佳景探訪
遠藤あじさいロード
神奈川県藤沢市、遠藤地区を流れる小出川河岸に沿った「花とせせらぎの道」には紫陽花が植栽されている。「遠藤のあじさい」として知られ、六月中旬には「あじさいまつり」も開催される。紫陽花が見頃を迎えた六月中旬、遠藤の「花とせせらぎの道」を訪ねた。



遠藤あじさいロード

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遠藤あじさいロード
神奈川県藤沢市の北部、茅ヶ崎市の北端部に接して遠藤という地区がある。慶応大学湘南藤沢キャンパスが建っているのが、この遠藤地区だ。その慶応大学湘南藤沢キャンパスの東側から南側へ沿うように、小出川という小さな川が流れている。小出川の河岸は「花とせせらぎの道」として整備され、上流川部分には紫陽花が、下流側には彼岸花が植栽され、それぞれの花期に美しい景観を見せてくれる。「遠藤まちづくり推進協議会」が主体となって環境整備が進められているもののようで、それぞれ「遠藤あじさいの会」と「遠藤彼岸花の会」が日常の管理に当たっているという。紫陽花が植えられているのは、ちょうど慶応大学湘南藤沢キャンパスの東側に当たる部分、「えびす橋」から「大黒橋」にかけての区間だ。「遠藤のあじさい」として知られ、観賞に訪れる人も少なくないようだ。

紫陽花は小出川の両岸に一定の間隔で、西洋アジサイとガクアジサイと織り交ぜて植えられている。小出川の西側には道路が沿っており、のんびりと歩きながら紫陽花観賞を楽しむことができる。道路は歩行者専用の遊歩道というわけではなく、車両の通行もある一般道だが、通り抜ける車はほとんどなく、気楽な散歩が楽しめる。小出川の東側には広い道路が南北に抜けており、その歩道が小出川に沿う形だ。こちらの歩道は西側の道路より少し高く、川沿いの紫陽花を見下ろすような視点になる。西側と東側とで紫陽花の見え方が異なり、違った表情を楽しめるから、西側と東側の双方を歩いて往復してみるのもいい。

小出川そのものは大きな溝のような様相で、あまり風情のある川とは言い難いが、その両岸に延々と紫陽花が並ぶ景観は素晴らしいものだ。えびす橋近くでは真っ直ぐに流れていた小出川は、やがて緩やかに曲がってゆく。まっすぐに流れる川沿いに二列に並ぶ紫陽花も良いものだが、川の流れに沿って弧を描いて並ぶ紫陽花も表情の変化が楽しめて美しい。途中には小さな橋も架かっており、橋の上からは脇の道路からとは違った景観が楽しめるのもいい。川沿いの道を辿ってゆけば河岸の紫陽花はさまざまな表情を見せてくれる。ところどころで河岸に立つ樹木の姿も景観のアクセントになっている。近くの紫陽花をゆっくりと観賞したり、遠くまで伸びる紫陽花の列に目を凝らしたり、その景観を味わいながらのんびりと散策を楽しむのがお勧めだろう。

それぞれの紫陽花の根方には、人の名を記したプレートが建てられていた。推測だが、「遠藤あじさいの会」の会員のそれぞれに担当する紫陽花があって、その方の名が記されているのではないだろうか。丹精込めて紫陽花の世話をする会員の方々の姿を思い浮かべながら、感謝の気持ちを持って観賞していきたい。

小出川の東側を南北に抜ける道路は片側二車線の広い道路で交通量も少なくなく、そのために少しばかり興をそがれるところもあるが、周辺は基本的に畑地の広がる長閑なところで、町の喧噪を忘れて散策を楽しむことができるのは嬉しい。紫陽花が植栽されているのは大黒橋までだが、そこから下流側には河岸に長閑な田園地帯が広がっている。少し散策の足を延ばしてみるのも一興だろう。

紫陽花が盛りを迎える6月中旬の日曜日には「遠藤あじさいまつり」が開催される。さまざまなイベントが催され、露店も出て賑わうようだ。「遠藤あじさいまつり」は今年(2013年)で第14回を数える。すでに恒例となって知名度も高く、訪れる人も多いようだ。そうした賑わいの好きな人は「あじさいまつり」に合わせて訪ねてみるのもいいだろう。
参考情報
交通

遠藤地区は鉄道の駅から離れており、駅からバスを利用しなくてはならない。最も近い駅は小田急江ノ島線、相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れる湘南台駅で、西口から「慶応大学」行きの路線を利用し、「慶応大学」で下車すればすぐだ。またJR東海道線辻堂駅からの「慶応大学」行き路線も利用できる。

周辺には駐車場はなく、車で来訪すると駐める場所がない。6月半ばの「遠藤あじさいまつり」の開催日には近くの空き地が臨時駐車場として用意されるようなので、当日に訪れるなら車での来訪も可能だろう。2013年、「遠藤あじさいまつり」の前日の土曜日に訪れたのだが、すでに臨時駐車場を利用することができた。車で来訪する場合は、臨時駐車場が使用可能かどうか、「遠藤あじさいまつり」を主催する「遠藤あじさいの会」に確認した方がいい。

飲食

えびす橋の袂に飲食店が建っているが、人気のある店らしく、たいへんに混み合っていた。席が空くのを待つ時間を利用して、紫陽花を観賞しているらしい人の姿もあった。近辺には他に飲食店はなく、また周辺は田園地帯で公園などもなく、お弁当を持参しても食べるのに適した場所が見つけられない。食事は駅周辺に戻ってお店を探した方が賢明だろう。

周辺

大黒橋から下流側、小出川の河岸は彼岸花の群生地として知られ、初秋には美しい景観を見せてくれる。周辺は水田や畑地の広がる長閑な田園地帯で、彼岸花の季節でなくても散策は楽しい。小出川に沿って西へ辿れば、小出川の南側の丘には茅ヶ崎里山公園がある。大黒橋から茅ヶ崎里山公園までは少し距離があるが、足を延ばしてみるのも悪くない。
遠藤あじさいロード

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