日南市宮浦地区、鵜戸崎と呼ばれる岬に鵜戸神宮が鎮座している。古くから人々の篤い信仰を集め、地元では親しみを込めて「鵜戸さん」と通称する。規模、知名度ともに宮崎県南では屈指の神社で、特に海岸の断崖の海蝕洞の中に本殿が建つという特異さがよく知られ、日南海岸の観光地のひとつとして訪れる人も多い。正月には海からの初日の出が見られることもあって近隣から多くの初詣客を集めている。Read More
南郷駅前から国道220号を西に数キロの距離を辿ると榎原(よわら)の集落に着く。国道脇には「榎原神社」を示す大きな案内板が立っている。案内板に従って国道から逸れて、民家の並ぶ中を抜けてゆくと、やがて榎原神社の鳥居と楼門が見えてくる。鵜戸神宮ほど有名でもなく観光客が訪れることはあまりなく、あくまで地元の人々の鎮守としての神社だが、日南海岸観光の足を伸ばして訪れてみるのもよいものだろう。...Read More
国道448号を南下し、恋ヶ浦を過ぎて「恋ヶ浦トンネル」を抜けると、小さな漁港を抱えた集落に至る。この集落を「宮ノ浦」という。昔、鳥羽上皇が船でこの地を訪れたという伝説があり、それが「宮ノ浦」の地名の起こりであるともいう。両脇を岬に挟まれた入江を成しているために良港としての地形の利があり、古くから人々の営みがあったのだろう。今では小さな海辺の集落だが、鄙びた佇まいの中に郷愁を誘われ、のんびりと歩いてみるとなかなか楽しい。Read More