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横浜市青葉区恩田町は市街化の波が迫りながらも今なお緑濃い里山と谷戸を残し、恩田川河畔には美しい水田地帯の広がる地域だ。晴天に恵まれた六月上旬、この恩田町を歩いた。 |
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横浜線を長津田駅で降り、北へ向かって歩き恩田川河畔を目指した。こどもの国線で恩田駅まで行こうかとも考えたのだが、やはり恩田川河畔の水田地帯の中を歩きたいと思ったのだった。
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いつまでも谷戸田の風景を眺めていたい気もするが、先へと進むことにしよう。谷戸を北へ抜け出るとすみよし台の住宅街へと至る。住宅街の道路が谷戸の直前で途切れているが、この道路はいつか谷戸を抜けて中恩田橋方面へと繋がる計画があるのだろうか。そうなれば美しい谷戸も造成されて住宅街へと姿を変えるのだろうか。そうだとすれば、やはり残念な気がする。
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しばらく休んで丘の上の畑地の横の小径へと進んだ。のどかな畑の表情が楽しい。昔ながらの里山の風景の中、小径を辿って西へ降りると奈良川河畔へと出た。「奈良下橋」という橋が架かっている。奈良川に沿って県道139号線と東急こどもの国線が併走している。道路は交通量が多く、道脇を歩くのはあまり楽しいものではないが、このまま少し南へ進む。
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恩田駅の西南側にはあかね台の住宅街が広がっている。かつては雑木林と畑地の広がる里山だった地域だが、今では整然とした街並みに姿を変えている。そのあかね台の住宅街の北側の端を、恩田駅前を東端として西に向かって大きな道路が延びている。その道路のさらに北側にもう一本の道がある。この道の北側には木々の茂る丘が広がり、このあたりの昔の風景を残している。その丘の沿って、恩田駅前から西へ向かってゆく。
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子ノ辺神社を過ぎると道が曲がって、大きな丁字路の交差点に出た。成瀬街道の「あかね台入口」交差点から北へ延びてくる道路に、恩田駅前から西へ延びてきた道路がぶつかっているところだ。「あかね台入口」から北へ辿ってきた道路はここからさらに北へ延び、こどもの国の西側で県道139号線に合流しており、このルートを通り抜ける車は多い。この道路によって鶴川方面と成瀬方面とを行き来するのに「中恩田橋」交差点を経由するより近くなったからだ。 |
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畑地の中の小径を辿って尾根道へと出た。尾根道脇の鉄塔の足元に、「風の広場」と名付けられた小さな原っぱがあった。「成瀬の自然を守る会」との名がある。この尾根道は都県境の尾根道で、西側はすでに町田市成瀬だ。おそらく東雲寺のすぐ上にあたるはずだ。「風の広場」から西へ、林の中を降りてゆく小径もある。そこを歩いてみたい気もする。尾根道は北へもさらに延びているから、尾根道が続く限りに歩いてみたい気もするのだが、今回はすでに時間の余裕があまりないようだ。
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恩田町は「恩田の谷戸」を初めとして古き佳き里山の風景を残す地域だ。市街化の波が迫ってはいるが、恩田川河畔の水田地帯やひっそりと残る谷戸などを訪ねるのは楽しい。次の機会には「恩田の谷戸」をもっとじっくりと見てみたい。また町田市との都県境の尾根道もゆっくりと歩いてみたい気がする。 |

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