幻想音楽夜話
Picks Log
ちょっと気になっている音楽やアーティストについて、あるいは気になった音楽シーンの話題について、「幻想音楽夜話」のトップページの「Picks」欄に短いコメントで気ままに記しています。このページはその「Picks」欄の過去ログです。「Picks」欄の過去ログは年毎にまとめてあります。メニューから表示ページを選択して下さい。最新のものは「幻想音楽夜話」トップページでどうぞ。
2022年個人的「今年のアルバム10選」
今年も個人的な一年の総括をやってみる。昨年同様、“今年発表されたアルバムの中から”個人的に気に入ってよく聴いたアルバムを10枚、選んでみたい。順番はほぼ発表(CD発売、配信開始等)順、順位ではない。

「One Night In Nashville / Poco」
「visions / milet」
「大人幻想 / 阿佐ヶ谷ロマンティクス」
「Rock Believer / Scorpions」
「ユーミンをめぐる物語 / JUJU」
「SOFTLY / 山下達郎」
「In The Country / Richie Furay」
「Creedence Clearwater Revival Live At The Royal Albert Hall」
「ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜 / 松任谷由実」
『Pink Floyd 1972 Live』

今年もほぼSpotifyだけで音楽を聴いていた。CDを購入したのは「SOFTLY / 山下達郎」だけだ。いろいろな音楽を手軽に聴きたい派なので、Spotifyのようなサブスクはうってつけなのだ。いろんなプレイリストを作って遊ぶのも楽しい。昔、ドライヴ用のカセットを作っていた感覚に似ている。あの時代は収録時間を考えつつ、LPレコードをとっかえひっかえしながらカセットにダビングしていた。あの頃に比べれば収録時間(すなわち曲数)の制約も無いし、選曲も手軽だ。お陰で素敵なドライヴ用BGMができて楽しんでいる。個人的には利用料金をもう少し上げてアーティスト側への還元率を高くしてもらってもかまわない。月平均何千円かでCDを購入していた頃を思えば安いものだ。

さて、“今年のアルバム”の話だ。印象に残っている作品と言えば「大人幻想 / 阿佐ヶ谷ロマンティクス」とか「In The Country / Richie Furay」、「Creedence Clearwater Revival Live At The Royal Albert Hall」辺りか。「In The Country / Richie Furay」は本当に素敵なアルバムだった。「 The Pen Friend Club / The Pen Friend Club」も良かったが、残念ながら次点にさせていただく。上記リストの最後、『Pink Floyd 1972 Live』は特定のアルバムではなく、暮れになって大量に配信された1972年のライヴ音源集全体として挙げておきたい。今年の白眉はなんと言ってもこれだ。お陰でPink Floyd三昧の年末だ。皆さん、良いお年を。来年もたくさん音楽を聴こう。
December 28, 2022
Pink Floyd のライヴ音源集大量公開
ピンク・フロイドの1972年に録音されたライヴ音源が大量にストリーミング配信されている。どれも1972年1月23日から1972年12月9日までに録音されたものだ。どうやらEUの著作権法絡みで、今年のうちに公開しておかなくてはマズいということらしい。期間限定配信という可能性も高いので、今のうちに聴いておけ。
December 20, 2022
キム・シモンズを悼む
サヴォイ・ブラウンのキム・シモンズが13日に亡くなった。75歳だった。癌だったそうだ。サヴォイ・ブラウンは商業的にはあまり成功したとは言えないバンドだが、個人的には大好きなバンドのひとつだ。キム・シモンズのギター・プレイが大好きだった。心からご冥福をお祈りします。
December 19, 2022
クリスティン・マクヴィーを悼む
フリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーが11月30日、ロンドンの病院で亡くなった。フリートウッド・マックの音楽は大好きだった。スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムが加入してからの音楽も大好きだが、どちらかと言えばそれ以前のフリートウッド・マックはさらに好きだ。チキン・シャックももちろん好きだ。今夜は彼女を偲んでフリートウッド・マックを聴こう。心からご冥福をお祈りします。
December 2, 2022
ダン・マッカファーティーを悼む
ナザレスのオリジナルメンバーで、リードシンガーだったダン・マッカファーティーが8日、亡くなった。享年76。ナザレスと言えば個人的には「Rampant」とか「Hair of the Dog」が大好きだった。特に「Rampant」に収録されていた「Shape of Things」(ヤードバーズのカヴァー)がすごく好きだった。今夜は彼を偲んでナザレスを聴こう。心からご冥福をお祈りします。
November 10, 2022
ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜 / 松任谷由実
当然のことながら、ユーミンの50周年記念ベストアルバムを聴いている。もう50年も経ったのか、と思いながら感慨ひとしおである。それにしても改めて聴いてみても名曲ばかりで驚く。今回のベストアルバム、個人的には「潮風にちぎれて」が入っていたので嬉しいが、「入り江の午後三時」が入っていないのでちょっと不満(笑)。
October 23, 2022
Creedence Clearwater Revival Live At The Royal Albert Hall
今、車の中で繰り返し聞いているのがCCRの「Live At The Royal Albert Hall」、1970年4月14日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたコンサートの完全収録盤だ。当時の空気感というか、時代感覚を封じ込めた素晴らしい演奏が聴ける。やっぱり1970年前後のロックミュージックは大好きだ。
October 8, 2022
Beyond The Railroad / The Pen Friend Club
The Pen Friend Clubのニューアルバムから「The Sun Is Up」に続いて「Beyond The Railroad」も配信開始だ。これも1970年頃のロックの匂いがいっぱいでかっこいいぞ。ニューアルバムが楽しみだ。
August 21, 2022
オリビア・ニュートン・ジョンを悼む
オリビア・ニュートン・ジョンが8月8日、亡くなった。30年以上も乳がんとの闘いが続いた末のことだった。享年73。70年代のオリビア・ニュートン・ジョンの数々のヒット曲が大好きだ。一番好きなのはデビューした頃の、カントリーテイストの漂う楽曲だ。いろいろと取り沙汰されたが、あの頃のオリビアが大好きだ。今夜は彼女を偲んで「If You Love Me, Let Me Know」を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
August 10, 2022
ジュディス・ダーラムを悼む
ザ・シーカーズのシンガーだったジュディス・ダーラムが8月5日に亡くなった。気管支拡張症が死因だという。享年79。ジュディス・ダーラムの歌声が大好きだ。「ジョージー・ガール」はもちろんだが、他のシーカーズの楽曲も大好きで、今でもよく聴く。今夜は彼女を偲んでシーカーズを聴こう。心からご冥福をお祈りします。
August 8, 2022
The Pen Friend Club / The Pen Friend Club
The Pen Friend Clubのニューアルバムが9月7日に発売だそうだ。タイトルはシンプルに「The Pen Friend Club」のようだ。8枚目のフルアルバムにしてセルフタイトルというのも、往年のバンドを思い起こさせて楽しいぞ。今回のアルバムはすべてオリジナル曲になるようだが、先行シングルの「The Sun Is Up」がすでに公開されていて、Spotifyでも配信されている。デビュー時からビーチボーイズ&フィル・スペクター周辺の音楽をカバーして、オリジナル曲もその辺りの雰囲気だったのだが、今回はサイケデリックのサンフランシスコなのだな。ジェファーソン・エアプレイン風でかっこいいぞ。
August 7, 2022
Don’t Poy Me! / ℃-want you!
気付かないうちに℃-want you!がSpotifyに載っていたので、喜び勇んで「Don’t Poy Me!」をヘビロテで聴いている。車の中で、何度も何度もこればっかり(笑)。
July 27, 2022
In The Country / Richie Furay
リッチー・フューレイは1944年5月生まれだから、今年で78歳だ。しかし今でも現役。新作では新旧のカントリー・ソングを取り上げている。ジョン・デンバーの「Take Me Home, Country Roads」やガース・ブルックスの「The River」などなど、どれも聴き応えがあって素晴らしい。カントリーロック好き、ウエストコーストサウンド好きなら必聴のアルバムだ。Spotifyではボーナストラックに「 Pickin' Up The Pieces」も収録されたデラックスエディションが聴けるぞ。
July 22, 2022
SOFTLY / 山下達郎
山下達郎の11年ぶりのニュー・アルバムだ。すでに発表済みの楽曲も多く含まれているからということもあるが、安定感というか、大いなるマンネリというか、特に新鮮な驚きは無いが、安心して聴いていられる。“音楽”としてのクオリティが遙かな高みにあるのに自然に耳に馴染んでしまうのがすごいところだ。
June 24, 2022
ジム・シールズを悼む
Seals and Crofts の Jim Seals が6月6日に亡くなった。享年80。Seals and Crofts と言えば「Summer Breeze」や「Diamond Girl」が代名詞のように語られる代表曲だ。それらの曲ももちろんだが、彼らの音楽すべてが大好きだ。Jim Seals を偲んで久しぶりに「Summer Breeze」を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
June 9, 2022
Amos Garrett
最近は70年代周辺のアメリカン・ミュージックをよく聴いている。このところのお気に入りは Amos Garrett だ。Amos Garrett をご存じない方のためにちょっとだけ説明しておくと、 Maria Muldaur の「Midnight at the Oasis」で素晴らしい演奏を聴かせる、あのギタリストだ。数々のセッションで有名なミュージシャンだが、80年代になってリーダー作も発表している。リーダー作では Amos Garrett 自身が歌っている。なかなか味のある歌声だぞ。もちろんギターは最高。
June 7, 2022
Live At The El Mocambo / The Rolling Stones
1977年3月、トロントのエル・モカンボで行われたシークレット・ギグの音源、全曲を収録したものだ。最近、これをよく聴いている。正直に言えば日常的には積極的にストーンズを聴くことはあまりないのだが、聴けば聴いたで「やっぱ、いいよな」と思ってしまう。基本的にロックン・ロール好きだし。
June 4, 2022
アラン・ホワイトを悼む
訃報が続く。アラン・ホワイトが亡くなった。享年72。アラン・ホワイトについては説明の必要はあるまい。個人的にも、アラン・ホワイトこそがイエスのドラマーだ。彼を偲んで「危機」を、「海洋地形学の物語」を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
May 27, 2022
ヴァンゲリスを悼む
ヴァンゲリスが亡くなった。パリの病院で現地時間5月17日、心不全だそうだ。享年79。ヴァンゲリスと言えば、一般には「炎のランナー」だと思うが、個人的にはアフロディティス・チャイルドのオリジナル・メンバーとしてのヴァンゲリスだ。彼を偲んで、アフロディティス・チャイルドの「エーゲ海」を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
May 23, 2022
「ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック」
映画「ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック」を観てきた。かつてのウエスト・コースト・ロック(ウエスト・コースト・サウンド)の好きな人なら観ておくべき映画だろうということは確かだ。バーズとバッファロー・スプリングフィールドに焦点を当て、そこからCSN&Yへ移行していく辺りにジョニ・ミッチェルを絡め、ママス&パパスやラヴ、ドアーズのエピソードを添えながら、やがてジャクソン・ブラウン、グレン・フライ、リンダ・ロンシュタット辺りのイーグルス人脈のシーンへ移っていく。1960年代後期から1970年代初期のローレル・キャニオンに焦点を当てているわけだが、当時のウエスト・コーストの音楽シーンの全体を俯瞰できる内容になっているかと言えば、そうでもない。まぁ、残されている映像資料や、権利関係などの難しさもあるだろうし、そもそも2時間の映画では無理だろう。「オルタモントの悲劇」のエピソードも取り上げられていたが、シーンの転換点としてやはり重要なんだろうな。バーズの結成から始まった映画がどこに着地するのだろうと思って観ていたが、そこか。ま、確かに象徴的ではある。どこかは、観てのお楽しみ。
May 17, 2022
クラウス・シュルツェを悼む
クラウス・シュルツェが4月26日に亡くなった。享年74。タンジェリン・ドリームやアシュ・ラ・テンペルも好きだが、やはり「Irrlicht」の衝撃は忘れられない。久しぶりに彼の作品を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
May 2, 2022
ユーミンをめぐる物語 / JUJU
JUJUによるユーミン楽曲のカヴァー集だ。と簡単に言い切れない、松任谷正隆&由実夫妻の“きもいり”、具体的には夫妻の共同プロデュース&新曲書き下ろしによるカヴァー集だ。当然のことながら聴き応え充分だ(もちろん、JUJUというシンガーの声や歌唱が苦手な人は、“ユーミンの楽曲が好き”というだけではあまり楽しめないと思う。まず、JUJUの声や歌唱が好きだという前提が必要だろう)。ありがちな“企画モノ”とは違い、選曲も一味違う。「卒業写真」や「守ってあげたい」、「ひこうき雲」などの有名曲も含まれているが、「影になって」とか「TYPHOON」とか「街角のペシミスト」とかも選ばれているのが、JUJUらしいのかもしれない(知らんけど)。何しろ松任谷正隆&由実夫妻の共同プロデュース、アレンジも凝っているぞ。どの曲も新たな表情が与えられて生まれ変わっていると言っていい。「卒業写真」などはユーミン自身のヴァージョンとも、ハイファイセットのヴァージョンとも違う味わいになっていて聞き惚れる。「守ってあげたい」もそうだ。期せずして原田知世も新作「fruitful days」で「守ってあげたい」をまた唄っているが、それぞれに表情が違うのが興味深いところだ。JUJUのヴァージョンもいいぞ。「ひこうき雲」に至っては、こんな解釈があったのか、と思うようなJUJUの歌唱だ。引き込まれた。ただひとつ、「DESTINY」だけは個人的にアレンジが好きになれない。ユーミンによる原曲の、あの疾走感のある、どこか“急き立てられる”ような印象のアレンジが大好きなので、今回のJUJUヴァージョンは「う〜ん」だ。気に入った人もいると思うから、あくまで個人的な好みなので気にしないで欲しい。
April 7, 2022
Protocol V / Simon Phillips
サイモン・フィリップスのソロプロジェクト「プロトコル」シリーズの第5弾だ。アーネスト・ティブス (b)、オトマロ・ルイーズ (key)、ジェイコブ・セスニー (sax)、アレックス・シル (g)というラインナップで録音されている。ジェフ・ベックやジューダス・プリーストに始まってサイモン・フィリップスの参加作品はこれまでいくつも聴いてきたが、ソロ作品はあまり積極的に聴いてこなかった。何となくハード・フュージョン系の音楽から遠ざかっていたからなんだが、この「Protocol V」を聴いてみたら忘れていた血が騒いだ。久しぶりにハード・フュージョン系の音楽をのめり込むように聴いた。凄いぞ。
March 10, 2022
Rock Believer / Scorpions
スコーピオンズもデビューから50年。これが19枚目のスタジオアルバムだそうだ。新鮮味はないが、その分、安心して聴いていられる。クラウス・マイネもルドルフ・シェンカーも元気で何よりだ。年をとってもハード・ロックだぜ。
March 4, 2022
ゲイリー・ブルッカーを悼む
ゲイリー・ブルッカーが2月19日に亡くなった。癌だったそうだ。享年76。ゲイリー・ブルッカーと言えばプロコル・ハルムだ。プロコル・ハルムの音楽が大好きだ。「青い影」も、その後のプロコル・ハルムも、1970年代に入ってからのプロコル・ハルムも、どれも大好きだ。2000年代になってからのアルバムも素晴らしかった。また一人、偉大なミュージシャンが去った。彼を偲んで「青い影」を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
February 25, 2022
The Quest / Yes
昨年の秋にリリースされたイエスの新作「The Quest」を今頃になって聴いている。22作目、7年ぶりのスタジオ新作アルバムだそうだが、“今のイエスってどうなのよ、クリス・スクワイアもいないし”と思ってあまり積極的には聴こうと思わずにいたわけだ。でも聴いてみるとけっこういいのね。“イエスの音楽はこうあるべき”というのを、今のメンバーがよくわかってて作ってるという気がする。
February 20, 2022
イアン・マクドナルドを悼む
(取り上げるのが遅くなってしまったが)イアン・マクドナルドが2月9日にニューヨークの自宅で亡くなった。75歳だった。イアン・マクドナルドについては、(少なくともこのサイトをご覧になっている方には)説明する必要はあるまい。素晴らしいミュージシャンだった。また一人、時代を築いた音楽家が去った。彼を偲んで「クリムソン・キングの宮殿」を聴こう。心からご冥福をお祈りします。
February 16, 2022
大人幻想 / 阿佐ヶ谷ロマンティクス
阿佐ヶ谷ロマンティクスに激ハマり中だ。阿佐ヶ谷姉妹ではないぞ。阿佐ヶ谷ロマンティクスだ。5人組のバンドで、2014年に結成、2015年に「春は遠く夕焼けに」をリリース、2017年にファーストアルバム「街の色」を、2018年にはセカンドアルバムの「灯がともる頃には」をリリース、その年の夏にはフジロックで演奏、2019年にシングル「独り言」をリリース、今年になってサードアルバムの「大人幻想」がリリースされている。個人的にはこれまでまったくその存在を知らず、「大人幻想」のリリースに伴って「独り言」がFMで流れるようになってようやく知った。で、「大人幻想」を聴いて、ファーストアルバムとセカンドアルバムも聴いてみて、阿佐ヶ谷ロマンティクスに激ハマり中というわけだ。阿佐ヶ谷ロマンティクスの音楽の特徴についてはあちこちでいろいろ形容されているけれども、まぁ、どれもある意味当たっている。1970年代以降のAOR系、フュージョン系の音楽や日本のシティ・ポップ系の音楽を知っている人なら、どことなく既視感を覚える音楽だ。既視感とは言っても、“どこかで聴いたことがあるような”とか元ネタがバレバレといった安直なものではなくて、先人たちの音楽の魅力のエッセンスをきちんと理解して消化して取り込んでいる印象だ。懐かしさもあるけれども、きちんと“新しい”。彼らの音楽の魅力は、何と言ってもしっかりとしたバンドアンサンブルを聴かせていながら各楽器がそれぞれに“唄って”いることだ。ギターやキーボードはもちろん、ドラムでさえも情感豊かに唄っている。それぞれの楽器の響きに引き込まれてしまう。ヴォーカルを務める有坂朋恵の歌唱は特筆するほど技術的に優れているわけではないが、歌唱法も声質も彼らの音楽に似合っていて素敵だ。高音のファルセットで少し弱いが、その弱さもかえって魅力だろう。その歌唱は往年の吉田美奈子を彷彿とさせるというと誉めすぎか。楽曲の世界観もいい。今のままでも充分に魅力的だが、バンドアンサンブルとソロ演奏のバランスや、楽曲の魅力がさらに増せば無敵。期待してる。
February 13, 2022
visions / milet
miletのニューアルバムがリリースされたので早速聴いている。miletのデビューは個人的にちょっと衝撃だった。ようやくのセカンドアルバムだ。何と言っても彼女の声と歌唱が大好きだ(ついでに言えば顔も好きだ)。彼女の歌声は「唄」というより、楽器と同列の音楽的要素として成立していると思っている。以前、NHKの「クラシックTV」に出演していた時だったか、歌詞を書くときは言葉の響きの印象を大切にしているといったことを語っていて、なるほどなと思った覚えがある。しばらく繰り返し聴くことになりそうだ。
February 3, 2022
One Night In Nashville / Poco
2004年、テネシー州ナッシュヴィルのベルコートシアターで行われたPocoのライヴ音源を収録したアルバムが発売されている。残念ながら国内盤CDは発売されていないが、輸入盤や配信で聴ける。早速、車の中で繰り返し聴いている。有名曲揃いで、演奏もごきげんなバンドサウンドで素晴らしい。ステージにはジム・メッシーナもゲスト出演したようで、例の“パキパキギター”が聴けて、懐かしい限りだ。今更だが、Pocoには名曲が多いと再確認した。
January 23, 2022
ロニー・スペクターを悼む
今年最初の「Picks」が訃報になってしまった。ロニー・スペクターが1月12日に亡くなった。癌だったようだ。享年78。ロニー・スペクターと言えば、やはりロネッツだ。スペクターサウンドに包まれたロネッツの、ロニー・スペクターの歌声が大好きだ。今もときどき思い出したようにロネッツを聴くことがある。今夜は彼女を偲んでロネッツを聴こう。心からご冥福をお祈りします。
January 13, 2022