横浜線沿線散歩公園探訪
相模原市大島
−相模川自然の村公園−
晩秋の相模川自然の村公園
Visited in November 2000
晩秋の相模川自然の村公園
相模川河畔という立地と水遊びのできるせせらぎがあることで夏の行楽地として魅力的な相模川自然の村公園だが、秋の紅葉シーズンの風情もなかなか良いものがある。相模川河岸の木立も紅葉して美しい景観を見せてくれるし、公園内にもモミジの木が植えられていて散策の目を楽しませてくれる。園内のモミジは数はそれほど多くはないのだが、古民家との取り合わせが見せる風情も良く、自然の溢れる周囲の中の落ち着いた雰囲気が楽しめる。
古民家園の庭先にぽつんとあるモミジが味わいがあっていい。古民家の背後は河岸の斜面の雑木林で、紅葉した木々を背景に見る古民家と庭先のモミジというのは山里の晩秋を彷彿とさせて楽しい。訪れた時には古民家の中のかまどを使っていたようで、薪が燃えて煙が庭先に漂っていた。少しばかり煙かったが、それもまた楽しい。
晩秋の相模川自然の村公園

夏には水遊びの子どもたちで賑わうせせらぎだが、その流れの脇にも何本かのモミジがあり、この季節の低い角度で指す日射しにきらめく水面とモミジの赤との取り合わせがいい。流れの上流端のあたりにもモミジの木があり、その傍らからはモミジと古民家の屋根とが紅葉の雑木林を背景に見える。この景観もなかなか風情があっていい。
晩秋の相模川自然の村公園
駐車場脇の広場にもモミジの木が植えられていて、車で訪れた際に駐車場へ入ってくるとこのモミジの見事な紅葉がまず目に飛び込んできて楽しませてくれる。あたり一面が紅葉で覆われるような紅葉の名所というわけではないが、自然溢れる周囲の景観の中で、古民家とモミジの見せる景観は郷愁を誘うような印象があって味わいのあるものだった。
晩秋の相模川自然の村公園