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多摩市落合〜鶴牧
桜咲く富士見通り
April 2020
桜咲く富士見通り
多摩センター」駅の南、落合五丁目から鶴牧四丁目にかけて宝野公園奈良原公園を繋ぐ形で「富士見通り」という名の通りがある。その名の通り、空気の澄んだ日には富士山の姿も見えるということだが、最近では桜の名所としてよく知られるようになった。その富士見通りを、桜の満開の季節に歩いてみた。
桜咲く富士見通り
多摩センター」駅から南へと辿り、多摩中央公園を抜け、落合の街の舗道を進むと、ふいに開けた場所に出る。傍らにはグラウンドがあって、グラウンドではサッカーの練習などをやっていたりするかもしれない。グラウンドは宝野公園で、その向こうが富士見通りだ。

富士見通りは宝野公園から鶴牧四丁目の奈良原公園までほぼ東西に伸びている。“通り”とは言っても車両の通行する道路ではなく、芝生の広場を中央に置いて両脇に舗道の延びる形の通りで、宝野公園と奈良原公園とを繋いで一つの大きな公園のような様相を成している。富士見通りは空気が澄んでいればその名の通り、西に遠く富士山も見える。

桜咲く富士見通り
富士見通りには見事な桜並木が延びる。芝生の広場の両脇に延びる舗道の両脇に桜が植えられていて、それぞれの舗道の両脇に桜並木が延びる。要するに四列の桜並木が延びているわけで、実に見事な景観を見せる。桜並木の舗道を歩くと、まさに「桜のトンネル」という形容が相応しく、頭上に覆い被さるように咲き誇る桜の下の散策が楽しめる。

落合の街と鶴牧の街とは多摩モノレール通り(東京都道156号町田日野線)によって隔てられているが、富士見通りは二本の歩道橋によって繋がり、桜並木も続く。そのまま西に辿るとやがて奈良原公園で並木道は終わる。奈良原公園側の終端には展望デッキのような場所があって、そこから東に富士見通りを眺めた時の景観も素晴らしい。

桜咲く富士見通り
奈良原公園からさらに歩道橋によって西の鶴牧第二公園へと行くことができるが、この鶴牧第二公園の展望台からの景観もまた、富士見通りを俯瞰するような視点がいい。広々とした視界の中に、一点透視法を用いた絵画のように東の一点に収束する桜並木の景観は実に美しいものだ。鶴牧第二公園は小さな公園だが、ソメイヨシノやオオシマザクラなどが植えられており、美しい景観を楽しむことができる。併せて訪ねてみるのがお勧めだ。

宝野公園から鶴牧第二公園まで、桜並木の舗道を辿って花見散歩を楽しむのもよく、どこかに場所を見つけてお花見ランチを楽しむのもいい。その見事な景観は桜の好きな人ならぜひとも一度は訪ねておくべきと言っていいものだ。まさに桜の名所である。
桜咲く富士見通り
富士見通りはメディアなどで紹介されることも多く、近年すっかり多摩地区の桜名所としてその名を知られるようになった。桜が見頃の休日には大勢の花見客が訪れ、たいへんな賑わいだ。平日にはほとんど花見客の姿は無く、のんびりとした穏やかさを取り戻す。お花見の賑わいが好きな人は休日に、静かに花見散歩を楽しみたい人は平日に訪れるのがお勧めだ。

多摩センター駅から歩いても15分ほどと近いのも嬉しい。富士見通りの近辺は基本的に住宅街で、お店などはない。のんびりとお花見を楽しみたいならお弁当持参が良いだろう。多摩センター駅方面から来るのであれば、駅近辺のお店でランチを調達してくるのも一案だ。
桜咲く富士見通り