歴史のある街道筋や人情味溢れる下町、郷愁を誘う小集落など、風情ある町並みの風景を訪ねて散策記を記しています。散策気分でご覧頂いたり、お出かけの参考に、自由にお楽しみ下さい。「佳景探訪−町散歩」は「佳景探訪」のテーマ別インデックスのひとつです。初めての方は「Copyright」ページをご一読頂くとよいでしょう。
岩手県盛岡市鉈屋町には昔ながらの町家の風景が残る。町歩きの楽しいところだ。一角には「もりおか町家物語館」が設けられて観光客を迎えている。夏の暑さの残る九月上旬、盛岡市鉈屋町を訪ねた。
福島県会津若松市の中心「大町四つ角」から西へ、七日町通りという通りが延びている。通り沿いには明治から昭和初期にかけて建てられた商家が残り、観光客の人気を集める。九月の半ば、七日町通り周辺を訪ねた。
福島県下郷町の北端部、山々に抱かれて「大内宿」がある。江戸時代に下野街道の宿場として栄え、今も往時を偲ばせる家並みが残り、観光地として人気を集める。残暑の厳しい九月初旬、大内宿を訪ねた。
栃木県栃木市は日光例幣使街道の宿場町だったところだ。巴波川の舟運によって商業も栄えた。市内には白壁の蔵が数多く残り、「蔵の街」として知られる。晴天に恵まれた十月初旬、「蔵の街」栃木を訪ねた。
栃木県足利市は日本最古の学校として知られる足利学校のあった町だ。市内には足利氏の氏寺である鑁阿寺をはじめとして数多くの寺社が点在し、古い建物も残る町並みには良い風情がある。新緑も眩しい四月の末、「東の小京都」とも称される足利の町を訪ねた。
群馬県桐生市は江戸時代から絹織物業で栄えたところだ。明治期から昭和初期にかけて、桐生はその経済的豊かさを背景に日本の近代化を先導した町だったという。戦災を免れた桐生の町にはその頃に建てられた建物が数多く残されている。近代化遺産の残る町、桐生を訪ねた。
群馬県渋川市の西部、榛名山の中腹に伊香保温泉がある。平安以前に開かれたという歴史の古い温泉で、江戸時代には湯治客でたいへんに賑わったという。ようやく秋めいてきた九月の上旬、伊香保温泉を訪ねた。
埼玉県川越市の市街地に蔵造りの商家が並ぶ一角がある。江戸情緒を漂わせた町の佇まいは美しく、「小江戸川越」と呼ばれて多くの観光客を集めている。その「小江戸川越」、蔵造りの町並みを訪ねた。
埼玉県小川町は和紙の産地として知られる。「小川和紙」は1300年の歴史があり、古くから栄えた小川町は「武蔵の小京都」とも呼ばれる。秋晴れの日、「和紙のふるさと」小川町を訪ねた。
埼玉県秩父市の市街地には大正末期から昭和初期にかけて建てられた古い建物が数多く残っており、それらの多くは国の登録有形文化財に指定されている。昭和初期の面影を残す町、秩父を訪ねた。
東京都墨田区の北部、東武スカイツリーラインに鐘ヶ淵という駅がある。周辺は墨田区墨田の町、昔ながらの町並みが広がる。西には隅田川も近い。新緑も眩しい四月の末、鐘ヶ淵周辺の町を訪ねた。
東京都墨田区の北東部に京島という町がある。京島は戦災を免れたところで、戦前からの古い建物が残り、狭い路地が迷路のように入り組んでいる。九月の半ば、京島の町を歩いた。
東京都江東区、深川江戸資料館に面した通り沿いに100店ほどの商店が建ち並び、深川情緒を漂わせている。深川資料館通り商店街だ。秋が深まる十月半ば、深川資料館通り商店街を訪ねた。
東京都江東区の西部、門前仲町駅周辺は、いわゆる「深川」として知られる地域の中心部だ。深川不動や富岡八幡宮が建ち、情緒溢れる街並みが広がる。新緑眩しい四月下旬、門前仲町界隈を訪ねた。
東京都台東区浅草は東京を代表する観光地のひとつだ。特に雷門から仲見世を抜けて浅草寺へ至る一角は浅草の中心と言ってよく、常に多くの観光客を集めて賑わっている。台東区浅草、仲見世と浅草寺を訪ねた。
東京都台東区のかっぱ橋道具街は調理用具や厨房備品などを取り扱う問屋街として知られる。顧客のほとんどは飲食店を商うプロの人々だが、一般客にも販売を行い、観光客向けの土産物を扱う店舗もある。そのかっぱ橋道具街を訪ねた。
東京都台東区谷中は下町風情漂う町として人気だ。商店が並んで賑わう谷中銀座から築地塀の延びる寺町まで、常に多くの人たちが散策を楽しんでいる。秋の空気が心地良い十月半ば、谷中を訪ねた。
東京都中央区、銀座から晴海通りを海側へと進むと築地、さらに勝鬨橋を渡って月島、佃へと辿ることができる。築地場外市場や下町風情溢れる月島や佃など、東京の観光地として人気の高いところだ。晴天に恵まれた早春の日、銀座から佃までを歩いた。
東京都北区の南端部、駒込駅近くに霜降銀座という下町情緒溢れる商店街がある。霜降銀座はそのまま区境を跨いで豊島区の染井銀座へと繋がっている。秋も深まった十一月初旬、霜降銀座と染井銀座を訪ねた。
東京都文京区の南部、本郷四丁目と本郷五丁目の境に沿って菊坂という坂道がある。菊坂の周辺には古い家並みが残り、樋口一葉の旧居跡などがある。秋晴れの十月下旬、菊坂を中心に本郷の街を歩いた。
東京都文京区と千代田区の境、神田川を跨いで聖橋という橋が架かっている。聖橋の北東には湯島聖堂が、南にはニコライ堂が建っている。そのことから「聖橋」と名付けられたものという。聖橋から湯島聖堂、ニコライ堂など、聖橋の周辺を歩いてみた。
東京都品川区、京浜急行北品川駅付近から青物横丁駅付近にかけて、江戸時代には東海道の品川宿として賑わったところだ。往時と同じ道幅という旧東海道には古い建物も残り、さまざまな史跡が点在する。秋晴れの十月下旬、東海道品川宿を歩いた。
東京都武蔵野市の吉祥寺は「住みたい街」の筆頭として名を挙げられること多い街だ。駅の周辺は繁華な商店街だが、少し外れれば静かな住宅街、駅の南側には井の頭恩賜公園が横たわる。春まだ浅い二月の半ば、吉祥寺の街を訪ねた。
東京都あきる野市、武蔵五日市駅前から西へ約2kmの区間、檜原街道は百日紅の並木だ。夏になると白や赤の花が鮮やかに街道を彩る。百日紅の花が盛りの八月上旬、檜原街道の百日紅並木を訪ねた。
東京都青梅市の中心市街は“昭和レトロ”な町として人気だ。さらに「昭和の猫町」と謳い、あちこちに猫のオブジェが置かれている。秋も深まった十一月中旬、「昭和の猫町」を訪ねた。
(青梅市の住江町商店街に飾られていた映画看板は2018年に撤去され、現在は見ることができません)
神奈川県横須賀市の市街地に「どぶ板通り」と通称されるところがある。「どぶ板通り」は商店街で、米海軍の基地を抱える町だけあってミリタリー関連の物品を扱う店も少なくない。五月の初め、「どぶ板通り」を訪ねた。
神奈川県葉山町の森戸海岸は葉山を代表するビーチだ。夏になれば大勢の海水浴客で賑わう。南側には葉山の総鎮守である森戸大明神が鎮座する。夏の訪れを待つ六月下旬、森戸海岸を訪ねた。
神奈川県葉山町の一色海岸はリゾート感覚溢れる行楽地として人気だ。夏になれば大勢の海水浴客で賑わうが、春から初夏にかけての静かな海辺の風情も素敵だ。新緑萌える四月の下旬、一色海岸を訪ねた。
神奈川県愛甲郡愛川町中津に山十邸という明治期の豪農の住居が保存されている。周辺の町並みには古い時代の佇まいが残っており、中津川も近い。五月の半ば、古民家山十邸を訪ねた。
神奈川県真鶴町、その南部は相模灘に突き出た真鶴半島だ。真鶴半島の北側の入り江には真鶴漁港がある。潮の匂いを感じながらの漁港の散策が楽しい。残暑の九月下旬、真鶴漁港を訪ねた。
静岡県下田市は日米和親条約によって開港した港のひとつだ。開港の後、ペリー率いる米国艦隊が下田に入港、使節団が上陸し、いわゆる“下田条約”が締結された。ペリー一行が歩いた道は「ペリーロード」という散策路に整備されている。日本開国の舞台のひとつとなった下田の町、「ペリーロード」周辺を訪ねた。
静岡県沼津市の南部、西伊豆に戸田という地区がある。郷愁を感じさせる佇まいの港町の沖には御浜岬という砂州が延び、そこから駿河湾越しに見る富士山も美しい。風薫る五月の初め、戸田を訪ねた。
静岡県焼津市の北端近く、花沢地区に江戸時代の面影を残す山村集落がある。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された集落だ。夏の暑さも退いた九月中旬、「花沢の里」を訪ねた。
静岡県焼津市は漁業の町だ。焼津港はカツオやマグロの水揚げが日本有数を誇る。港周辺には古い建物も残り、町散歩も楽しい。秋の気配を感じる九月中旬、焼津港を訪ねた。
長野県上田市は上田城の城下町として栄えたところだ。市内には上田城跡公園があり、市街地には城下町の面影を伝える風景が数多く残っている。夏の暑さが残る九月の初旬、信州上田の町を訪ねた。
長野県上田市、中心街から南西へ向かった山裾に別所温泉がある。有名な北向観音をはじめ、温泉街周辺には古刹が多く点在し、「信州の鎌倉」とも呼ばれているという。九月の初旬、別所温泉と北向観音を訪ねた。
長野県東御市の西端、千曲川の辺にかつての北國街道の宿場町、海野宿がある。今でも古い時代の建物が建ち並び、興趣に富んだ景観を見せる。晴天に恵まれた九月の初旬、海野宿を訪ねた。
長野県小諸市、小諸駅近くに小諸城趾「懐古園」がある。小諸城は「日本百名城」のひとつだ。園内に残る三之門や石垣が昔日の面影を伝えている。また小諸の町には古い時代の建物も残っている。九月の上旬、懐古園と小諸の町を訪ねた。
長野県松本市の中心市街、女鳥羽川の北岸に「縄手通り」が東西に延びる。土産物店や雑貨店などが軒を並べ、風情ある景観を見せる通りだ。夏の暑さも退いた九月上旬、縄手通りを訪ねた。
長野県松本市の中心市街の一角に「中町通り」と呼ばれる通りがある。かつて善光寺街道の宿場として栄えたところである。現在もなまこ壁の蔵が建ち並び、風情ある佇まいを見せる。九月、松本の中町通りを訪ねた。
長野県松本市大手四丁目の中央部、南北に「上土通り」という通りが延びている。沿道には古い建物が残り、大正浪漫を感じる町として知られる。夏の気配の残る九月下旬、上土通りを訪ねた。
長野県塩尻市の奈良井宿は江戸時代に中山道の宿場として栄えた。木曽路十一宿のうち、江戸から二番目、難所である鳥居峠を控えて多くの旅人で賑わった。山々が紅葉に染まる十一月初旬、奈良井宿を訪ねた。
長野県木曽町の中心部はかつて中山道の福島宿として栄えたところだ。町の一角には今も往時の面影を残す家並みが残っている。山々が紅葉に染まった十一月上旬、木曽福島を訪ねた。
愛知県犬山市には国宝に指定された犬山城天守閣が建っている。市街地には今も古い町並みが残り、城下町の風情を漂わせている。夏の暑さの残る九月初旬、犬山城下町を訪ねた。
愛知県の南部、伊勢湾と三河湾を隔てて知多半島が南へ延びている。突端部は南知多町、師崎という港町があり、最先端は羽豆岬という岬だ。晴天に恵まれた九月初旬、羽豆岬と師崎の町を訪ねた。
新潟県上越市の高田は「雁木の町」として知られる。その総延長は約16km、日本一の長さだという。雪国の暮らしの中で考案された雁木が独特の景観を見せる。雪の無い九月、上越市高田を訪ねた。
石川県金沢市の中心部から北西の方角、浅野川の右岸に藩政時代の茶屋町の面影を色濃く残した街がある。「ひがし茶屋街」の名で呼ばれ、金沢の観光名所のひとつとして名を連ねている。夏の暑さも和らいできた九月の初め、ひがし茶屋街を訪ねた。
石川県金沢市の中心部近く、長町に江戸時代の武家屋敷跡が残る町並みがある。長町武家屋敷跡の名で呼ばれ、金沢の代表的観光名所のひとつとして知られる。秋の気配が漂う九月の初め、長町武家屋敷跡を訪ねた。
宮崎県宮崎市の中心部に「橘通3丁目」という交差点がある。国道10号と国道220号が交差する。この交差点から南、大淀川河畔に至る辺りが宮崎市の中心部である。暑さの盛りの八月、宮崎市街を訪ねた。
宮崎県宮崎市の中心市街近く、大淀川河岸に橘公園が設けられている。色鮮やかなテント「ロンブル」とフェニックスの樹影が織り成す風景は宮崎を象徴するものだ。強い日差しが降り注ぐ夏の日、橘公園を訪ねた。
鹿児島市城山町の辺りに「歴史と文化の道」という散歩道がある。鯉の泳ぐ水路やガス灯が風情ある景観を見せ、沿道には照國神社や西郷隆盛銅像、鶴丸城跡などが点在する。八月半ば、「歴史と文化の道」を訪ねた。
鹿児島市の城山の麓は西郷隆盛が最後を迎えた場所だ。西南戦争末期、西郷が籠もったという洞窟や、ついに最後の時を迎えた「終焉の地」が残っている。残暑厳しい八月半ば、西郷隆盛の最後の足跡を訪ねた。
鹿児島県鹿児島市の「天文館」は南九州随一の繁華街として知られる。縦横に連なる商店街には古くからの店舗も数多く軒を並べ、大勢の人たちで賑わっている。残暑の八月、鹿児島天文館を訪ねた。
鹿児島市加治屋町の甲突川左岸に「歴史ロード“維新ふるさとの道”」という散策路が整備されている。幕末から維新期にかけての薩摩の歴史を紹介するプロムナードだ。歴史ロード“維新ふるさとの道”を訪ねた。
鹿児島中央駅は鹿児島の鉄路の玄関口だ。特に東口には市電の停留所もあり、周辺には商業施設が数多く立ち並んで繁華街を成している。残暑の続く八月半ば、鹿児島中央駅桜島口界隈を訪ねた。
鹿児島県南九州市の知覧には江戸時代の武家屋敷群が残っている。「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、「名勝」に指定された庭園も残る。「薩摩の小京都」とも称される知覧を訪ねた。