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湯島天神は今も広く人々に信仰され、新年には大勢の初詣客を迎え、受験シーズンになれば受験生やその家族が合格祈願に訪れる。もちろん家内安全は商売繁盛といった一般的な祈願も受け付けており、参拝者は絶えない。「婦系図」の舞台として描かれたこともあってか、観光地としての知名度も高く、遠方から参拝に訪れる人も少なくないようだ。五月には例大祭が執り行われ、また十一月には「菊まつり」も開催され、それぞれに人々を集めている。そうした祭事に合わせて参拝してみるのも楽しいものだが、敢えてそれらを避けてひっそりと静かな時期にお参りするのも良いものだ。 湯島天神の本殿は近年に造営されたものだが、長い歴史を持つ古社としての風格に満ちたものだ。牛と縁の深い菅原道真公を祀る天神社らしく、手水舎の横には臥牛の像がある。「撫で牛」として、これも人々の信仰の対象となっているようだ。また境内には「講談高座発祥の地碑」や「文具至宝碑」といったさまざまな碑も建っている。参拝したときにはそうしたものにも目をとめておきたい。周辺はビルの建ち並ぶ都心の立地だが、江戸時代の賑わいの名残を感じながらの散策が楽しい。 |
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湯島天神は都心に位置し、さまざまな路線でのアクセスが可能だ。最も近いのは東京メトロ千代田線湯島駅で、徒歩2分ほど。春日通りと中央通りとが交差する「上野広小路」交差点に位置する東京都メトロ銀座線上野広小路駅や都営大江戸線上野御徒町駅からなら徒歩5分ほど。さらにその東側のJR線御徒町駅からでも徒歩で10分足らずだ。これらの駅はいずれも湯島天神の東方に位置しているが、西方に位置する東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅や都営地下鉄大江戸線本郷三丁目駅から春日通りに沿って歩いても10分かからない。 湯島天神の駐車場は30台分ほどのスペースが有料で用意されているが、とても余裕があるとは言えない。周辺に民間駐車場も多数点在しており、それらを利用するのもいいだろう。湯島天神公式サイト(「関連する他のウェブサイト」欄のリンク先)に駐車場についての詳細が記されているので参照されたい。 南側の銅鳥居の前に建つ梅香殿の一階に「やぐ羅」という食事処があり、「にしんそば」が人気らしい。他には湯島天神の近くにあまり飲食店は見あたらないようだが、東京メトロ千代田線湯島駅からJR線御徒町駅にかけての春日通り周辺に数多くの飲食店が点在する。 湯島天神の北側には春日通りを挟んで旧岩崎邸庭園があり、さらにその北東側には上野恩賜公園が広がる。JR線御徒町駅の北側にはアメ横が延びる。春日通りを西へ辿ればやがて「本郷三丁目」交差点に至り、その北東側は東京大学のキャンパス、有名な赤門も建っている。「本郷三丁目」交差点の北西側の街区は古い町並みが残るところで、樋口一葉の旧居跡などもあり、散策の楽しいところだ。湯島天神から南へ辿ると神田明神まで徒歩で10分ほどだろうか。神田明神の南側には湯島聖堂、聖橋を渡ればJR中央線御茶ノ水駅だ。湯島天神への参拝を兼ねて、それらを巡っての散策がお勧めだ。 |
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