佳景探訪
ひまわりガーデン武蔵村山
東京都武蔵村山市の「ひまわりガーデン武蔵村山」は都内最大級のひまわり畑として知られ、毎年多くの人々が観賞に訪れる。ひまわりの数は五十万輪という。ひまわりが見頃の七月下旬、武蔵村山を訪ねた。



ひまわりガーデン武蔵村山

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ひまわりガーデン武蔵村山

ひまわりガーデン武蔵村山
東京都武蔵村山市の東端部、緑が丘の町の一角に、七月になると見事なひまわり畑が出現する。「ひまわりガーデン武蔵村山」と名付けられ、毎年多くの人々が観賞に訪れる。

「ひまわりガーデン武蔵村山」の会場が設けられる緑が丘の町は、そもそも都営村山団地の建つところで、その建替事業に伴って発生した用地を武蔵村山市が東京都から借り受け、活用しているのだという。今も「ひまわりガーデン武蔵村山」周辺の緑が丘の町には都営アパートの建物が建ち並んでいる。

「ひまわりガーデン武蔵村山」は2012年度(平成24年度)から開園、今年(2017年)で6回目を数える。回を重ねて知名度も増し、今では2万人ほどの来園者があるという。すっかり武蔵村山の夏の風物詩として定着した観がある。

ひまわりは毎年5月に種蒔きが行われ、7月中旬から8月上旬にかけて花期を迎える。同じく東京都内のひまわりの名所として名高い清瀬の「ひまわりフェスティバル」の花期が8月中旬から9月の初めにかけてだから、7月には武蔵村山へ、8月には清瀬へと、ひまわり観賞巡りを楽しむことも可能だ。武蔵村山市と清瀬市は「ひまわりフレンドシップ協定」を結んでおり、敢えて花期が重ならないようにしているのかもしれない。

「ひまわりガーデン武蔵村山」に供される用地の面積は(公表されていないが)2haほどか。そこにさまざまな品種のひまわりが植えられている(2017年実績で10種ほど)。種蒔きには市民ボランティアも参加して行われ、その数は2016年(平成28年)の実績で、述べ二万数千人を数えるという。生育から開園期間中のひまわり畑の手入れはシルバー人材センターの方々が尽力され、行政と市民が一体となって盛り上げている様子が窺える。

「ひまわりガーデン武蔵村山」に咲き誇るひまわりの数は50万輪。もちろんそれらのすべてが一斉に咲き揃うわけではないが、満開の時期を迎えれば圧巻の景観が広がる。青く澄んだ夏空を背景に見るひまわりの花は、まさに夏を象徴するような姿だ。鮮やかに大輪の黄色い花を咲かせるひまわりや、濃い赤の花を咲かせるひまわり、見上げるほどの高いところに花を咲かせるもの、やや小ぶりなものなど、品種によってひまわりはさまざまな表情を見せる。園内をのんびりと巡って、ひまわりが見せるそれぞれの表情をゆっくりと観賞してゆくのがお勧めだ。

会場内には「見晴台」も設営されている。それほどの高さがあるわけではないが、「見晴台」からの眺めはやはり見ておきたい。ほんの2mほど視点が高くなっただけで、ひまわり畑の景観はまた違った印象になる。眼下に広がるひまわり畑を眺めていると時の経つのを忘れる。

会場の周辺は商店や企業なども点在する住宅地で、特に東から南には都営アパートの建物が建ち並び、会場内からもそれらが視界の中に入ってくるが、興を削がれるほどではない。都心部とは違って高いビルなどはあまりなく、ひまわり畑の上には夏空が広がるばかり。穏やかな景色が広がっている。

会場内には「ひまわりの迷路」や、いわゆる“顔出し看板”も設けられ、さらにさまざまなイベントも開催されて“おまつりムード”を盛り上げる。今回訪れたとき(2017年)にはシルバー人材センターの方々による撮影会も行われていた。シルバー人材センターのスタッフがひまわりを背景に希望する来園者の写真を撮り、そのプリントを無料で貰えるというもので、なかなか好評のようだった。

おもしろいところでは、会場内に「ゴーヤのトンネル」が設けられていた。会場内の一角にアーチが組まれ(ビニルハウス用の骨組みか)、そこにゴーヤを育てて「ゴーヤのトンネル」が造られている。ゴーヤは夏の強い日差しを遮るための“グリーンカーテン”として使われることも多いが、トンネルの中は日差しが遮られて案外涼しい。夏の暑さに疲れたときの一休みにもいい。トンネルの中には実ったゴーヤが下がっていた。このゴーヤはスタッフが食べるそうである。

「ひまわりガーデン武蔵村山」は8月の上旬には終わりを迎える。その後、10月に菜の花の種が蒔かれ、翌年の春、「菜の花ガーデン武蔵村山」に姿を変えて開園する。これもなかなか見事な景観である。

「ひまわりガーデン武蔵村山」のひまわりが見頃を迎えるのは7月下旬。そろそろ梅雨も明けて、いよいよ夏本番の到来か、という頃だ。「ひまわりガーデン武蔵村山」のひまわりを観賞して、本格的な夏の到来を実感するひととき、なかなか素敵な時間である。
参考情報
「ひまわりガーデン武蔵村山」は入場料などは必要ない。無料で入場、観賞することができる。開園期間など、詳細については武蔵村山市のサイト(「関連する他のウェブサイト」欄のリンク先)を参照されたい。

交通

「ひまわりガーデン武蔵村山」は多摩モノレールの「上北台」駅から約1km、西へ歩いて15分ほどで着く。開園期間中は上北台駅近くに案内所が設営されるようなので、土地勘の無い人は立ち寄って教えてもらえばいい。

車での来訪者用に敷地の一角を利用して駐車場が設けられるが、駐車可能台数は約50台分ほどだ。駐車場を利用する際には「清掃協力金」との名目で料金を支払う必要がある。

車で来訪する場合は、「新青梅街道」から市役所緑が丘出張所方面へ、「団地西通り」へと南へ折れるのがわかりやすいだろう。遠方から訪れる場合は、圏央道青梅ICから新青梅街道を都心方面へ向かい、約10kmほどだ。

飲食

「ひまわりガーデン武蔵村山」の会場周辺には飲食店は少ない。新青梅街道沿いにいくつか点在しているが、選択肢は少なく、食事は場所を変えて楽しむのがいいかもしれない。

周辺

「ひまわりガーデン武蔵村山」の会場から1kmと少し南へ辿ると湖南衛生組合菖蒲園がある。花菖蒲の花期は六月、その頃に訪ねてみるのがお勧めだ。
ひまわりガーデン武蔵村山

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