日南線の旅〜駅の横側
木花駅
木花駅
南宮崎駅から田吉南方と経由してほぼまっすぐに南下してきた日南線は、清武川を渡ってわずかに東へ折れ、木花駅に到着する。周辺は河畔の田園地帯だが、駅の付近は住宅が建ち並んで小さな町を形成している。住所の上では宮崎市大字熊野だが、字名の「木花」の方が昔からよく知られている。「木花」とはなかなか美しい地名だが、これは日本神話に語られる木花之佐久耶毘売に由来するもので、木花之佐久耶毘売を祀る木花神社が駅の西方に鎮座している。昔はのどかな土地だったが、今では駅西方は住宅街として造成され、様相も変わってきた。駅の東方には県道367号が走り、すぐ南で国道220号と合流する。その東方には総合運動公園が横たわり、公園内のサンマリンスタジアムが近い。
木花駅
駅は無人駅だが、小さな駅舎が建つ。駅舎の入口上には半円形のステンドグラスらしき装飾が施され、壁に設けられた窓の上の半円形の庇や、屋根の上に三角形の装飾など、細かな工夫が楽しい。今は無人駅となって人の気配のない駅舎が住宅の並ぶ中にひっそりと建っている。駅は島式ホームを持つ交換可能駅で、ホームから見ると北へも南へもまっすぐに線路が延び、このあたりが河川流域の平野部であることを窺わせる。南へ視線を向けると延びる線路の向こうに県南部の山々の稜線が見える。
木花駅
木花駅
木花駅 木花駅
駅周辺の木花の町は特に観光名所として知られるものはないが、寺社は多く、それらを訪ねて木花の町から清武川河畔を散策してみるのも楽しめるものかもしれない。日本神話に興味のある人なら木花神社は訪ねてみたいところだろう。サンマリンスタジアムへも運動公園駅より木花駅の方が近い。木花駅から南へ、日南線の線路は国道220号と並んで総合運動公園の横を南下してゆく。加江田川を渡ると大きく東へ屈曲、曽山寺を経由して青島周辺の観光地へと辿っている。
木花駅
木花駅
INFORMATION
木花駅
【所】宮崎市大字熊野
【開】1913年(大正2年)10月31日
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ページ内の写真は2003年夏、2006年夏、2008年夏に撮影したものです。本文は2009年2月に改稿しました。