佳景探訪
深川資料館通り界隈
東京都江東区、深川江戸資料館に面した通り沿いに100店ほどの商店が建ち並び、深川情緒を漂わせている。深川資料館通り商店街だ。秋が深まる十月半ば、深川資料館通り商店街を訪ねた。



深川資料館通り界隈

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深川資料館通り界隈
東京都江東区の北西部、白河一丁目に「江東区江戸深川資料館」という施設が建っている。この資料館に面して東西に約900m延びる通りに、100店ほどの店舗が軒を連ねている。「深川資料館通り商店街」である。

江東区江戸深川資料館は1987年(昭和62年)に完成した施設だが、この資料館の建っている場所にはかつて江東区役所があった。深川資料館通り商店街の組織である「深川資料館通り商店街協同組合」は、1948年(昭和23年)、区役所に面した通りに建ち並ぶ商店の任意団体「区役所通り商栄会」として発足した。その後、1961年(昭和36年)に「江東区役所通り商店街協同組合」として法人化、1974年(昭和49年)、江東区役所が現在地である東陽町に移転したため、組合は「元区役所通り商店街協同組合」に名称変更、さらに1987年(昭和62年)に江東区江戸深川資料館が完成し、現在の「深川資料館通り商店街協同組合」となった。

深川資料館通り商店街のある通り(以下、“深川資料館通り”)は、白河と三好との境に当たっている。“深川資料館通り”の北側は西から東へ白河一丁目から四丁目、南側は同じく西から東へ三好一丁目から四丁目だ。“深川資料館通り”沿いから三好の街にかけて、深川風情漂う昔ながらの店舗が点在し、さらに近年ではおしゃれなカフェが増え、観光や散策に訪れる人が増えた。

かつて江東区役所があったことからもわかるが、この辺りはかつては江東区の行政の中心だった。散策の楽しい街として認知され、多くの人が訪れるようになったのは清澄白河駅ができてからのことである。

清澄白河駅の歴史は意外に浅く、都営地下鉄大江戸線の清澄白河駅は2000年(平成12年)12月の大江戸線全線開通に伴って開業、東京メトロの清澄白河駅は2003年(平成15年)に半蔵門線(当時は営団地下鉄)が墨田区の押上まで延伸した(それまでは「水天宮」まで)のに伴って開業した。清澄白河駅の開業以来、清澄庭園や江東区江戸深川資料館が至近だったこともあり、この周辺が観光や散策の楽しい街として認知され、「清澄白河」の名で知られるようになったというわけだ。

確かに白河から三好、さらにその西側に位置する清澄の町にかけて、楽しい街歩きを堪能できるところだ。深川の下町風情を今も漂わせる“深川資料館通り”から、住宅地の中におしゃれなカフェが点在する三好の町、清澄庭園のある清澄の町など、気の向くままに街歩きを楽しんでいると、町の通り沿いに点在するさまざまな建物の表情に心惹かれて時の経つのを忘れる。

カフェの店頭の様子もおしゃれなものだし、自転車の飾られた美容室の店頭も素敵だ。さまざまなグラスが飾られているのはガラス工芸の工房か。深川めしの名店「深川宿」の店頭の様子はいかにも深川情緒を漂わせて、つい暖簾をくぐってしまう。他にもさまざまに素敵な光景を見つけることができる。街歩き好きの人には心惹かれるアイテムが数多く点在する、素敵な町である。

“深川資料館通り”の西端、清澄通りの西側に古い鉄筋コンクリート造の長屋が建っている。これは旧東京市営店舗向住宅、1928年(昭和3年)に関東大震災後の復興事業の一環として旧東京市が建設した店舗付き住宅である。建てられてからすでに百年ほどが過ぎたが、今も店舗付き住宅として使用されている。今ではその古びた風情に惹かれてか、現代的なカフェやギャラリーなども軒を連ねている。

深川資料館通り商店街界隈は街歩きの好きな人には魅力的なところだ。下町風情の漂う佇まいや古い建築物などから、ちょっと心惹かれる街角の風景や魅力的なアイテムなど、さまざまなものに目を留めながらの散策が楽しい。歩き疲れたらカフェで一休み、昼食はもちろん、深川めしである。
参考情報
交通

深川資料館通り商店街は東京都メトロ半蔵門線「清澄白河」駅や都営大江戸線「清澄白河」駅が至近だ。どちらの駅からも徒歩2〜3分で着く。

車で訪れる際には近隣のコインパーキングなどを利用するといい。深川資料館通り商店街近くにはあまり無いが、少し離れればいくつか点在している。ほとんどが規模の小さなパーキングなので、土地勘の無い人は車での来訪は避けるのが賢明かもしれない。

遠方から車で訪れる場合は、首都高速道路9号深川線を利用するのが便利だ。都心方面からの場合は木場出口で、辰巳JCT方面からの場合は福住出口で降りればいい。予め駐められそうな駐車場の位置を調べておき、首都高出口から直接駐車場を目指すのが賢明だ。

飲食

深川資料館通り商店街をはじめ、周辺も含めてさまざまな飲食店が多数点在している。好みの店を見つけて食事を楽しもう。名物の「深川めし」を味わうのもお勧めだ。

周辺

言うまでもないが、深川資料館通り商店街沿いに「江東区深川江戸資料館」が建っている。江戸時代に関する資料を収集、保存、展示する施設だ。江戸時代末期の深川の街並みも実物大で再現されている。ぜひ見学していこう。

深川資料館通り商店街の西には「清澄庭園」が近い。江戸時代の豪商として知られる紀伊國屋文左衛門の屋敷跡とも言われる。深川資料館通り商店街と併せて立ち寄っておきたい。

さらに西へ歩を進めれば隅田川の河岸に出る。北に辿れば300mほどで小名木川、南は数百メートルで仙台堀川だ。江東区は川と水路の街だ。川や水路の風情、そこに架けられた橋の景観などを楽しみながらの散策もお勧めだ。

深川資料館通り商店街の東端部辺りから100mほど南へ下れば木場公園、園内に東京都現代美術館が建っている。

深川資料館通り商店街の西端部から南へ1kmほど辿れば門前仲町、深川不動や富岡八幡宮などの寺社巡りも楽しい
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