多摩市連光寺
大谷戸公園
Visited in April 2024

多摩市連光寺の南部に大谷戸公園という市立の公園がある。多摩市における多摩ニュータウン域の最北端に当たるところだ。1987年(昭和62年)に開園した近隣公園で、2.7haほどの面積を有している。広場を中心にした構成で、子どもたちのための遊具類を設置し、キャンプ練習場も併設している。

公園はほぼ長方形をした敷地で、その大部分を「自由広場」と名付けられた芝生の広場が占めている。その地形にも関わらず広々とした開放感がある。広場の南側は緩やかな斜面になって、大型の複合遊具など、種々の遊具類が置かれている。

池の上流側には「しょうぶ池」という小さな池もある。「しょうぶ池」では初夏にはキショウブが見られるようだ。この辺りは大谷戸公園と桜ヶ丘公園との境に当たるところで、正確には池や沢は桜ヶ丘公園の範囲のようだが、現地に立ってみるとどこまでが大谷戸公園の範囲なのかも判然としない。

利用には予約が必要だが、多摩市外の人でも利用できるようなので興味のある人は問い合わせてみるとよいだろう。利用方法、予約方法、利用料金などの詳細は多摩市健幸スポーツパートナーズによる公式サイト(頁末「関連する外部ウェブサイト」のリンク先)を参照されたい。

大谷戸公園から南へ園路を辿っていけば、そのまま都立桜ヶ丘公園の西端部の園路に繋がっている。都立桜ヶ丘公園の西端部は南北に延びる谷戸を成しているが、そもそもこの谷戸が大谷戸と呼ばれる谷戸だったらしい。

「連光寺」の地名は「蓮光寺」として吾妻鏡にも記されているという。新編武蔵風土記稿には「小名下屋舗の辺なる坂を寺坂と称するは、恐らくは此辺その旧跡なるべしといへり」とあるものの、連光寺の地名の由来について詳しいことはわかっていないらしい。いろいろと推測できるものの、はっきりとはわからない、というのも、昔から続く地名の面白みだ。

大谷戸公園は広場や遊具が魅力的で、子どもの遊び場として好適な公園と言っていい。子どものいるファミリーなら充分に楽しめるだろう。大人のための散策路としても楽しい。都立桜ヶ丘公園と合わせて散策を楽しむといい。近くに飲食店などは無いので訪れる際はお弁当持参がお勧めだ。
公園の北側に十数台分の駐車場が用意してあるが、駐車台数は充分とは言えず、行楽シーズンの休日には満車状態が続く。バスを利用するのであれば聖蹟桜ケ丘駅からの連光寺行きの路線で春日神社バス停、永山駅から聖ケ丘団地行き路線で聖ヶ丘二丁目バス停などが近い。
公園の北側に十数台分の駐車場が用意してあるが、駐車台数は充分とは言えず、行楽シーズンの休日には満車状態が続く。バスを利用するのであれば聖蹟桜ケ丘駅からの連光寺行きの路線で春日神社バス停、永山駅から聖ケ丘団地行き路線で聖ヶ丘二丁目バス停などが近い。



