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横浜市神奈川区の南部、横浜市営地下鉄の「三ツ沢上町」駅から「三ツ沢下町」駅付近にかけて、「三ツ沢せせらぎ緑道」という名の遊歩道が整備されている。「神奈川区ビューポイント36景」のひとつにも選ばれている緑道だ。かつての「滝の川」の跡地を緑道として整備したものという。「せせらぎ緑道」という名が示すように、緑道には「せせらぎ」が流れている。この「せせらぎ」は地下鉄「三ツ沢上町」、「三ツ沢下町」両駅に湧き出ている地下浸透水を水源に利用した珍しいものであるらしい。 「三ツ沢せせらぎ緑道」は西は三ツ沢西町から、東は松本町まで、国道1号線に沿うように東西に辿っている。この付近には「三ツ沢」の地名を冠する街区が多いが、緑道はその街区の境に沿って続く。すなわちかつての滝の川が街区の境だったからだろう。緑道の北側には西から「三ツ沢上町」、「三ツ沢中町」、「三ツ沢下町」と並び、緑道の南側には「三ツ沢西町」、「三ツ沢南町」、「三ツ沢東町」と並ぶ。国道沿いには商業施設も多く、周辺の丘陵地には住宅が建ち並ぶ。市街地に位置する緑道だが、そうした立地からは想像できないほど、緑に溢れ、穏やかな印象の緑道だ。 |
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舗道脇に「三ツ沢貝塚」の解説を記した案内板がある。この辺りの緑道南側の一帯には「三ツ沢貝塚」という遺跡群があるという。縄文時代後期から弥生時代にかけて形成された貝塚で、魚や鳥、猪などの骨、土器、土偶、石斧、釣り針、装身具などに加え、人骨や竪穴式住居跡が発掘され、大規模な集落があったと考えられているという。
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「鶴亀橋跡」が、「三ツ沢せせらぎ緑道」の東端であるようだ。付近には鶴亀橋や地蔵尊、「大沢邸の日本庭園」や「ガーデン山」などに関する解説板が設置されている。古い時代に思いを巡らせながらそれぞれの解説を読んでゆくと興味は尽きない。明治時代までの三ツ沢は田畑の広がる農村で、そこを滝の川が流れていた。滝の川には四つの水車があったという。そうしたことも、「滝の川の水車」という解説板に記されている。今では国道1号が東西に抜け、地下には横浜市営地下鉄が通り、建物の並ぶ市街地だが、のどかだった古い時代の風景を想像しながら緑道を歩くのも楽しい。 |
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緑道は総延長1.7kmほど、そのうち「せせらぎ」が沿うのは1km弱の区間だ。緑道は「今下橋跡」から西の区間、「今下橋跡」から国道1号線「島田橋」交差点までの区間、「島田橋」交差点から東の区間と、おおまかに三つの区間から成っていると言ってもいいだろう。西側の区間は、自然のままの小川を彷彿とさせる「せせらぎ」の様相が楽しく、中央部は端正に整えられた舗道の佇まいがいい。東側の区間は地蔵尊やガーデン橋跡などを巡っての散策が楽しい。「豊顕寺市民の森」にも併せて訪ねるとさらに楽しめるだろう。街歩きの好きな人ならガーデン山商店街なども歩いてみるといい。緑道の西は横浜市営地下鉄「三ツ沢上町」駅に、東は横浜市営地下鉄「三ツ沢下町」駅に、それぞれ至近だ。行きと帰りでそれぞれの駅を利用するとよいだろう。 |
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