横浜線沿線散歩公園探訪
横浜市神奈川区白幡町
白幡池公園
October 2003
現況と異なる内容を含んでいます
白幡池公園
東急東横線白楽駅の北方の住宅街の中、駅から歩いて五分ほどの距離に白幡池公園がある。公園は横浜市神奈川区白幡町に位置しているが、この辺りはちょうど神奈川区と港北区との区境に近いところで、地図を見ると公園は港北区の篠原台町にくい込むような形で張り出している。西には港北区篠原台町に位置する県立篠原園地に隣接し、白幡池公園と一体化した印象で繋がっている。
白幡池公園
公園はその名が示すように池を抱えており、公園の面積のほとんどを池が占め、その周囲を遊歩道が巡る。池は「白幡池」という名で、足洗川の源流である旨が記されている。池は釣りが楽しめるようで、訪れた日にも数多くの釣り人が池の岸辺の思い思いの場所に陣取って釣り糸を垂れていた。

西側の岸辺から池の中央部に向けて桟橋のように木道が張り出し、そこへ歩けば池の中ほどから岸辺の風景を眺めることができる。ここでも幾人かの釣り人の姿がある。北東側の角にも水面の上に張り出した木製のデッキ部分があり、そこには四阿も設けられている。四阿では将棋を楽しむ地元の人の姿があった。

白幡池公園
池の西側には小さいながらも広場があり、その隅にブランコが置かれて子どもたちの遊ぶ姿があった。遊具類はあまり充実しているとは言えず、子どもたちのための遊び場としては少々物足りないかもしれない。もっぱらお母さんたちの社交場と化しているようにも見える。

その広場から繋がって西に林が延びているが、それはすでに県立篠原園地で、そのまま遊歩道を辿って散策を楽しむことができる。
白幡池公園
公園の周囲は住宅街で、白楽駅前の商店街にも近いが、公園は喧噪から離れて静かな空気に満たされている。池を囲む木々の風情もよく、穏やかでのどかな時間が流れているように見える。小さな公園だが、水辺と木々の緑の織りなす風景は魅力的で、池を眺めながらのんびりと時を過ごしたくなる。岸辺でくつろぐ人の姿は意外なほど多く、岸辺に造られた小さな水路を覗き込む子どもたちや、ベンチに腰を下ろして一休みするお年寄り、遊歩道を辿って散歩を楽しむ人など、それぞれに公園での時間を楽しんでいるようだ。

公園の性格としては地元の人たちのための憩いの場だが、池の佇まいなどは来訪者の立場でも充分に楽しめるものだろう。岸辺を縁取る木々には桜も多く、春には美しい風景に染まるという。春から初夏の季節を選んで訪ねてみると、よりいっそう楽しめるかもしれない。「神奈川区ビューポイント36景」のひとつに選ばれている公園でもある。
追記 平成2年(1990年)に選定された「神奈川区ビューポイント36景」は、平成18年(2006年)4月、「わが町かながわ50選」にリニューアル、さらに平成21年(2009年)、横浜開港150周年に合わせて「わが町 かながわ とっておき」にリニューアルされている。
白幡池公園