青島から折生迫を過ぎて、青島トンネルを抜けてきた日南線はやがて海辺の駅に到着する。内海駅だ。川の河口部が細長く陸地に入り込んだ湾を形作っており、そこから「内海」の名がある。湾はそのまま天然の良港となって、かつて一時期は宮崎市の海の玄関としての役割を担ったこともあった。その湾の西南側の岸辺に内海駅はある。Read More
青島駅は有名な観光地である青島への鉄路の玄関口だ。「青島駅」という駅はそもそもは大淀駅(現在の南宮崎駅)と内海港を繋いで開業した宮崎軽便鉄道の駅として開業した。1913年(大正2年)10月31日のことだ。やがて時代が下り、1963年(昭和38年)に日南線が全線開通、青島駅は日南線の駅として再出発することになる。現在の駅舎はその際に建てられたものだ。...Read More
緩やかな孤を描く大堂津の浜の北端に、砂浜から防波堤で区切られて大堂津港がある。すぐ北側には猪崎鼻が海に張り出しており、その根元に抱かれるようにして大堂津港は横たわっている。大堂津の海は北の猪崎鼻と南の虚空蔵島の間に挟まれ、さらに沖には大島をはじめとした大小の島々が浮かんで外海から隔たっているために、昔から天然の良港としての地形を得ており、大堂津の港も古くから漁港として栄えてきた。...Read More