川や湖沼、滝や渓流、湧水や疏水など、涼やかな水の風景、あるいは古い水利施設の遺構などを訪ねて散策記を記しています。散策気分でご覧頂いたり、お出かけの参考に、自由にお楽しみ下さい。「佳景探訪−水景散歩」は「佳景探訪」のテーマ別インデックスのひとつです。初めての方は「Copyright」ページをご一読頂くとよいでしょう。
岩手県遠野市は「遠野物語」で知られる土地柄だ。その象徴的存在が「カッパ淵」である。寺の横を流れる小川にカッパが棲むという。夏の暑さが残る九月の上旬、「カッパ淵」を訪ねた。
猪苗代湖は福島県のほぼ中央に位置する湖で、日本で四番目の面積を誇る。北は磐梯山が聳え、それらが織り成す風景は福島県の象徴とも言えるものだ。残暑の九月上旬、猪苗代湖を訪ねた。
福島県会津若松市、市街中心部の東側に飯盛山という観光名所がある。白虎隊自決の地として知られ、国指定重要文化財の「さざえ堂」も人気を集める。暑さの残る九月上旬、飯盛山を訪ねた。
福島県下郷町に「塔のへつり」と呼ばれる観光名所がある。河川の浸食を受けた断崖が、その形状からその名で呼ばれるようになったもので、天然記念物に指定されている。残暑の九月上旬、「塔のへつり」を訪ねた。
茨城県大子町の「袋田の滝」は日本三名瀑のひとつと謳われる。岩肌を四段に落ちる滝の姿は迫力に満ちて美しく、茨城の名所のひとつに数えられる。残暑の続く九月半ば、袋田の滝を訪ねた。
群馬県沼田市に「吹割の滝」の名で知られる名瀑がある。河床の割れ目に水が流れ落ちる様は一般的な滝とな異なり、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる。新緑萌える五月の末、「吹割の滝」を訪ねた。
群馬県高崎市の北部、榛名山の頂上部に榛名湖という湖がある。かつて竹久夢二がアトリエを構え、冬はワカサギ釣りの名所としても知られる。初秋の青空の下、榛名湖を訪ねた。
埼玉県毛呂山町の南西部、山々に囲まれて鎌北湖という湖がある。農業用貯水池として造られた人造湖である。緑濃い景観が美しく、身近な行楽地として親しまれている。夏の終わりの八月の末、鎌北湖を訪ねた。
埼玉県飯能市中心部の西方、「飯能河原」の名で呼ばれる河原がある。入間川の蛇行部分に生じた広い河原で、川遊びやバーベキューを楽しむ人たちで賑わう行楽地だ。梅雨の晴れ間の六月半ば、飯能河原を訪ねた。
埼玉県嵐山町の南西部に「嵐山渓谷」という景勝地がある。槻川の流れが大きく蛇行を描き、緑の山々の中に美しい景観を見せる。嵐山町の名の由来にもなった渓谷だ。新緑の五月、嵐山渓谷を訪ねた。
埼玉県嵐山町の南部を流れる槻川に「遠山甌穴」と呼ばれる見事な甌穴がある。堅い岩盤に深く穴を穿つ自然の営みには驚くばかりだ。新緑眩しい五月の初め、遠山甌穴を訪ねた。
千葉県習志野市の谷津干潟は東京湾に残された貴重な干潟としてよく知られている。多くの生き物が生息し、渡り鳥の中継地としても重要な干潟だという。風薫る五月の下旬、谷津干潟を訪ねた。
東京都墨田区の北部、東武スカイツリーラインに鐘ヶ淵という駅がある。周辺は墨田区墨田の町、昔ながらの町並みが広がる。西には隅田川も近い。新緑も眩しい四月の末、鐘ヶ淵周辺の町を訪ねた。
東京都国分寺市、国分寺駅の南東側に崖線の立地と湧水を巧みに活かした庭園がある。殿ヶ谷戸庭園という。大正初期、江口定條の別荘として整備されたものという。藤の咲く五月の初め、殿ヶ谷戸庭園を訪ねた。
東京都国分寺市の南部、国分寺崖線からの湧水を集めた池がある。「真姿の池」という。付近は湧水の多いところで、「真姿の池湧水群」の名で知られる。また湧水の流れに沿って散策路も整備され、「お鷹の道」と呼ばれている。新緑眩しい四月の下旬、「お鷹の道」と「真姿の池湧水群」を訪ねた。
東京都国立市南西部の多摩川に近い辺り、青柳崖線下に「ママ下湧水」と呼ばれる湧水がある。周囲には田畑も残り、長閑な農風景を見ることができる。風薫る五月の初め、「ママ下湧水」を訪ねた。
東京都昭島市の西端、多摩川の河岸に「水鳥公園」という昭島市立の公園がある。広場があるだけの小さな公園だが、多摩川の河岸という立地がよく、堤防道を辿っての散策も楽しい。夏の盛りの八月初め、水鳥公園を訪ねた。
東東京都羽村市、羽村駅東口の近くの五ノ神社境内に「まいまいず井戸」と呼ばれる井戸がある。すり鉢状に掘られた穴の底に井戸を設けたもので、中世の頃に築かれたものという。夏の暑さも退いた九月の半ば、「五ノ神まいまいず井戸」を訪ねた。
東京都羽村市、多摩川に設けられた羽村堰は玉川上水の取水堰だ。堰の横手には園地が設けられ、堰や多摩川の眺めを楽しみながら過ごすことができる。夏の訪れを感じる七月初旬、羽村堰を訪ねた。
東京都あきる野市、秋川駅の北東、平井川の河畔に草花公園という公園がある。市民球場やプールが設置された公園だが、小さいながらも広場があり、平井川の河畔という立地で散策も楽しい。夏の盛りの八月初め、草花公園を訪ねた。
東京都あきる野市の西部、秋川の流れが造る渓流美は秋川渓谷として知られ、バーベキューを楽しむ行楽客も多いところだ。木々の緑も濃くなった六月初め、秋川渓谷十里木の辺りを訪ねた。
東京都檜原村、役場のある村の中心部からそれほど遠くない場所に「払沢の滝」という滝がある。「日本の滝百選」にも選ばれている名瀑で、夏になると涼を求めて訪れる人が少なくない。「払沢の滝」を訪ねた。
東京都檜原村の北部、北浅川の支流神戸川に神戸岩と呼ばれる峡谷がある。高い断崖に挟まれた細い谷を、幾重もの滝を成して川が流れてゆく。山々の木々が紅葉に染まる十一月中旬、神戸岩を訪ねた。
東京都青梅市新町の西部、大井戸公園の中に「青梅新町の大井戸」と呼ばれる「まいまいず井戸」が残っている。この形状の井戸としては日本有数の規模という。秋の気配が漂う九月の半ば、「青梅新町の大井戸」を訪ねた。
東京都青梅市、青梅駅の南方、多摩川の右岸に「釜の淵公園」という公園がある。大きく蛇行する多摩川の岸辺に造られた公園で、夏は川遊びの人たちで賑わう。夏の盛りの七月下旬、釜の淵公園を訪ねた。
神奈川県厚木市中心部近くの相模川河川敷に「相模川ローズガーデン」というバラ園が整備されている。河川敷の開放感の中で楽しむバラはひときわ魅力的だ。バラが盛りの五月中旬、「相模川ローズガーデン」を訪ねた。
山梨
山梨県山中湖村の中央部には村の名にもなった山中湖が横たわっている。山中湖は富士山を間近に望む観光地として広く知られ、夏の避暑地としても人気を集める。夏の盛りの八月初め、山中湖を訪ねた。
山梨県忍野村、富士山の雪解け水が長い年月をかけて地中で濾過され、美しい湧水となって池を成している。忍野八海である。忍野八海は富士山周辺の名所として広く知られ、訪れる観光客も多い。夏の盛りの八月初め、忍野八海を訪ねた。
本栖湖は富士五湖の中で最も西にある湖だ。湖畔は山梨県富士河口湖町から身延町に跨いでいる。西岸からは湖越しに富士山を望み、紙幣に描かれた風景として知られる。風薫る五月の初め、本栖湖を訪ねた。
山梨県甲府市の昇仙峡は国の特別名勝にも指定された有名な景勝地だ。仙娥滝や覚円峰などの景勝が点在し、その渓谷美は日本一とも謳われる。渓谷が新緑に覆われた五月の初め、昇仙峡を訪ねた。
静岡県伊豆市、有名な天城峠のすぐ北側に浄蓮の滝という滝がある。日本の滝百選にも選ばれた名瀑であり、歌の歌詞にも使われてよく知られている。浄蓮の滝を訪ねた。
静岡県浜松市、浜名湖北東部に大草山という山がある。山頂には「浜名湖オルゴールミュージアム」が建ち、浜名湖の観光スポットとして人気を集める。夏の暑さの残る九月半ば、浜名湖オルゴールミュージアムを訪ねた。
長野県白馬村、白馬岩岳はよく知られたスキー場だ。冬には多くのスキー客を集めて賑わうが、雪のない季節はひっそりと静かな佇まいだ。旅館などの建ち並ぶ集落には小川が流れ、「せせらぎの里」と謳われている。白馬に秋の気配が漂い始めた九月の初め、岩岳の「せせらぎの里」を訪ねた。
長野県安曇野市は観光地として人気の高いところだ。その中でも特に多くの観光客を集めるのが「大王わさび農場」だ。安曇野の原風景を残す農場内は散策も楽しく、四季折々に美しい風景を楽しむことができる。秋の訪れを感じる九月の初旬、大王わさび農場を訪ねた。
長野県安曇野市は「湧水の郷」と謳われる。北アルプスの雪解け水が伏流水となって安曇野に湧き出し、特産品のわさびを育む。これらは「安曇野わさび田湧水群」として「名水百選」にも選定されている。晴天に恵まれた九月初旬、「安曇野わさび田湧水群」の象徴的存在である「憩いの池」を訪ねた。
長野県安曇野市の平地部を貫くように、総延長15kmにも及ぶ用水路が流れている。拾ケ堰と呼ばれる水路で、江戸時代末期に農地の灌漑用に開削されたものという。晴天に恵まれた九月上旬、拾ケ堰を訪ねた。
長野県松本市の中心市街には数多くの湧水がある。松本城周辺の丸の内の町にもいくつかの湧水が点在しており、それらを巡る散策も楽しい。夏の暑さの残る九月上旬、松本市丸の内の町を訪ねた。
石川県輪島市の東端、珠洲市との市境が近い辺り、大きな穴の開いた「窓岩」などの奇岩群が独特の景観を見せる海岸がある。「曽々木海岸」といい、国の名勝、天然記念物にも指定されている。夏の暑さが残る九月の初旬、曽々木海岸を訪ねた。
宮崎県宮崎市の中心市街近く、大淀川河岸に橘公園が設けられている。色鮮やかなテント「ロンブル」とフェニックスの樹影が織り成す風景は宮崎を象徴するものだ。強い日差しが降り注ぐ夏の日、橘公園を訪ねた。
宮崎県都城市の西端部に「関之尾滝」という名瀑がある。日本の滝100選のひとつである。上流部には国指定天然記念物の甌穴群もあり、見応えのある景勝地だ。夏の盛りの八月半ば、関之尾滝を訪ねた。
鹿児島県曽於市の北端部に「三連轟(さんれんとどろ)」という滝がある。溝ノ口川の流れが加久藤カルデラ火砕流による溶結凝灰岩の岩盤を抉って造られた滝だ。夏の盛りの八月中旬、三連轟を訪ねた。
鹿児島県曽於市の最北部に「桐原の滝」という滝がある。幅40m、高さ12mの美しい滝は、加久藤カルデラの噴火による溶結凝灰岩の岩盤を溝ノ口川が抉ってできた。夏の盛りの八月半ば、桐原の滝を訪ねた。
鹿児島県錦江町の北西部、錦江湾に注ぐ神ノ川に神川大滝という滝がある。高さ25m、幅30mという規模は大隅半島最大級という。夏の盛りの七月末、神川大滝を訪ねた。
鹿児島県姶良市を流れる網掛川に金山橋という美しい石橋が架かっている。明治初期に架橋されたものという。上流側には板井手の滝という美しい滝もある。暑さの盛りの八月上旬、金山橋を訪ねた。
鹿児島県姶良市の東部を流れる網掛川に龍門滝という名瀑がある。古くから景勝地として知られ、日本の滝百選にも選定されている。暑さの盛りの八月上旬、龍門滝を訪ねた。
鹿児島県姶良市の東部に郷田滝という滝がある。加治木八景のひとつに数えられる名瀑だ。県道55号沿いの展望所から見ることができる。暑さの盛りの八月半ば、郷田滝を訪ねた。