日南海岸散歩
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日南海岸風景海と緑の風景
梅ヶ浜

梅ヶ浜

国道220号線を南下して日南市街も近づいたあたり、国道は風田地区で海岸を離れ、長い直線を抜けて広渡川を渡る橋に差し掛かる。川を渡ると日南市街だ。川を渡ったところから左手へ、国道から逸れて海岸に沿って延びる道路がある。この道路に折れてゆくと、そこが梅ヶ浜だ。道路は梅ヶ浜を左に見ながらさらに延び、やがて大節鼻へと続く尾根を越えて油津港へと至っている。

梅ヶ浜は「日南海岸」の観光名所として語られることは少ないが、砂浜と磯辺の織りなす景観が美しく、昔から風光明媚な浜辺として知られてきた。特に砂浜の沖合いに浮かぶ奇岩群の表情はなかなか見応えがあり、自然の造り出す造形美に驚嘆するばかりだ。海岸を抜ける道路には駐車場も設けられ、傍らには「日南海岸国定公園」を示す案内柱が立っている。

梅ヶ浜
梅ヶ浜

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現在の梅ヶ浜は奇岩群の間にわずかな砂浜を残すだけだが、昔はもっと広い砂浜だったのだという。昭和初期にはこの砂浜で花火大会や「飛行大会」が行われたという。花火大会は見物に料金が必要だったというから少し驚く。「飛行大会」とはすなわち見物人を集めて飛行機による曲芸飛行などを行ったもので、民間による興行であったらしいが、いろいろと事故もあったようだ。それにしても、何とものどかな時代だったのだろうという気がする。

梅ヶ浜

広渡川河口のあたりは、いつの頃からか波乗りのポイントとして知られるようになり、波を待つサーファーの姿を見ることも多い。その付近に、道脇の崖下に祇園神社の赤い鳥居が建っている。鳥居の奧は崖に穿たれた洞窟が延び、その奧に龍神が祀られている。洞窟は暗く、何やら幽玄の雰囲気が漂い、不用意に立ち入るのが憚られるような気もする。

梅ヶ浜梅ヶ浜

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1935年(昭和10年)に油津を訪れた野口雨情は梅ヶ浜にも立ち寄っており、砂浜に立つ姿が写真で残っている。かつては油津を代表する風光明媚な観光地であったのだろうが、今ではあまり観光名所として知られているとは言えない。浜辺にはときおり地元の子どもたちの遊ぶ姿があるが、観光客らしい姿を見ることはほとんどない。駐車場はあっても商店などはなく、立ち寄るのに魅力的とは言えないのかもしれないが、その景観は「日南海岸」の景勝のひとつとして素晴らしく、ぜひとも国道から逸れて立ち寄って欲しいという気がする。

梅ヶ浜
梅ヶ浜

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INFOMATION
梅ヶ浜
【所】日南市油津
【問】日南市観光協会
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この近辺
油津堀川運河油津港[油津駅]
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ここから北へ
鵜戸神宮
ここから南へ
大堂津猪崎鼻大堂津海水浴場大堂津港
ここから西へ
飫肥飫肥城址竹香園
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このWEBページは「日南海岸散歩」内「日南海岸風景」カテゴリーのコンテンツです。
ページ内の写真は2002年夏に撮影したものです。本文は2009年6月に改稿しました。
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