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横浜市都筑区の西部、見花山(みはなやま)の街区に「見花山かりん公園」がある。広場の一角に遊具類を配した小規模の公園だが、見花山の住宅街の直中に位置しており、利用者は多く、生き生きとした雰囲気のある公園だ。愛護会も存在するようで、愛護会の方々が日常的に整備されておられるのだろう、園内には荒れた印象は無かった。公園は「ゆうばえのみち」という名の緑道に面しており、緑道を辿っての散策も楽しい。
公園の名にも冠され、街区の名でもある「見花山」は、昔からのこの辺りの地名であるらしい。何とも風雅な名だが、その由来は字面のもたらす印象とは少々異なるもののようだ。この付近は江戸時代には川和村と池辺村との境界近くに位置し、その境界線は複雑に入り組んでいたらしい。川和村は池辺村をはじめとして五つの村と接し、その境を巡って度々諍いが起こったという。現在の見花山付近がそうした争いの中心になっていた地域で、そこにあった丘はいつしか「けんか山」と呼ばれるようになった。その「けんか山」に「喧嘩」ではなく「見花」の字を当てたというわけだ。地元の人々はつい最近まで「見花山」を「けんかやま」と読んでいたそうだが、やがて「見花山」はそのまま「みはなやま」と読まれるようになった。地名というものの変遷の面白みを感じるところだ。その、かつての「けんか山」のあったところが、他ならぬ「見花山かりん公園」の場所であるらしい。今では穏やかな表情の公園に姿を変えて子どもたちの遊び場として親しまれているが、かつては村の境界を巡っての人々の諍いが起こった場所なのかと思うとなかなか感慨深いものがある。 |

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