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町田市野津田町の町田ぼたん園は、その名が示すように牡丹の名所として広く知られ、四月下旬から五月上旬の花期には多くの観賞客を集めている。町田ぼたん園は牡丹の開花期のみ開園しており、その期間は入園料が必要なのだが、それ以外の期間は無料開園し、自由に利用することができる。
「お休み処」の裏で山茱萸(サンシュユ)の花を眺めていると、女性のふたり連れがやってきて、「これは何の花だろう」と話し始めた。「サンシュユ」と書かれたプレートに気づき、「ああ、山椒よ。山椒ってこんな花なのね」と勘違いされていた。言葉の響きが似ているのでこのときのように混同されることもあるようだが、「山茱萸(サンシュユ)」はミズキ科、「山椒(サンショウ)」はミカン科の、別の樹木だ。余談だが宮崎県の椎葉地方に伝わる民謡「ひえつき節」で「庭のサンシュの木、鳴る鈴かけてよ」と唄われる。この歌の「サンシュ」は山茱萸(サンシュユ)か山椒(サンショウ)かで論議を呼んだことがあるという。宮崎では「さんしょう」が「さんしゅ」と訛ることが多く、椎葉村でも「ひえつき節」の「さんしゅ」は「山椒」である旨の「公式」見解を示している。
![]() ![]() ![]() ![]() 町田ぼたん園の周辺は七国山から連なる丘陵地帯で、この季節には美しい梅林の風景を見ることができる。少し歩けば薬師池公園も近い。薬師池公園の梅林や周辺の散策と併せて、早春のひとときを楽しむのがお薦めだ。 |

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