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横浜市の北端に位置する青葉区の、さらにその北端に近く、町田市と川崎市麻生区に接して寺家町がある。「寺家」は「じけ」と読む。古くからの農村の風景を残す寺家町は「寺家ふるさと村」として知られ、特に西部の「ふるさとの森」の周辺は雑木林の里山とそこに入り込む谷戸田の風景が美しく、季節を問わず多くの人々が訪れている。その「寺家ふるさと村」を歩いてみた。 |
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寺家ふるさと村を訪れるほとんどの人にとって、いちばんの魅力はやはり「ふるさとの森」周辺の豊かな自然だろう。寺家の自然は手つかずの自然というのではない。人々の営みの中で守り、受け継がれてきた里山と谷戸田の自然だ。それらは首都圏の町中や新興住宅街に暮らす人々にとって郷愁を誘う風景であるのかもしれない。 |
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寺家町の東側は鶴見川流域の平坦な地形で、体験温室やテニスコート、ゴルフコース、梨園、バーベキュー施設など、さまざまな施設が点在している。「寺家ふるさと村」のイラストマップを兼ねたこれらの施設の利用案内が「四季の家」に用意してあるので、初めて訪れた際にはまずこれを貰っておくとよいだろう。 駐車場は「四季の家」に50台分ほどが用意され、さらに4〜5月と8〜11月の土曜・日曜・祝日には東側の寺家橋近くに臨時駐車場が用意されるので利用するとよいだろう。バスであれば東急田園都市線青葉台駅から「鴨志田団地行き」の路線に乗って終点で降りるのが最も近いが、横浜上麻生道路を通るバス路線の「早野」バス停や「鉄町」バス停なども利用できる。 ![]() |
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「寺家ふるさと村」の景観はそのあまりの整然さに多少の作為的なものを感じなくもない。しかし、古くからの里山と谷戸の自然を活かしての地元の活性化という目的のために整備された「ふるさと村」の生い立ちを考えれば、それも無理のないことだと言える。そうした取り組みがなければ、大規模な造成による新興の住宅街が間近に迫るこの地域において、これほどの景観を残し、維持してゆくことは不可能だっただろうし、これからはさらに難しいことだと言っていい。寺家町では新しい建物を造る際にも景観を壊すことのないように配慮されるのだとも聞く。地元の努力によって守られる里山と谷戸の自然が来訪者の手によって壊されてしまうことのないように、訪れる際には充分に気を付けたい。 |
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