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小山田緑地は町田市下小山田町の丘陵地帯の一部を公園としたもので、都立の公園として1990年(平成2年)6月に開園している。広場や雑木林、池などからなる本園と、本園の北部に点在する分園から構成されている。その名が示す通り、小山田に残された多摩丘陵の自然を緑地として保全しようという目的のためのもののようで、都市型の公園とはまったく趣が異なる。自然を満喫して散策を楽しむのには絶好の場所だと言えるだろう。 |
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広場の東側には雑木の林の中を尾根道が辿っている。「小山田の道」と案内標識にある。「小山田の道」の名は大久保分園の方でも見られるが、本園内の道脇には馬頭観音なども残っているところをみると単に公園内に設けられた散策路というのではなく、かつての古道の名残なのだろう。舗装されずに古来の面影を残す道は木漏れ日も美しく、野鳥の声も聞こえてのどかな散策が楽しめる。
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本園東側部分は雑木林に囲まれた谷戸部となっていて、池があり、その周囲を辿るように木道が設置されている。「小山田の谷」と名付けられたこの谷戸は本来は「宇津保沢」という地名であるようだ。
「小山田の谷」の奥まったところには見事な竹林があり、美しい景観を見せてくれるのだが、この季節は筍の時期で、「筍を採らないで下さい」との注意書きと共に立ち入りを禁じるロープが張り巡らされていた。実を言えば園内のところどころで筍を掘る人の姿を見た。盗掘であろう。子どもたちがオタマジャクシをすくうのとは根本的に違うのではないかとも思えるが、筍堀りの人たちには違った論理があるのかもしれない。 |
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多摩丘陵の自然をそのままに残す小山田緑地は過剰に整備の手が入れられていない素朴さがいい。初夏の新緑や、梅雨の時期の紫陽花、夏の蝉時雨、秋には紅葉に染まった雑木林など、四季折々の自然の表情がいい。そうした自然の中に生きる小さな生き物の姿もふんだんに観察することができて、小学生くらいの子どもたちにもとても魅力的なものに違いない。 管理所には近辺の様子を記したイラストマップが用意してあるので、ぜひ利用したい。初めて訪れた際には係の人に公園の概要を教えてもらうとよいだろう。特に分園の周りは公園の土地と私有地とが入り組み、また近接するゴルフ場のコースに近い場所もあって飛来するボールの危険もあり、注意が必要だ。 「大泉寺」のバス停から大泉寺の横を通ってさらに入り込んだところに本園の入口と管理所があり、管理所横に駐車場があるが駐車スペースは15台分とのことで、休日にはバスで訪れる方がよいだろう。 |

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