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八王子市東浅川町
南浅川の梅並木
Visited in March 2025
南浅川の梅並木
八王子市東浅川町の北東端、南浅川の右岸に梅の木が並ぶところがある。大きく枝を張った梅の木が並び、咲き誇って河岸を彩る景観は見事なものだ。梅の花が見頃の三月上旬、東浅川町の南浅川河岸を歩いた。
南浅川の梅並木 八王子市南浅川町の北端部は南浅川だ。南浅川が町の境になっており、北側(左岸側)は長房町、南側(右岸側)が東浅川町だ。その中央部辺り、南浅川を跨いで南浅川橋という橋が架かっている。大正天皇陵造営に伴う参道整備の際に築造された橋だ。

南浅川橋から下流側に500mほど下ったところに陵東橋という小さな橋がある。この陵東橋を中心に上流側と下流側、それぞれ200mほど、南浅川の右岸側には梅の木が並んでいる。早春になれば梅の花が河岸を彩り、南浅川に一足早い春の訪れを告げる。河岸に並ぶ梅の木が咲き揃う景観はなかなか見事なものだ。
南浅川の梅並木 この辺り、南浅川の右岸は堤防上を車両通行可能な一般道が通り、そこから一段下がった河川側をサイクリングロードが通っている。梅の木はその間の斜面に並んでいる。わずかに紅梅も混じっているが、ほとんどが白梅だ。

梅といえば寺社や庭園などに咲く姿や里山風景の中の営農地の梅林などを思い浮かべることが多いが、河岸に並ぶ梅の木はそうした梅とは違った興趣が感じられる。堤防上の道路から見下ろすように眺める風景もいいし、下のサイクリングロードから見上げるように見る梅の姿もいい。河岸の開放感も手伝って、なかなか晴れやかな風景だと言っていい。

南浅川の梅並木 営農地の梅林は実の収穫がしやすいように樹高を抑えるように剪定がなされているものだが、ここの梅はそうした必要がなく、また寺社や庭園の梅のように樹形を整えるための剪定も行われていないようで、それぞれの梅の木は四方に大きく枝を伸ばし、樹木としての生命力を感じる野趣溢れる姿だ。

陵東橋の少し上流側では南浅川はわずかに緩やかに曲がって流れ、単調になりがちな河岸の風景に表情を与えているのもいい。梅が植えられているのは陵東橋を中心に数百メートルほどの距離だが、梅の花を愛でながら河岸を歩けばのんびりとした早春のひとときを過ごすことができる。
南浅川の梅並木
この辺り、南浅川の左岸には桜が並び、春には見事な景観を見せてくれるところだが、三月上旬では桜にはまだ早い。まだまだ風に冷たさの残る時期だが、早い春を探して河岸散歩を楽しんでみるのも悪くない。陵東橋から南浅川右岸を上流側に200mほど辿れば陵南公園の分園が設けられている。園内、南西側の隅の広場にも少ないながらも梅の木が植えられている。併せて訪ねてみるのもいい。
南浅川の梅並木
南浅川の梅並木
南浅川の梅並木