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多摩市落合の街は多摩センター駅や多摩中央公園などを抱え、多摩ニュータウンの中心となる街と言ってよいだろう。多摩センター駅周辺の落合一丁目のあたりはデパートやホテルなどもあって賑わっているが、二丁目から六丁目にかけての南側一帯は静かな住宅街が広がっている。この住宅街を、晩秋の小春日和の日を選んで歩いてみた。 |
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多摩中央公園の南端部、「くつろぎの広場」の傍らからさらに南へ延びる舗道がある。サンピア多摩のプールを回り込むように弧を描いた舗道は左に雑木林を見ながら今度は西落合中学校の周囲を廻るように弧を描いて南へ延びる。左手の雑木林は青木葉公園という公園の一部だが、公園自体はあまり管理も行き届いていないようで、広場や砂場にも雑草が繁り、壊れたままに放置されたベンチもあり、ゴミも散乱して惨憺たる有様だった。この様子では日常的に利用している人もいないのだろう。 西落合中学校の校庭を右に見ながら進むと、再び左手に雑木林があり、狭いながらも芝生の広場があった。これも公園なのだろうと思うが、何という名の公園なのかわからなかった。雑木林はかつての多摩丘陵の頃の姿をかろうじてとどめているものなのだろう。林の斜面を裏側へ抜ける小径が抜けていた。未舗装の小径はこの近辺では珍しいように思う。
富士見通りをすこし西に進んですぐに南に折れた。西落合小学校の横を南に辿って幼稚園の前に出る。舗道の脇に案内標識の石柱があって、「そよかぜのみち」とある。ここは舗道の交差点となっているが、東西に抜ける舗道が「そよかぜのみち」だ。ここからさらに南へ辿ると、やがて荻久保公園に至る。住宅街の奥まったところにひっそりと在る、といった風情の公園で、小さいながらも緑に溢れて落ち着いた公園だ。
「東落合遊歩道」を再び今度は北へと向かう。「そよかぜのみち」と交差する落合第三公園の付近を過ぎると、郵便局や商店などの並ぶ一角がある。ちょっとした商店街だ。商店街の中ほどから西へ折れる舗道があり、そこを進むとすぐに落合南公園へ出る。落合南公園は開放感のある良い公園だ。この季節、園内のイチョウやモミジが美しく染まっていた。
多摩中央公園を出発してから「青木葉」の交差点へ降りてくるまでの道程では車輌の通行する道路と交差せず、終始歩行者専用の舗道を歩くことができた。これも近代的な都市計画のもとに設計された街路だからなのだろう。そのためか、街はそこに暮らす人の日常の場であるのに、歩いている間は何故か喧騒から遠のいた非日常的な感覚があった。ところどころにかつての多摩丘陵の名残のようなものを見つけられたのも楽しいものだった。 |
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晩秋という季節のため、歩く先々に美しい紅葉の景色を見ることができたが、花々と瑞々しい新緑に彩られた季節もきっと楽しめるものだろう。特に桜の季節であれば、富士見通りの桜並木は実に見事なもので決して見逃せないものだ。 |

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