日南線の旅〜駅の横側
小内海駅
小内海駅
内海駅を出て南に向かう日南線は、しばらく国道220号と並んで海岸を走る。車窓からは海が見え、引き潮の時刻であれば海岸に広く姿を現す「鬼の洗濯板」の姿も見ることができる。やがて海岸を離れて野島の集落の傍らを過ぎ、短いトンネルを抜けて再び海岸に出ると同時に小さな駅に到着する。小内海の駅だ。内海と同様に入江を成し、しかし内海ほど大きな規模のものではないという地形の特徴を、「小内海」というその名が示している。
小内海駅
この辺りでは日南線の線路は山肌に張り付くように海岸を辿っているが、その途中に辛うじて狭いホームを設置して小内海の駅は設けられている。ホームには屋根のあるベンチが置かれてはいるが、駅舎などはなく、並行する国道から急な階段を上るといきなりホームだ。もちろん駅付近の国道にも「駅前」的な風情は皆無だ。国道脇の階段入口に「JR小内海」と記したプレートが設置されているのが、「駅前」としての佇まいのほぼすべてと言っていいかもしれない。
小内海駅 小内海駅
狭いホームからは、木々の向こうに海が見える。左手には巾着島の姿がわずかに見える。南側に見える岬は「いるか岬」で、宮崎市と日南市との市境にあたる。小内海の駅は日南線に於ける宮崎市の最南端の駅でもある。近くには特に観光名所として知られる場所はないが、野島地区のアコウの古木などは有名かもしれない。小内海の駅から南に向かう日南線は、再び海岸を離れ、いくつかのトンネルをくぐって鶯巣の入江の横へと抜け出て、すぐに伊比井の駅へ到着する。
小内海駅
INFORMATION
小内海駅
【所】宮崎市大字内海
【開】1963年(昭和38年)5月8日
このWEBページは「日南海岸散歩」内「日南線の旅」カテゴリーのコンテンツです。
ページ内の写真は2002年夏に撮影したものです。