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秋も深まった十月下旬、八王子駅に降りた。八王子駅から北へ向かい、小宮公園から大谷町を抜け、石川町へと辿ってJR八高線小宮駅を目指そうと思ったのだった。途中、谷地川の河畔も少し歩いてみよう。 |
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「桑並木通り」をさらに北へ向かおう。やがて「八王子駅入口」交差点、「桑並木通り」が甲州街道、すなわち国道20号線と交差し、大きな十字路を成している。この交差点の南西側と南東側の角には北村西望の彫刻作品が置かれているから興味のある人は見てみるといい。 「八王子駅入口」交差点からさらに北へ辿るとすぐに「八王子駅北」交差点、「桑並木通り」と「いちょうホール通り」が交差する。そのまま北へ進むと「浅川大橋南」交差点、「桑並木通り」に「北大通り(きたおおどおり)」が交差する。交差点を過ぎると「桑並木通り」はトウカエデの並木に姿を変え、緩やかに坂を登って浅川大橋だ。トウカエデはまだ紅葉には早いようだ。まだまだ緑の葉が秋の青空に映える。 |


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浅川大橋で浅川を越える。橋の上では視界が広がり、秋の青空の下で爽快な気分だ。「桑並木通り」という名は浅川大橋までで、橋を過ぎると「大和田北通り」と名を変える。浅川を渡ると、橋の北東側の袂に元横山公園がある。元横山公園は広場に遊具を配した小公園だが、浅川側の外縁部に桜の大木が並び、春の花期には見事な景観を見せてくれる。
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元の道路へ戻ってさらに東へ進もう。道の北側の山裾に建つ、広い敷地の家は昔から在る農家だろうか。道の南側に住宅が疎らになって畑が多くなると、正面に八王子バイパスが見えてくる。八王子バイパスが眼前に近づくと、左手に龍谷寺という寺がある。1635年(寛永12年)開創という曹洞宗の寺で、弁天池に棲む龍と大谷の地名から、寺号を「龍谷寺」と定めたものらしい。
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そこから少しばかり下流側に歩くと新日向橋という橋が架かっている。この橋を渡って左岸側へ移ることにしよう。付近には住宅も建ち並んでいるが、その中に畑地も多く残り、長閑な風景が広がっている。その中をのんびりと歩き、そろそろ八高線小宮駅を目指し、帰路を辿ることにしよう。 |


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八王子市の中心市街から丘を越えて、やがて長閑な風景が広がってゆくのが楽しい散策だったが、国道16号バイパスと中央高速道路によって地形が分断され、それらの近くでは少々風景が殺伐としているのが残念だった。小宮駅に着いてみると、小宮駅を起点に小宮公園までを歩く散策コースを示した案内板があった。期せずしてほぼ同じルートを逆から辿ったのだが、案内板のルートでは谷地川河岸をもっと長く歩く設定のようだ。小宮駅を起点に小宮公園へと歩く機会があれば、この案内板を参考にするといい。 |

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