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公園の南側は小高い丘になっており、その丘の広場に面した北斜面の東側にはハナミズキやツツジが植えられている。訪れた四月の下旬、咲き始めたツツジと盛りを迎えたハナミズキが美しかった。ハナミズキは街路樹としてよく見る樹木だが、このように、小規模ながら「林」を成していると、街路樹としてみるものとは違った興趣があるように思える。ハナミズキの林となった丘の斜面に足を踏み入れるとハナミズキに包まれるような感覚が楽しい。春の青空を背景に、白やピンクのハナミズキが陽光に映える。爽やかな美しさだ。
公園の南側を占める丘には、広場側からは上ってゆくことができず、西側を通る舗道から回り込んで、丘の南側から上らなくてはならない。この丘に登る小径の佇まいがいい。まるで農家の裏山にでも上ってゆくような感覚があり、このあたりがまだのどかな多摩丘陵の農村だった頃を彷彿とさせる。丘の頂上には送電線の鉄塔が建っており、その敷地はフェンスで囲われているのだが、その横に小さな広場が設けられている。広場は桜に囲まれている。きっと春の景色は美しいだろう。丘の頂上はなかなかの高みで、南へ視線を向けると多摩ニュータウンの街並みを木々の向こうに見ることができる。吹き渡る風も爽快だ。
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