神奈川県藤沢市の大庭城址公園は中世の山城跡を整備した公園だ。公園は小高い丘で、木々に包まれて穏やかな空間を成している。園内の「花の広場」には薔薇が植えられ、初夏には鮮やかに園内を彩る。薔薇が見頃の五月半ば、大庭城址公園を訪ねた。
大庭城趾公園
神奈川県藤沢市の大庭城址公園は、その名が示すように、中世の山城跡を公園として整備したものだ。公園は小高い丘で、丘の上に木々に包まれた広場が設けられている。緑濃く、穏やかな空気感が魅力の公園だ。その一角に「花の広場」と名付けられた広場がある。「花の広場」にはバラが植えられており、初夏になれば鮮やかに咲き誇って公園の風景に彩りを添える。
大庭城趾公園
「花の広場」が設けられているのは園内南東側の一角だ。公園のメインとなる「大芝生広場」や「休憩広場」が設けられているところの南側から東へ入り込んだところに設けられている。公園の中心部からは少し離れた印象があり、人の姿も少なく静かな一角だ。その「花の広場」にエリアを設けて、さまざまなバラが植えられている。
大庭城趾公園
大庭城址公園のバラはそれほど数多くが植えられているわけではない。“バラ園”と呼べるほどの規模ではなく、広場の一角に場所を設けてバラを植えたという程度のものだ。バラを目当てに訪れると少し物足りなさを感じてしまうだろう。バラ観賞を目的に訪れる人も少ないようだ。しかしそのお陰で人混みの喧噪感に煩わされることもなく、静かにバラを観賞できるのが嬉しい。
大庭城趾公園
バラは円形のエリアを設けて植えられ、中心部にはつるバラを這わせるための金属製のフラワータワーが置かれている。中心のフラワータワーとその周囲のバラがなかなか美しい景観を見せる。場所を変えれば表情も変わるから、いろいろと視点を変えて楽しむのがお勧めだろう。バラが植えられたエリアには立入禁止などの制限はないから、バラの花を間近に楽しめるのもいい。ひときわ美しい花を探してカメラを向けるのも楽しいひとときだ。
大庭城趾公園
初夏の大庭城址公園は、園内の木々の滴るような新緑がいちばんの魅力だ。風薫る季節、陽光に輝く新緑の風景を楽しみ、併せてバラの観賞も楽しむというのがお勧めだ。お弁当を持って、ピクニック感覚で訪れるのも楽しい。初夏の休日を過ごすには好適なところだ。
大庭城趾公園
大庭城趾公園
大庭城趾公園
大庭城趾公園
大庭城趾公園
参考情報
本欄の内容は大庭城趾公園関連ページ共通、2025年4月現在の状況です
交通
大庭城趾公園の最寄り駅は小田急江ノ島線善行駅だが、公園まで2km以上の距離がある。藤沢駅や辻堂駅、小田急江ノ島線湘南台駅などからのバス路線を利用するのが賢明だろう。バス路線の詳細などは藤沢市サイト(「関連する他のウェブサイト」欄のリンク先)などを参照されたい。

車で訪れる場合は藤沢バイパス(国道1号)の「城南」交差点から県道43号を北上するのがわかりやすい。城南交差点から1.5kmほど北上し、舟地蔵交差点を過ぎると左手に公園がある。綾瀬市方面から来る場合も県道42号から県道43号へと辿るのがわかりやすいだろう。県道43号を南下し、藤沢変電所を過ぎた辺りで右手に公園の丘が見えてくる。

公園駐車場は公園西側に設けられているが、初めての人には場所がわかりにくいので注意されたい。駐車場は40台分近い駐車スペースがあるが、充分ではなく、行楽シーズンの休日には満車状態が続くようだ。余裕を持って出かけた方がいい。

桜の花期、お花見シーズンには公園駐車場は駐輪場と身障者用駐車場として利用され、一般の駐車はできない(2016年4月現在)。臨時駐車場も用意されていないので、車での来園は避けた方がいい。

飲食
公園内にはレストランや売店などはない。公園周辺、東側の県道43号沿いや南側の県道47号沿いにファミリーレストランやコンビニエンスストアが点在している。

ピクニック感覚で楽しめる公園だから、お弁当持参での来園がお勧めだ。気持ちの良い“青空ランチ”が楽しめる。

周辺
大庭城趾公園から県道43号を挟んだ東側、引地川の河畔に引地川親水公園がある。さらに引地川に沿って、河畔には水田の広がる田園風景も残っている。引地川河岸の散策に足を延ばしてみるのも楽しい。

大庭城趾公園のすぐ南側、県道43号が小糸川を渡る大庭橋の袂に舟地蔵が祀られている。舟の形の台座に乗ったお地蔵様だ。その南側には舟地蔵公園という小公園がある。併せて足を延ばしてみるのもお勧めだ。

大庭城趾公園の北西側、「湘南ライフタウン」内には裏門公園や二番構公園など、城跡を偲ばせる名の公園が点在している。それぞれ小さな公園だが、公園巡りを愉しむのも悪くない。
薔薇散歩
神奈川散歩