幻想音楽夜話

Picks Log
ちょっと気になっている音楽やアーティストについて、あるいは気になった音楽シーンの話題について、「幻想音楽夜話」のトップページの「Picks」欄に短いコメントで気ままに記しています。このページはその「Picks」欄の過去ログです。「Picks」欄の過去ログは年毎にまとめてあります。メニューから表示ページを選択して下さい。最新のものは「幻想音楽夜話」トップページでどうぞ。
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My Name is SOLEIL / SOLEIL
3月に発売されたものらしいのだが、今頃になって“発見”して、気に入って買い求めて、よく聴いている。SOLEILとは「たんきゅんデモクラシー」の「それいゆ」がヴォーカルを務めるバンドだそうだ。「たんきゅんデモクラシー」も「それいゆ」も知らなかったが、このアルバムが実にいいぞ。ヴォーカルの「それいゆ」は2003年生まれの14歳(7月に15歳になる)の女の子だ(ギターが中森泰弘、ベースがサリー久保田)。やっている音楽は1960年代風のポップ/ロック。ブリッティッシュ・ビート風だったり、60sガール・ポップ風だったり、フィル・スペクター風だったりとさまざまだが、キーワードは60's。全曲モノラルというこだわりようだ。巧みな演奏も素晴らしいが、何といっても「それいゆ」の歌声がステキだ。言っておくが、“14歳とは思えない本格派の歌唱力”とかいうのではないぞ。あくまで14歳の女の子の等身大の歌声だ。歌唱としては拙いが、それでも、いや、だからこその、この魅力だ。笑っちゃうくらい素晴らしいぞ。
June 5, 2018
井上堯之を悼む
井上堯之が5月2日、亡くなった。77歳だった。敗血症だったそうだ。個人的には特に井上堯之の音楽に心酔したという覚えはないが、好きだったことは確かだ。井上堯之バンドとして沢田研二のバックを務めていた頃の姿が思い出される。謹んでご冥福をお祈りします。今夜は彼を偲んでPYGを聴こう。
May 8, 2018
夢で逢えたら/シリア・ポール
3月に発売された「夢で逢えたらVOX」、CD2枚組のものを購入した。久しぶりに聴いたな、シリア・ポールの「夢で逢えたら」。当時から大好きだったのだが、当時のLPも買いそびれ、リイシューCDも買い逃し、ようやく念願かなっての音盤入手というわけだ。やっぱりいいよね、シリア・ポールの「夢で逢えたら」。吉田美奈子のヴァージョンもいいのだけれど、やっぱりこの曲はシリア・ポールでなくちゃいけない。
April 30, 2018
Sensational Sweet (Chapter One: The Wild Bunch)
2017年の秋に「Sensational Sweet (Chapter One: The Wild Bunch)」なる箱モノが発売されたのはご存知だろうか(輸入盤だけど)。1971年の「Funny How Sweet Co-Co Can Be」から1978年の「Level Headed」までのオリジナルアルバムに加えてシングル音源集、1973年のレインボー・シアターのライヴ音源、BBC音源集など、CD9枚組。Sweet好きなら必携の箱だぞ。Sweetのアルバムは2016年にリマスター&紙ジャケで発売されたときに購入を見送ったんだが、この箱のお陰で初期の音源は存分に聴ける。嬉しい限りだ。“Sweetは大好きなんだが、ベスト盤くらいしかもってない”という同好の諸氏よ、この箱はお勧めだぞ。お値段もリーズナブルだ。
March 26, 2018
Montrose
昨年(2017年)、Montroseの「Montrose」と「Paper Money」がRhinoからリイシューされたのはご存知だろうか。双方とも、2017年リマスターのオリジナルアルバムと未発表ライヴ音源との2枚組だ。購入しておいたものの、“ハードロックの気分”じゃなかったので、しばらくそのままになっていたのだけれど、ようやくデータ化して、このところよく聴いている。オリジナルアルバムのリマスターはともかく、何と言ってもKSAN Radio Sessionの音源がいい。「Roll Over Beethoven」とか「Trouble」なんかもやってる。12分近い演奏時間の「Space Station #5」なんてのもある。それにしても、「Montrose」と「Paper Money」は日本で最初のCD化のときのディスクと、2011年のRhino盤と、今回と、それぞれ3枚あるぞ。
March 4, 2018
Emotional Tattoos / Premiata Forneria Marconi
昨年の秋に発売されたPFMのニューアルバムだ。年末に購入して、ときどき聴いている。これが、悪くない。悪くないのだよ。いや、なかなかいいと言ってもいい。PFMとは言っても、現在はマウロ・パガーニももちろんいないし、フラヴィオ・プレーモリもフランコ・ムッシーダもいない。「幻の映像」や「甦る世界」の頃のメンバーで残っているのはフランツ・ディ・チョッチョとパトリック・ジヴァスだけ。マウロ・パガーニのバイオリンとフルート、フラヴィオ・プレーモリのシンセが好きだった立場としては複雑なんだが、でも、この新作、いいのだよ。もちろん、“あの頃”のような尖った音楽ではなくて、安定していてゆったりと聴ける音楽だというのは時代性なんだろう。でも、いいのだよ。同好の諸氏よ。聴いてみる価値はあるぞ。アルバムはEnglish versionとItalian versionの2枚組。English versionをPCに取り込んだ後、Italian versionも取り込もうとしたら、「すでに取り込み済み」的に取り込めず、ちょっと苦労した。それはさておき、English versionとItalian version、両方それぞれいいが、個人的にはItalian versionの方が好みかな。
February 6, 2018
Starcrawler
昨年発売されたStarcrawlerのデビューアルバムがいい。Starcrawlerは4人組のバンドで、2015年にLAで結成されたそうだ。紅一点のアロウ・デ・ワイルドは、あのオータム・デ・ワイルドの娘らしい。エルトン・ジョンやマイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイが彼らを絶賛しているとかと、いろいろとかまびすしいが、それはともかく、とにかく彼らのヴォーカルと演奏の魅力はすごい。ロックン・ロールの根源的な初期衝動を持ちつつも、ドラマティックな演出性も感じさせて引き込まれる。比較対象にパティ・スミスやストゥージスの名が挙げられたりもするが、無理のないところか。確かに、アロウの歌声はちょっとパティ・スミスを彷彿とさせるところもある。カリスマ性を持った歌声だ。楽曲の演奏時間が短いのもいい。いちばん長い曲でも4分くらいだ。冒頭の「Train」は1分半に満たない。この「Train」のイントロ、久しぶりに興奮したぞ。
January 8, 2018