佳景探訪
焼津港
静岡県焼津市は漁業の町だ。焼津港はカツオやマグロの水揚げが日本有数を誇る。港周辺には古い建物も残り、町散歩も楽しい。秋の気配を感じる九月中旬、焼津港を訪ねた。



焼津港

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焼津港
静岡県焼津市は漁業の町である。特にカツオやマグロの水揚げでは日本有数の実績を誇る。焼津市には三つの港がある。焼津市中心部に近い焼津港、小川港と、大井川河口部の大井川港だ。焼津港はさらに焼津地区と新港地区の二地区に分かれており、焼津地区には大型まき網漁船が入港し、主に冷凍カツオが水揚げされ、その水揚げ高は日本一だそうである。新港地区には遠洋カツオ一本釣り漁船やマグロはえ縄漁船が入港する。焼津港のやや南に位置する小川港は沿岸漁業中心で、近海で獲れたサバ、アジ、タチウオなどが水揚げされる。この焼津港(焼津地区)と焼津港(新港地区)、小川港を合わせて「焼津漁港」と総称するのである。

東海道本線の焼津駅を東口に出て、「しおかぜ通り」と名付けられた道を東へ辿れば数百メートルで焼津港の焼津地区だ。大小さまざまの漁船が停泊する港湾の様子を眺めながらの散策は楽しいものだ。岸壁に無造作に置かれた漁具の様子や、港湾内に突き出た防波堤の姿などが漁港の風情を漂わせる。岸壁に沿って建つ建物の佇まいも素敵だ。

港湾を囲むように焼津市中港の町が広がる。町中の通りには歴史を重ねた様子の店舗などが建っている。お店の様子から考えれば、すでに本来の商いは続けてらっしゃらないのだろう。そんな町の景観にも興趣を覚えて散策は飽きない。

焼津港焼津地区から小石川を越えて南へ歩を進めれば栄町、焼津、本町といった町が広がっている。その名から容易に推測できるが、この辺りが焼津市の中心部で、焼津市役所も本町2丁目に建ている。本町○丁目の町の東側には堀川が南北に延びている。堀川の東側には新屋(あらや)や北浜通、城之腰、鰯ケ島といった名の町が並ぶ。おそらく昔からの地名なのだろう。それを示すかのように、堀川沿いには昔ながらの家並みが残り、細い路地が抜けている。迷い込むような感覚で路地を辿ってみるのも楽しい。

焼津港周辺には新鮮な魚介類を味わうことのできる店が点在している。町散歩を楽しみながら、そうした店を見つけて食事を楽しむのもいい。漁港の風情から昔ながらの風景を残す町並みまで、町散歩の好きな人なら充分に楽しめる。お勧めの焼津散歩である。
参考情報
交通

焼津港は東海道本線焼津駅が最寄り駅だ。駅から港湾部まで数百メートル、徒歩で10分ほどだ。

車で来訪する場合は焼津駅周辺に点在する民間駐車場を利用するといい。

東名高速道路焼津ICから焼津駅前まで2kmと少し、要所で少し混雑するが10分ほどで着く。

飲食

港周辺の町中に新鮮な魚介類を提供する店が点在している。好みの店を見つけて食事を楽しもう。

周辺

焼津市の北端部、山々の迫る花沢地区に「花沢の里」と呼ばれる山村集落がある。江戸から明治期の建物が今も残り、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。焼津駅前から4kmほどだ。車ならすぐに行ける。足を延ばしてみよう。

焼津港

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