相模原市中央区上溝〜陽光台
−道保川公園−
晩冬の道保川公園
Visited in February 2024

道保川公園は道保川の源流域に設けられた自然豊かな公園だ。常緑樹の多い樹林は冬になっても緑濃く、ところどころに植えられた水仙が彩りを添える。

厳しい寒さの続く二月上旬、さすがにせせらぎの涼やかな印象を楽しむような気分にはなれないが、早春の光を反射してきらめく水面はたいへんに美しく、ついついカメラを向けてしまう。

常緑樹の多い樹林では、残念ながら野鳥観察には不向きかもしれない。ときおり聞こえる鳥の声に誘われて見上げてみても、木々の葉に遮られて姿を見つけることは難しい。それはそれで楽しい、冬の樹林散歩である。

道保川公園の水仙はもちろん人の手によって植えられたものだろう。“群生”と呼べるほど多数の水仙が見られるわけではないが、あちこちに植えられた水仙を探しながらの散策も楽しいものだ。

晩冬から早春にかけての道保川公園は、この季節にも緑濃い樹林と清らかなせせらぎの景観が一番の魅力だろう。さらにところどころに植えられた水仙が散策の楽しみをひとつ加えてくれる。寒さの厳しい季節は散策に出かけるのも億劫になりがちだが、そんなときの散歩道として好適な公園だと言っていい。


