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相模川の支流のひとつに道保川という川がある。相模原市上溝から下溝にかけて河岸段丘の斜面の下に沿って流れる小さな川だが、その源流部に自然溢れる公園が整備されている。道保川公園という。そのせせらぎと野鳥のさえずりが環境庁が1996年(平成8年)から公募して定めた「残したい“日本の音風景100選”」のひとつに選定されてもいる。湧水の湿地と河岸段丘の斜面林を生かした園内には遊歩道が設けられており、木々の緑に包まれての散策が楽しい。 |
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メインの入口にあたる南側の入口から園内に入ると左手の池の様子に心惹かれる。池の周囲は植栽が整備され、池の中ほどには木製のデッキが延びており、庭園風の佇まいが落ち着いた印象を与えてくれる。傍らに管理事務所が置かれ、園内の案内図も置かれているので初めての人はこれを貰っておくとよいだろう。池は「水鳥の池」と名付けられている。亀や鯉などの姿もあるが、冬には鴨などの愛らしい姿が見られるのだろう。池の辺にカメラの三脚を据えて、水面に突き出た木枝にレンズを向けている人の姿があった。カワセミなども飛来するのかもしれない。
湿地は公園の西側の端を南北に延びているが、そこから東の斜面林の中へと大小いくつかの沢が延びている。「さえずりの沢」や「こもれびの沢」などといった名の付いたそれらの沢からさらに雑木林の中を辿る小径へと歩を進めることもできて、明るい水辺から少々薄暗い林の中へと辿る散策はそれなりの変化を伴っていて飽きない。道保川の源流とは言っても滾々と水が湧き出るというふうではない。園内の池の保持には地下水なども使われているのだろうか。
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![]() 園内は西側の水辺に沿った「水生動植物観察ゾーン」、「さえずりの沢」の辺りの「野鳥観察ゾーン」、「こもれびの沢」の「山野草観察ゾーン」、双子沢の「森林生態観察ゾーン」に指定されていて、それぞれに特徴的な自然の有り様を観察できるようだが、散策の際にはそういった「ゾーン」をそれほど意識する必要もないだろう。気の向くままに散策を楽しみ、水辺や雑木林の魅力を肌で感じればよいようにも思える。 |
![]() 園内は常に美しく整備されて荒れた印象などはない。開園時間などは比較的厳しく、時間外は閉門されて利用することはできない。冬は午後4時、夏は午後7時など、暗くなる時刻には閉門だが、6月上旬から下旬にかけての蛍の時期には例外的に午後9時近くまで開園を延長する期間があるようだ。またペットを連れての入園も禁止で、さらに虫取り網や虫かごなどは入園の際に管理事務所に預けることとなっており、なかなか徹底している。園内の動植物を採取してはいけないのはこの公園に限らず当然のことだが、訪れた日に北側の水辺で何かを摘み取る女性二人連れの姿があったのは少々残念なところだ。 ![]() ![]() |

| 開園時間 (駐車場利用時間も同じ) |
10月〜2月 | 午前8時〜午後4時 |
| 3月、9月 | 午前8時〜午後5時 | |
| 4月〜6月 | 午前7時〜午後6時 | |
| 7月〜8月 | 午前7時〜午後7時 | |
| 6月上旬から下旬にかけて夜間解放日あり | ||
| 休日 | 年末年始(12月29日〜1月3日) | |
| 交通 | JR横浜線相模原駅から 吉山経由 相模大野駅行き「七曲り下」下車 | |
| JR横浜線相模原駅から 北里大学経由 相模大野駅行き、小田急相模原駅行き、相武台前駅行き 「緑が丘1丁目」下車 | ||
| JR相模線上溝駅から 徒歩20分 | ||

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