった。あれからすでに6年か。ちょっと感慨深いものがある。これからも応援するぞ。
September 26, 2013
Pavlo
Pavloというインストゥルメンタル・バンドが来日して、8月30日、31日、9月1日にコンサートを行う(行っている)らしい。Pavloというバンドのことを、寡聞にしてまったく知らなかったのだが、先日偶然にFMで耳にして衝撃を受けてしまった。調べてみると、Pavloというバンドはカナダ出身のギタリスト、Pavloを中心にした4人編成バンドで、フラメンコを彷彿とさせるような、独特の音楽を演っている。「メディタレニアン・ギター」という“独自のジャンル”だそうだ。初めて聴いたとき、「おっ、カッコいいぞ、アル・ディ・メオラ? 違うよな、誰?」というのが正直な感想。すでにキャリアは長いようで、何作かCDが発売されている(輸入盤で買える)。最新作「Six String Blvd」は輸入盤の日本流通仕様が発売されるようだ。CD買って、じっくり聴いてみたい。
August 31, 2013
山口冨士夫を悼む
訃報が続くが、山口冨士夫が14日に亡くなったそうだ。個人的にはそれほど聴いていなかったが、ザ・ダイナマイツや村八分は記憶に刻まれている。ご冥福をお祈りします。
August 17, 2013
ジョージ・デュークを悼む
ジョージ・デュークが8月5日、ロサンゼルスの病院で亡くなった。慢性リンパ球性白血病を患っていたそうだ。享年67歳。個人的にはスタンリー・クラークとの「The Clarke Duke Project」が印象に残っている。大好きなアルバムだった。よく聴いた。ジョージ・デュークを偲んで、久しぶりに「The Clarke Duke Project」を聴こう。ご冥福をお祈りします。
August 7, 2013
She & Him Volume 3
Zooey Deschanel と M.Ward のふたりによるユニット、She & Him のニュー・アルバムだ(日本盤は5月2日に発売)。買おうかどうしようか、迷っていたんだが、結局買ってしまった。で、買ってよかった。なかなか良いぞ。好みだ。カヴァー曲が3曲あって、ブロンディーの「Sunday Girl」なんかもやってて良い感じなんだが、Zooey Deschanel によるオリジナル曲が実にいい。車用にCDを焼いて、毎日車の中で聴いている。
June 14, 2013
AKB総選挙
AKB総選挙で世間が喧しい。1位が指原莉乃、2位は大島優子、3位は渡辺麻友だったそうで、その結果には「ほぉ」と思うだけで特にコメントはないが、AKB48の楽曲はいつも素晴らしいと思って聴いている。「さよならクロール」も好きだぞ。
June 9, 2013
アラン・オデイを悼む
本欄に書くのを失念していた(山下達郎の「サンデー・ソングブック」を聞いていて、書いていないことに気付いた)。アラン・オデイが5月17日、癌との闘病の末に亡くなったそうだ。アラン・オデイと言えば山下達郎の楽曲の英語詞を担当していたことでも知られるが、本来は1970年代初期にソングライターとしてデビューしたシンガー/ソングライターだ。ライチャス・ブラザースの「ロックン・ロール天国」やヘレン・レディの「アンジー・ベイビー」などはアランの書いたものだ。自身も1977年に「アンダーカヴァー・エンジェル」のヒットを放っている。2010年に彼のアルバム「Appetizers」と「Oh Johnny!」が紙ジャケット仕様のSHM-CDでリイシューされて、早速購入して久しぶりに聴いたときは嬉しかった。山下達郎とアランとの付き合いはけっこう古いようだが、広く知られたのは全編英語詞のアルバム「Big Wave」が発表された頃かもしれない。6月2日の「サンデー・ソングブック」は追悼特集だった。9日も引き続き追悼特集らしい。ご冥福をお祈りします。
June 3, 2013
レイ・マンザレクを悼む
ドアーズのレイ・マンザレクが、20日、ドイツのローゼンハイムで亡くなった。胆管癌で闘病中だったそうだ。享年74歳。ドアーズは大好きなバンドのひとつだ。レイ・マンザレクのオルガン・プレイも大好きだった。レイ・マンザレクを偲んで、今日はドアーズを聴こう。ご冥福をお祈りします。
May 21, 2013
シャンペイン ?
[Champagne]という日本のバンドが話題になっているようだ。「シャンペイン」と言えば、1981年に「How 'bout us」のヒットを放った「Champaign」が思い出される。「champagne」と「champaign」はカタカナで書くと同じ「シャンペイン」で、英語での発音も同じみたいだが、スペリングが違うことからもわかるように、別の単語だ。「champagne」はお酒のシャンパンのこと、「champaign」は「平原」という意味だ。「Champaign」の「How 'bout us」は当時LPを買ってよく聴いた。久しぶりに聴きたくなったのだが、CDで買い直していないのでYouTubeで探して聴いた。やっぱりCD欲しいぞ。でも発売されているCDのラインナップがあんまり充実していないみたいだ。丁寧なリイシューを望む。[Champagne]から始めたのに、[Champagne]の話題でなくてすまん。
May 17, 2013
The Strypes
話題のザ・ストライプス、26日のミュージックステーションにも出演していたけれども、ミュージックステーションの視聴者層にザ・ストライプスの魅力が理解できたんだろうか。ヤードバーズもザ・フーもスモール・フェイセスも知らない人たちには意外に新鮮に聞こえるのかもしれないな。平均年齢16歳だそうだが、すでに大物の風格。こういうバンドも、こういう音楽も大好きだ。いいぞ、ストライプス。
April 28, 2013
Black Sabbath 新作「13」
Black Sabbathの新作「13」、国内盤も発売されることになったようだ。個人的にはちょっと楽しみにしている。オジー・オズボーンとトニー・アイオミ、ギーザー・バトラーの3人が集結、ということで、個人的には“この3人がいなくてはブラック・サバスじゃない”と思っている。それにしても、かつての全盛期からおよそ40年(!)だ。どんな音楽を聞かせてくれるのだろう。
April 20, 2013
Deep Purple & Black Sabbath & Renaissance 新作
Deep Purple、Black Sabbath、Renaissanceといった往年の名バンドが相次いでニューアルバムを発表するらしい。Deep Purpleはジョン・ロード死去後の新作、キーボードはドン・エイリーが加わったようだ。Black Sabbathはオジー・オズボーンとトニー・アイオミ、ギーザー・バトラーというオリジナル・メンバーが集結しての新作ということで話題になっているが、日本盤は(3月30日現在では)発売の予定がないようだ。Renaissanceも息長く活動を続けているけれども、12年ぶりのニューアルバムだそうだ。知らなかったのだが、昨年マイケル・ダンフォードが亡くなったそうで、新作は追悼盤らしい。個人的にいちばん興味があるのはBlack Sabbathかな。
March 30, 2013
Memphis / Boz Scaggs
ボズ・スキャッグスの新作「メンフィス」、あんまり注目していなかったんだけれども、あちこちで評判が良いし、FMから聞こえてくる歌声に聞き惚れてしまって購入してしまった。世間の評判に違わず素晴らしいアルバムだ。ボズは1944年生まれだそうだから、今年で69歳か。その年齢に少し驚く。年を重ねても衰えない歌声、年を重ねたからこその深い味わい、「傑作」として名を残しそうな予感がする。
March 20, 2013
ケヴィン・エアーズを悼む
ケヴィン・エアーズが2月18日、フランスの自宅で亡くなったそうだ。享年68歳。エアーズを偲んでソフト・マシーンを聴こう。ご冥福をお祈りします。
February 23, 2013
The Next Day / David Bowie
デヴィッド・ボウイの10年ぶり、30作目のオリジナル・アルバムだそうだ。プロデュースはトニー・ヴィスコンティ。1月8日、新曲「Where Are We Now?」が一切の事前発表無く、119ヶ国のiTunes Storeで配信開始され、内27ヶ国では24時間以内にトップになったらしい。う〜む、デヴィッド・ボウイ、今もその人気は衰えずといったところか。アルバム「The Next Day」は3月13日発売、待ち遠しいぞ。
January 18, 2013
A LA MODE / 川口千里
女子高生ドラマーだそうだ。1997年生まれということだから今年で15歳。デビュー・アルバムが1月8日に発売された。YouTubeで演奏が見られるから興味のある人は見てみるといい。すごいぞ。
January 12, 2013