幻想音楽夜話

Picks Log
ちょっと気になっている音楽やアーティストについて、あるいは気になった音楽シーンの話題について、「幻想音楽夜話」のトップページの「Picks」欄に短いコメントで気ままに記しています。このページはその「Picks」欄の過去ログです。「Picks」欄の過去ログは年毎にまとめてあります。メニューから表示ページを選択して下さい。最新のものは「幻想音楽夜話」トップページでどうぞ。
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「LOLLIPOP SIXTEEN / SOLEIL」
SOLEILのサード・アルバムだ。今回もまたザ・フーあり、ビートルズありの60年代サウンド。もちろんモノラル録音だ。冒頭の「ファズる心」からして、いきなりピート・タウンゼントだ。素晴らしいぞ。しばらくこれも車の中でヘビロテになる予感。
July 26, 2019
ジョアン・ジルベルトを悼む
ジョアン・ジルベルトが、7月6日、ブラジルの自宅で亡くなった。88歳だった。今更説明の必要もないが、“ボサノヴァの父”、偉大なミュージシャンだった。彼の音楽が大好きだった。今夜は彼を偲んで「Chega De Saudade」を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
July 8, 2019
「Unfinished Business - Demos, Private Recordings And Rarities / Waddy Wachtel」
近年はザ・イミディエイト・ファミリーの一員としてダニー・コーチマーらと活動しているワディ・ワクテル、昨年に続いて今年も来日し、ちょっと話題になったりもしている。そもそもは1970年代からリンダ・ロンシュタットやウォーレン・ジヴォンといった人たちのレコーディングに携わったギタリストで、その辺りのウエスト・コースト・サウンドが好きな人なら、ワディの名を知らなくても必ず一度はその演奏を聴いたことがあるはず、と言っても過言ではない(例えばリンダの「Simple Dreams」に収録された楽曲群、特に1曲挙げれば「Poor Poor Pitiful Me」の、あのゴキゲンなギター・サウンド、あれがワディのギターだ)。このアルバムは4月に発売されたもので、“Demos, Private Recordings And Rarities”とあるように、彼のこれまでのソロ・レコーディングからプライベート録音や未発表の音源などを1枚のCDに収録したものだ。だから“アルバム作品”としての統一感は望めないが、なかなか素敵な楽曲が揃っている。特にグルーヴ感たっぷりのロックンロール「High Maintenance Girlfriend」や、ロマンティシズム溢れる「Easier」なんかはサイコーだ。他にも素晴らしい楽曲が揃っている。イーグルス人脈の音楽が好きなファンなら、必聴必携のアルバムだぞ。
June 12, 2019
「ZARDよ永遠なれ 坂井泉水の歌はこう生まれた」
同好の諸氏よ、4月20日(土)午後9時からNHK-BSプレミアムで放送された「ZARDよ永遠なれ 坂井泉水の歌はこう生まれた」を見たか。素晴らしい内容だった。至福の120分だった。音楽ディレクターの寺尾広氏やレコーディング・エンジニアの島田勝弘氏、ジャケットデザイナーの鈴木謙一氏といった関係者の話もとても興味深かった。癌宣告を受けたという電話をもらったという話は、今聞いても、ファンとしてはつらいものがある。ほぼ同期で友人の大黒摩季の話も良かった。見終わった後、久しぶりにZARDを聴きまくったぞ。確かに、ZARDよ永遠なれ、だ。
April 22, 2019
「Live In Hollywood / Linda Ronstadt」
2月に発売されたリンダ・ロンシュタットのライヴアルバムだ。何とこれが彼女の初の公式ライヴアルバムだ。1980年にアメリカのTV局の特別番組用に収録されていたライヴ音源だそうだ。彼女がもっとも輝いていた時期のライヴ音源、内容は申し分ない。欲を言えばきりがないが、珠玉の12曲だと言っていい。ほぼ40年前の音源だが、聴いていると気分はあの頃だ。「Poor Poor Pitiful Me」のかっこよさとか、サイコーです。
April 17, 2019
「Both Sides / Marc Jordan」
Marc Jordanの新作だそうだ。Marc Jordanと言えば、何と言っても「Mannequin」と「Blue Desert」に尽きるわけだ。この2枚は今でもときどき聴く。いわゆる“AOR”の大名盤だ。その後も音楽活動は続けていたわけだが、どうにも初期2作のイメージが強すぎる。今回の新作はカヴァーが中心で、「Walk On The Wild Side」とか「People Get Ready」、「Wild Horses」、「Both Sides Now」なんて曲もやっているようだ。「Mannequin」から約40年、今のMarc Jordanはどんな音楽をやっているんだろう。それにしても、お年を召されてもダンディーですな。
March 17, 2019
ハル・ブレインを悼む
ハル・ブレインが3月11日、亡くなった。90歳だった。ハル・ブレインについては今更説明の必要もないだろう。レッキング・クルーのドラマーとして数多くの、それこそ本当に数多くのレコーディングに参加したミュージシャンだ。ママス&パパスにフィフス・ディメンション、フィル・スペクター関連作品からサイモン&ガーファンクルまで、大好きな音楽の多くにハル・ブレインのドラムがあった。ジョー・オズボーンに続いてハル・ブレインも帰らぬ人となった。今夜は彼の演奏を偲んで「明日に架ける橋」を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
March 16, 2019
「すべてのありふれた光 / GRAPEVINE」
GRAPEVINEのニューアルバム「ALL THE LIGHT」が2月6日に発売されたが、このアルバムの最後に収録されている「すべてのありふれた光」がすごくいい。初めて聴いたとき、イントロのギターだけではGRAPEVINEと気付かずに、誰だろうと思った。このギターがおそろしくいい。何というのか、70年代ロックのいい部分を甦らせているというのか、久しぶりにこんなステキなギターを聴いたな、という気になった。GRAPEVINEがデビューしたとき、「まぁ、悪くない、けっこう好きな方かな」と感じたことを覚えている。と言って、以後、熱心に聴くことも無かったのだが、今回の「すべてのありふれた光」はちょっと衝撃だった。この路線は大好きだ。
February 27, 2019
「Golden Hour / Kacey Musgraves」グラミー受賞
2019年のグラミーでKacey Musgraves(ケイシー・マスグレイヴス)が四部門で受賞した。アルバム「Golden Hour」が「Album Of The Year」と「Best Country Album」を、さらに「Butterflies」で「Best Country Solo Performance」を、「Space Cowboy」で「Best Country Song」を受賞という活躍ぶりだ。ケイシー・マスグレイヴスは2013年にデビューしたカントリー・シンガーだが、ついにグラミーの「Album Of The Year」を受賞だ。デビュー盤は、当時購入してよく聴いた。セカンド・アルバムも、今回の「Golden Hour」も、気にはなりつつ、買いそびれていた。今更だが、「Golden Hour」、買ってきちんと聴こうかな、という気になっている。好きな声、好きな歌い方だ。
February 13, 2019
ミシェル・ルグランを悼む
フランスの作曲家、ミシェル・ルグランが1月26日に亡くなった。86歳だった。ミシェル・ルグランは「シェルブールの雨傘」や「ロシュフォールの恋人たち」、「おもいでの夏」など、数々の映画音楽を手がけた。どの作品も気品溢れる美しいメロディが印象深い。彼を偲んで「おもいでの夏」を聴こう。ご冥福をお祈りします。
January 29, 2019
ジョー・オズボーンを悼む
1月27日放送の「山下達郎のサンデー・ソングブック 」(TOKYO FM)は「ジョー・オズボーン追悼特集」だった。ジョー・オズボーンは1960年代中頃から1970年代初頭にかけて西海岸で活躍した有名なセッション・ミュージシャン(ベース奏者)だ。ドラムのハル・ブレイン、キーボードのラリー・ネクテルと共に、いわゆる「ザ・レッキン・クルー」の主要メンバーとして、数多くの、それこそ数え切れないほどのミュージシャンのレコーディングに携わった。特にジョニー・リヴァース、モンキーズ、グラスルーツ、アソシエイション、ママス&パパス、フィフス・ディメンション、アメリカ、イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーといった人たちでの仕事ぶりは印象深い。素晴らしいベーシストだった。昨年12月14日、81歳で亡くなった。膵臓癌で闘病中だったそうだ。訃報は聞き及んでいたのに本欄で書きそびれていたのだが、「山下達郎のサンデー・ソングブック 」を聞いて、やはり書いておかなくてはいけないと思った次第だ。ジョー・オズボーンの偉大な功績に敬意を表して、久しぶりに“ダンヒル・サウンド”を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
January 28, 2019
第69回NHK紅白歌合戦
今回の紅白はなかなか楽しかった。「マリーゴールド」を歌うあいみょんを見れたのも良かったし、布袋さんも良かった。米津玄師も素晴らしかった。個人的にいちばん良かったのはユーミンのステージだ。別の場所で「ひこうき雲」を歌った後、紅白のステージに登場したユーミンは圧倒的な存在感だった。バンドのメンバーも凄かった。松任谷正隆はもちろんだが、鈴木茂や小原礼、林立夫などの顔ぶれが紅白のステージに揃うなど、当時は想像もしなかった。このメンバーが揃うに当たってどのようなやりとりがあったのかは推して知るべし(だいたい想像できるけど)。あれから四十年以上を経て、このメンバーをバックに「やさしさに包まれたなら」を歌うユーミンを、紅白のステージで見られるとは、aikoが号泣するのもわかる気がする。でも、けっきょく、最後のサザンのステージで、桑田とユーミンの絡みにぜんぶもっていかれちゃったな。
January 3, 2019